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タイトル名 |
檸檬のころ |
レビュワー |
小原一馬さん |
点数 |
2点 |
投稿日時 |
2008-09-01 17:54:21 |
変更日時 |
2008-09-01 17:54:21 |
レビュー内容 |
豊島ミホの原作の良さがどこにも残っていない。彼女の良さって、理想と現実のギャップの中でバランスをとりかねて自滅しそうなくらいの自己嫌悪の只中で、なんとか生きていくための力を自分の中に見つけて前に進んでいこうとする、その力を、リアルな心情と情景の中に描きこんでいくところにあるのだと思う。でもこの映画は、役者の演技が薄っぺらく、思いで行動のギャップみたいなものがまるでなくて、それを即物的な会話でカバーしようとしているので、良さが何も残っていない。豊島ファンとしては存在を抹消したいような作品。 |
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