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タイトル名 |
運命の女(2002) |
レビュワー |
さかQさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2003-01-06 20:16:26 |
変更日時 |
2003-01-06 20:16:26 |
レビュー内容 |
<ネタバレあります>いくら突風が来たっていってもあれ程大げさにせんでもと思いました。(風で飛んでくるのは新聞紙とかビニール袋のみ)あれじゃ、パニック映画の前フリ並みです。今も十分幸せな主婦があまりに共通項の無い若い男性におぼれるまでの説得力も欠けてます。しかもそのお相手は男前で野性味溢れ、仕事はブックブローカーという非現実さ。しかしそうは言っても不倫し始めてからの夫婦のお互いの心理描写がすごい!罪悪感を持ちながらも抜け出せない妻、疑い始めてジワジワと嫉妬に狂う夫。そしてこの夫婦の行く末を暗示するように挿入されるシーン(自転車が倒れたり、縄でつながれている湖のボートがユラユラ漂っていたり)がこの監督お得意の手法で改めて関心します。不倫相手を殺害してしまった夫に妻は「違う場所に引っ越して一からやり直しましょう!」と諭し夫はそれに同意する。しかし信号が変わっても車は一向に動き出さない。(しかも警察署の前)このラストの重さがズッシリとのしかかります。後戻りすることが出来ない所まで来てしまった夫婦の後悔がこのシーンに表現されていました。 |
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