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タイトル名 |
ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版 |
レビュワー |
ひかりごけさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2002-01-29 01:18:55 |
変更日時 |
2002-01-29 01:18:55 |
レビュー内容 |
ロメロのゾンビ3部作のうち『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と『ゾンビ』は表裏一体の作品。前者は一軒屋に閉じ込められた主人公たちが、ゾンビから身を守りながら助けと夜明けを待つというものだったが・・・『ゾンビ』を見れば答がわかる。人間の集団はバラバラ、夜が明けても、世界のいたるところにゾンビがいる。『ナイト・・・』の主人公が抱いていた希望などどこにもありはしなかったのだ。本作の主人公は軍隊兵士で、弾薬もある、ゾンビの倒し方も熟知している、しかしふと疲れたときに、ガラス越しに見える生ける死者の群れに抱く絶望感、それが観客にダイレクトに伝わってくる。普段こういう映画を見ない人たちにも、この世紀末的な退廃感を感じてほしい。もちろん文句なしの満点。映画史上に残る大傑作です。 |
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