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タイトル名 |
ウィッカーマン(1973) |
レビュワー |
そくらてつこさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2025-03-07 23:21:18 |
変更日時 |
2025-03-07 23:21:18 |
レビュー内容 |
『ウィッカーマン』は、1973年公開のイギリス製ホラー映画。 一度観たらその衝撃が忘れられない、まさにカルト映画だ。
公開当初は批評家や商業的に苦戦するも、1980年代以降カルト映画として再評価された作品。 結果、ガーディアン紙などがホラー映画のベストリストに選出するなど、後世に多大な影響を与える作品となった。 2019年の映画『ミッドサマー』は本作からの影響を受けており、類似したテーマや演出が見られるのはそのため。
物語は、孤島に住む集団が繰り広げる異教的な儀式と、厳格なキリスト教徒の警官が巻き込まれる展開。 島の閉ざされた空気感、古代の信仰と儀式の不気味さが際立っていて、当時の地域社会の独特なムードが色濃く表れてる。
いま観ると現代の洗練された娯楽と比べ、どうも時代遅れに感じるかもしれないので割り切りが必要。 エンタメとして楽しみたかったら2006、ニコラスケイジ版ウィッカーマンを見るべきだろう。
現代的な楽しさには欠けるものの、閉鎖された集団の異様な世界観と、そこに漂う神秘的な空気は評価できる。
ただし、二度目の鑑賞はほぼ無理というのが正直なところ。 だからネタバレ厳禁のレビュー記事が望ましい。
カルト文化の発掘のために鑑賞するなら7点だが 映画的な出来としては過去の映画に対しての尊重を込めて5点というところか。 |
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