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タイトル名 |
フローズン・リバー |
レビュワー |
タケノコさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2015-07-21 04:53:02 |
変更日時 |
2015-07-24 09:33:14 |
レビュー内容 |
題名やパッケージが持つイメージから暗くて救いの無い話を想像していたが、その予想に反して一筋縄ではいかない展開でした。何より登場人物の誰ひとり死なないサスペンス映画は久しぶりに観た気がします。この物語にある"境界線"という言葉は国境だけではなく人種や性別による偏見、金持ちと貧困層といった社会的格差など様々な"一線"を意味していると思います。そしてこの話は、大人たちが身勝手に引いた境界線が、気づかぬうちに子供たちの将来を奪い未来を食い潰そうとした物語です。"フローズン・リバー"とは、将来ある子供たちのために、みなが仲良く手を取り合ってそこに橋を架けようといった問いかけであり、表題が持つイメージとは裏腹に希望や未来といった逆説的なメッセージが含まれている気がしました。 |
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