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タイトル名 |
es[エス](2001) |
レビュワー |
PPPさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2003-07-04 11:57:29 |
変更日時 |
2003-07-04 11:57:29 |
レビュー内容 |
この映画にあるものは底知れない恐怖感です。一番怖かったのは、もし自分があの実験に参加していて、、監守役だったら…人を硬い警棒で囚人役の人を思いっきりぶってしまうのか。また、囚人役だったら…仲間が受けている暴力に対してなにもせず立ち尽くしてしまうのか。きっとそうなってしまうんだろうとおもいます。自分のesがとても怖くなりました。そこに希望はありません。絶望を教えられました。 また、映画の始めに配役をするための性格診断テストが行われていますが、あれの意味は、表面的な人間の個性(責任感の強さ、明るさ…)とその後の実験での本性の変化との間に、何らかの対応関係が存在しているということであります。性格Aの人間は実験によって性格A’になります。A≠A’であって、全ての人間にはA’があり、あいにくA’の姿は映画のとおり目を覆いたくなります。 自分のA’は? 大学側の「良いデータが得られそうだ」というせりふもゾクっとします。 |
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