|
タイトル名 |
シラノ・ド・ベルジュラック(1990) |
レビュワー |
リーム555さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2012-07-15 18:05:33 |
変更日時 |
2012-07-15 18:05:33 |
レビュー内容 |
シラノ・ド・ベルジュラックはお人好し。だけど、手紙を書くのは自分の欲求でもある。思いの丈をぶつけることで自分も救われていた、というか、自分が救われていた。シラノが紡ぐ言葉は意図せずクリスチャンを苦しめる。到底真似できない文才を前にした絶望。ロクサーヌが愛しているのは自分ではなく、言葉の向こう側にいるシラノだと知りながらも、どうしようもないのはつらい。せめて、あの優しい嘘で安らかに眠れたかな?。シラノの行動に納得できるかどうかは人それぞれだけど、コンプレックスのない人間は存在しない以上、誰でも多かれ少なかれ共感できる部分はあると思う。せっかくだから洒落た言葉を添えたいが、シラノのように簡単には思い浮かばないな~。 |
|
リーム555 さんの 最近のクチコミ・感想
シラノ・ド・ベルジュラック(1990)のレビュー一覧を見る
|