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ニューヨーク1997 - ザ・チャンバラさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ニューヨーク1997
レビュワー ザ・チャンバラさん
点数 6点
投稿日時 2013-12-28 01:50:42
変更日時 2013-12-28 01:50:42
レビュー内容
ジョン・カーペンターの才能のひとつとして、大きなバックグラウンドを持った小さな物語を描くことが抜群に巧いという点が挙げられます。『遊星からの物体X』も『パラダイム』も『ゼイリブ』もそう、彼がインディーズ出身でありながら息の長いキャリアを形成できたのは、物語にハッタリを利かせる能力がズバ抜けて高く、予算の少なさを演出力で補うことで大作に負けないボリュームを持つ娯楽作を撮ることができたためだと思います(逆に、潤沢な資金を与えられると迷走してしまうのが御大の悲しいところ)。本作についてもその才能は活かされており、荒唐無稽な設定を観客に受け入れさせることに見事成功しています。また、スネーク・プリスケンのかっこよさも悶絶級であり、舞台・ヒーローともによく作りこまれた理想的なB級映画として仕上がっています。さらには、ホラー映画界に長くいた経験からかショック演出もお手のもので、物陰から何が飛び出してくるか分からないという緊張感が前半パートを大いに盛り上げています。。。
ただし、本作についてはカーペンターの悪いところもドバっと出ています。タイムリミットサスペンスとしても、ミッションもののアクションとしても洗練されておらず、畳み掛けるべき後半パートが妙にチンタラしているのです。犯罪者の巣窟と化したNYの恐ろしさも、伝説的アウトロー・スネーク・プリスケンの魅力も、ネタふりこそ上々だったが肝心の本編にはうまく活かせておらず、結局は雰囲気ものの域を出ていないという点が残念でした。監督自身による安っぽいテーマ曲も活劇の勢いを削ぐという方向で機能しており、せめて音楽だけでも他人に任せて欲しいと思いました。。。
なお、本作の続編でありリメイクである『エスケープ・フロム・LA』は、個人的にはとっても大事にしたい傑作として仕上がっています。カーペンターが自身の弱点を認識したのか、アクションの勢いやスリルを追い求めるという方向性を完全に切り捨て、キャラものに特化したことで、スネークのかっこよさだけで100分を楽しめてしまう映画として仕上がっているのです。
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投稿日付邦題コメント平均点
2018-07-30IT イット “それ”が見えたら、終わり。55.60点
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2018-07-09黒い家(1999)74.31点
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2018-07-04復讐するは我にあり76.67点
2018-06-26愛と死の間で34.85点
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2018-06-22ゴースト/ニューヨークの幻87.02点
2018-06-22ビバリーヒルズ・コップ266.23点
2018-06-18危険な情事76.47点
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