|
タイトル名 |
浮雲(1955) |
レビュワー |
ノブさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2003-02-02 16:15:36 |
変更日時 |
2003-02-02 16:15:36 |
レビュー内容 |
林芙美子の原作を成瀬が巧みに描いて見せた、森雅之のニヒリズムが堪能できる傑作。夢のような生活から一転、混乱期の日本社会に対応できず、男は自堕落になり、女は過去の生活と恋を追い求める。これはただの空しい恋物語とはいえない。高峰秀子扮するゆき子と、森が扮する富岡の妻、おせいという人妻の三人は、男・富岡のエゴイズムの犠牲者なのだ。 |
|
ノブ さんの 最近のクチコミ・感想
浮雲(1955)のレビュー一覧を見る
|