みんなのシネマレビュー
ラースと、その彼女 - ramoさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ラースと、その彼女
レビュワー ramoさん
点数 9点
投稿日時 2020-07-25 11:37:33
変更日時 2020-07-25 11:40:05
レビュー内容
現実だったら、家族や身内が泣き崩れたくなるほど深刻な心の病をテーマにしながらも、周りの人たちのやさしさに守られて、前半はコメディ要素も交えながら、ほのぼのとした心温まる雰囲気に仕上げています。特に、初めてビアンカを紹介した時の兄夫婦の「えっ?どうしたらいいの、これ・・・」という表情、最高でした。

ラースの心の病の原因は、出産による母の死。兄嫁の妊娠をきっかけに、心の奥に潜んでいた恐怖が心を支配しそうになったため、自己防衛本能が「人に触られると痛みを感じる」体を作り、「死への恐れを感じずに済む存在(=ビアンカ)」を求めてしまいます。

そんな彼の救いとなるマーゴ。彼女のやさしさと人間らしい魅力が、ラースの心に「ビアンカの死」という概念を芽生えさせ、「死」に対する恐怖心の克服、つまり彼の「心の修復の大きな一歩」へとつなげてくれます。

この映画の素晴らしいところは、彼の心の闇を必要以上に説明的にしなかったことで、ハートフルな雰囲気を保ち続けたこと。そして、こういう展開の映画ではお約束の、彼の心を傷つけるキャラクターを極力排除したこと。ボウリングのシーンで「コイツら、何かやらかすんじゃ・・・」という雰囲気満々で登場した彼らも、いい意味での肩すかしを食わしてくれましたね。

何気なく見始めたこの映画、思ってた以上に良質だったので、もう一度じっくりと見ようと思います。
ramo さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-11-26キリクと魔女57.23点
2023-08-12未来は今36.60点
2023-08-09メタモルフォーゼの縁側76.25点
2023-05-09偶然と想像98.50点
2023-05-05セリーヌとジュリーは舟でゆく77.25点
2023-04-12世界で一番しあわせな食堂46.00点
2023-04-03バートン・フィンク76.46点
2022-08-13愛の昼下がり97.66点
2022-07-14潮風のいたずら87.83点
2022-07-12クレールの膝55.42点
ラースと、その彼女のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS