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タイトル名 |
ノー・マンズ・ランド(2001) |
レビュワー |
ぶんばぐんさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2002-06-13 06:57:34 |
変更日時 |
2002-06-13 06:57:34 |
レビュー内容 |
この映画、なぜか「コメディ」のジャンルに入っている。人が理不尽な状況で殺されてゆく。決して笑っていられないのだが、よく考えたら、出来事全体が愚かしい。人間はなんて愚かなんだろうと、滑稽にさえ思えてくる。戦争映画というのは、難しい。どのアングル、どのショットを取っても、これが「全て」、これこそ「リアル」では決してないから。この映画が忘れ難いのは、トレンチの中の二人の、まったくの個人の目線で戦争というものを追体験するから。そして、最後の最後は、あの光景は、強烈に目の奥に焼きついてしまった。あの○○は、永遠にあのトレンチに横たわっているのだろうか、と。泣くしか選択肢がない映画とは一味、路線の違う反戦映画。 |
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