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タイトル名 |
ペイ・フォワード/可能の王国 |
レビュワー |
中上雅巳似さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2003-06-13 11:23:15 |
変更日時 |
2003-06-13 11:23:15 |
レビュー内容 |
出だしが中学の課題だったんですが、日本の中学ドラマとシンクロしてしまい妙な陳腐さをかんじてしまいました。間髪いれずに順番に喋る子供たちに、イヤーな匂いを感じたというか。多少我慢。僕はあの二人の恋愛話にとまどったけれど、あれはトレバーが「世の中なんてクソだ」っていうセリフの説明をスペイシーがしていたみたいなもので(変化を恐れるのがどうこうはあんま関係なかった、と思う)、トレバーが世の中を変えるというより自分を救いたいという切なる願いが分かるような気がした。彼の考えすごく素敵です。現実的じゃないかもしれないけどこういう気持ちになることはある。ただこのあたりでこの話は自己完結してて、本当はもっと個人的じゃない意味を拾って欲しかった。まあ、映画としては正解かもしれないけど。でもね、それならそれで、わざわざ殺して崇拝してたら駄目ですよ。やりすぎだと思います。あと、夫と元に戻るところは結構好きです。依存症というか。またやれるような気がしてしまうんですよね。なんとなく分かります。ラストでロウソクの火と街の灯が車のヘッドライトで結ばれトレバ―の意思が受け継がれていくことを予感させます。なんだろう、希望ですか。だけど、上の意見と逆になるかもしれないけど僕はもっとこじんまりと二人でもう一回ケーキに火をともすぐらいのラストのほうが好みですが・・・。映画に7点。切なる願いを込めてプラス1点か?いい意味でね。 |
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