みんなのシネマレビュー
十三人の刺客(2010) - Сакурай Тосиоさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 十三人の刺客(2010)
レビュワー Сакурай Тосиоさん
点数 3点
投稿日時 2023-08-14 23:46:29
変更日時 2023-08-14 23:46:29
レビュー内容
作品のテーマとしてはおそらく封建社会や武士道の矛盾や欺瞞を暴くことを目指しているのでしょうが、結局は稲垣吾郎演ずる殿様の頭がおかしいだけで侍たちを含めた他の人間をその犠牲者以上のものとして描けているようには思えません。劇中の台詞にもあったように下が支えなければ上は成り立たないですから、その共犯関係をちゃんと描かなければ社会風刺としては不十分でしょう。伊勢谷友介演ずる山の民がもうちょっと侍社会を相対化する視座として機能すれば良かったのですが、それもコメディリリーフ程度の存在で終わってしまっています。映画としての最大の欠点は登場人物の人となりからその心情、戦略に至るまでとにかく一から十までご丁寧に全部台詞で説明してしまっているところです。一応本格時代劇の体裁を整えるよう努力はしていますが、やはりこれは当時のテレビ局製作の日本映画の限界が見えてしまっていると言わざるを得ません。そんな中松方弘樹だけはその人物像がろくに説明されないにも関わらず立ち振る舞いや顔つき、台詞の発声だけでこの人は何か違うと思わせる異様な迫力を漂わせています。何をやらせても様になっており若い頃に自分がどう動けばカメラに一番カッコよく映るか相当訓練されたんでしょうね。この映画が存在する一番の価値は松方弘樹の殺陣をある程度まともな一本の作品の中で後世に残したことでしょう。
Сакурай Тосио さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-11-05キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン57.09点
2023-11-04天国にちがいない55.00点
2023-11-03セリ・ノワール55.00点
2023-11-02野獣死すべし(1980/イタリア)55.00点
2023-11-01マラソン マン35.83点
2023-10-31ガザの美容室55.33点
2023-10-30ザ・ハント(2020)46.66点
2023-10-29切腹78.33点
2023-10-28聖地には蜘蛛が巣を張る66.33点
2023-10-27ALWAYS 三丁目の夕日77.15点
十三人の刺客(2010)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS