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タイトル名 |
8 1/2 |
レビュワー |
ロンメルさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-06-28 22:10:47 |
変更日時 |
2003-06-28 22:10:47 |
レビュー内容 |
仕事がうまく行かないとき、自分の中でいつも「私自身の『81/2』」が始まる。子供の頃の何気ないエピソードが甦ったり、夢の中に実家の母親が現れることもある。そういう仕事や試験勉強などに追いつめられて、それを吹っ切るまで、人間の意識というものはどのように変化するのか、それを初めて映像化したのがこの映画だと思う。この意味で、この映画は誰にでもわかる類の映画なはずである。ただ、現在と過去、幻想の境目を故意に「ぼやかして」いるのでわかりにくいのかもしれないし、それがこの映画を芸術にしている点とも言えよう。個人的には、グイドが愛人とベットに入っているとき、いきなり母親が手を振りながら現れるシーンが好きだ。 |
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