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タイトル名 |
白い刻印 |
レビュワー |
さかQさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2002-12-04 02:26:38 |
変更日時 |
2002-12-04 02:26:38 |
レビュー内容 |
淡々とした展開で盛り上がりに欠ける為少し眠くなりましたが、ジェームス・コバーンとニック・ノルディの親子が強烈です。父親の影に怯え、そこから抜け出す事の出来ない子供。父親のようになりたくは無いと思いながらも父親と同じ道を歩んでしまうニック・ノルディの完璧になりきれないヒーロー像。この辺のつくりがすごく上手いですよね。乱暴で身勝手な父親を演じたジェームス・コバーンは嫌悪感を抱いてしまうほどの熱演。その彼から心の鎖を断ち切れずもがくニック・ノルディ。警官と狩りの仕事の両立、分かれた妻と子供の関係、唯一の理解者であるウェイトレスとの新しい恋等何をやっても上手くいかず次第に精神を病んでいく主人公。中年男の心のダークサイドを見事に表現した作品。珍しくまともな弟役を演じたジェームズ・ウッズでしたが物語にはあまり必要がなかったかも。あれが既に死んでいる弟でニック・ノルディの妄想だったらもっと面白かったんじゃないかなぁ。例えば毎晩愚痴ってた電話も、弟にかけてるつもりが全く関係のない所にかけていて電話の向こうでは「いたずら電話はやめてよ!」って言われてても本人は気にせず話を続けて...な事だったら、ゾッとしますよ。子供が家から出て早々父親の態度に気を悪くして「おうちに帰りたい...」って毎回はくセリフには笑えました。 |
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