|
タイトル名 |
はつ恋(2000) |
レビュワー |
銀幕にウィンク・トトさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2002-03-15 22:46:38 |
変更日時 |
2002-03-15 22:46:38 |
レビュー内容 |
この作品は、見る側の年齢によって、視点というか、感情移入する登場人物が違ってくるね。僕は、真田広之がとってもよかった。もともとこの映画に限らず、一度人生の軌道から外れて、堕落した男が再生する。というものが好きで、その意味では、ジョディ・フォスターの「君がいた夏」や、友人の子供を預かることで、自分達の子供を失った悲しみから立ち直れずにいた夫婦が、少しずつ傷を癒していく「フランスの思い出」などの作品、たまらなく好きだな。「はつ恋」に戻しますが、主人公の人生が、当人の気付かないところで、他の人の人生を変えていくというあたりに、人と人のふれあいの何たるかを考えさせてくれる。ストーリーに奇をてらわず、歴史的古典に素材を求めず、これだけの作品が作れるなら、「日本映画」もまだまだ大丈夫、という気がしました。久石譲の音楽も素晴らしいです。つまり、僕は、このての作品が大好きなのです。 |
|
銀幕にウィンク・トト さんの 最近のクチコミ・感想
はつ恋(2000)のレビュー一覧を見る
|