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タイトル名 |
チャイナ・シンドローム |
レビュワー |
ノブさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2003-02-02 14:25:33 |
変更日時 |
2003-02-02 14:25:33 |
レビュー内容 |
高速増殖炉「もんじゅ」の安全性をめぐって、名古屋高等裁判所が「ナトリウム漏れ事故対策に配慮が欠けている。安全審査に誤りがる」として、もんじゅの設置許可無効を認める判断を示しました。この映画はその原発の安全性の諸問題を鋭く扱った、娯楽性も併せ持った社会派ドラマ。原発問題は常に議論になってきましたが、その安全性に完璧を求めるのは、現実的にとても難しいことのように思う。原子炉には危険性が伴う。工学上完璧なシステムなどありえないだろう。だからこそ、極力そのリスクの低減をはかることが求められているのだ。「絶対の安全」を求めるのはしごく当然のことで、下手をすれば、86年4月に発生したチェルノブイリ原発事故の例もあるように、恐ろしい結果が待ち受けているのだから。それはあってはならないこと。原発の内情を訴えるエンジニア(インサイダーですね)を演じた、ジャック・レモンの演技が光る、警告を発した作品です。 |
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