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タイトル名 |
ハリー・ポッターと賢者の石 |
レビュワー |
えっくすさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2002-01-01 20:39:10 |
変更日時 |
2002-01-01 20:39:10 |
レビュー内容 |
原作ファンなら+1点の8点で。私は原作(日本語のみですが)を読んで、ファンになったので今回の映画を観たのですが、原作を知っている者としても不満が残った点がいくつかありました。1、カットシーンが多すぎること。2、シーン自体はあるのに名ゼリフに限ってたくさん抜けていること3、話の重要シーンに重点を置くのではなく、まんべんなく少しずつ映画に取り入れられていたこと4、事実関係や設定、2巻以降の伏線がカットされていることなどです。特に2番など、原作(日本語版)で大文字になっている物に限って綺麗サッパリ無くなっていたり…(汗)5秒ぐらい追加すれば十分なのにもったいなく感じられました。3番については分かりづらい書き方で申し訳ないのですが…。例えばスネイプ先生を悪役だと思い込ませるのは作品上重要な点ですが(だと私は思ったのですが…汗)、そこを大幅にカットしてまでノーバートを入れる必要があったのか、というようなことです。(ここでいう「ノーバートのシーン」は例えです。ドラゴンが出てくることでハリーの世界の雰囲気を出すことももちろん重要です。しかしどうせノーバートを出すなら、成獣になるところまで採用する、などメリハリをつけて欲しかったなぁ、と思うわけです)もちろん、2時間半にアレだけの話を全て収めるのは無理だと分かっているのですが、(だからこそというべきでしょうか)ファンとしては残念でした。以上の理由から、映画で初めてハリーを知る方には、作品の良さの「全てには」触れることができない…と思いました。監督のコロンバスさんもおっしゃっていますが、今回の映画は原作に忠実にすることが第一の目標だったそうです。それならば、無理をするぐらいなら、開き直って更に長時間の映画にするなり、前・中・後編に分けたりするなど、何らかの方法はなかったのでしょうか…(涙)しかし原作を知っている人にとっては、本の登場人物が動くわけですから、とても楽しく観ることができるのではないかと思いますvv実際に採用されているシーンについては雰囲気など、かなり忠実に作られていると思いますので個人的には原作からのカットさえなければほとんど文句なしといった感じでしょうか。始めは「イメージ違う!」と言うようなキャラが私もいましたが、スグに俳優さんの演技力のおかげで馴染むことができました!むしろほんの僅かな「原作と違う点」が面白く感じられるかもしれません。全体的に私が今回の映画に感じたイメージは「原作の挿画」という感じでした。ですから、原作を知らない方の多くは十分に楽しめないと思いますが、逆にいえば原作を読んだ方にはぜひ観て頂きたいと思います。ディレクターズカットが今から楽しみです♪ |
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