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タイトル名 |
サイダーハウス・ルール |
レビュワー |
mmmさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2000-07-20 23:21:23 |
変更日時 |
2000-07-20 23:21:23 |
レビュー内容 |
ジョン・アーヴィングのストーリーは奥が深い。そして複雑でもある。彼がこれまでに出版した作品は数多くあれど映像化されている作品は少ない。それは彼のテーマを映像化するというのは、複雑極まりないからだろう。ただのヒューマン・ストーリーではないから。ただ静かに単々と流れるストーリーに、次々に変わる場面。一歩間違えると退屈この上ない。が、丁寧な演出とメイン州の美しい風景がそれを違うものにしてゆく。ただ一つ言うなら、メイン州の厳しい冬をもっと表現しても良かったと思う。キャストも申し分ない。マイケル・ケインの演技ももちろんだが、ホーマーを演じたトビー・マグワイアも将来に期待を持てる役者である。ところでこの作品のテーマは何だろうか?ある人にとって感じた事が私には感じられないかもしれない。またその逆もありえる。私が出した答えは1つで出すことは出来ない。何通りもあって、また明らかな答えを出すことも出来ない。違う角度から幾通りもの答えやテーマが出てくるのだ。実に奥が深い作品である。 |
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