|
タイトル名 |
ガーゴイル(2001) |
レビュワー |
keijiさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2012-04-11 08:42:56 |
変更日時 |
2012-04-11 08:42:56 |
レビュー内容 |
●ちょっとばかし、主演のヴィンセント・ギャロとベアトリス・ダルの強烈なキャラクターに依存している演出という気がしないでもないけれど、わたしはこれはヴァンパイア映画の系譜を引く作品として、斬新な解釈の鮮烈な映画だと思う。 ●説明的な描写もほとんどなく、セリフも少なく、娯楽的な要素はあまりない。それでもひとつひとつのショットにきらめく美意識は鮮烈で、とりわけ血の「赤」の美しさはこころに残る。まあいってみれば「血塗られた映像詩」というところである。壁一面に塗りたくられた赤い血のまえを、ベアトリス・ダルがゆっくりと歩んでくるシーンなど、どんなホラー映画にもなかった美しさに満ちている。 ●Tindersticksというバンドによる、ストリングスをまじえた退廃的な音も印象に残る。
|
|
keiji さんの 最近のクチコミ・感想
ガーゴイル(2001)のレビュー一覧を見る
|