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ハード・ウェイ(1991)(1991年【米】)いまふと思った。この作品は、「マイケルのスケジュールが空くまでクランクインしなかった」というエピソードのあるほど、マイケル・J・フォックスのキャラに依存したマイケル映画。もしかして監督のバダムや相棒のウッズは彼のパーキンソン氏病を知ってたんじゃないだろうか。知ってて、まだアクション映画が撮れるうちに撮っておこうと…もしそうだったら…ああー泣けてきた! マイケルを馬鹿にしまくりだが、それも友情の裏返しのような気がする。いい映画だよ。いやあくまで想像の域を出ないから、こんな点つける必要ないのかもしれんが。
●2007/12/30 追記: いまマイケルの回想録の冒頭を読んでいて、本作の時点ではパーキンソン病が発症していなかったというのを知りました。次作『ドク・ハリウッド』の撮影中の待機時間に始まったようです。本作については本人もダメ企画と自認してるみたいだし、逆に『ドク・ハリウッド』の方にベタ惚れのようなので、グーンと点数を下げました。なんか、こういう深読みさせちゃうほどに厚みがないんだよなあ…。 そりゃそーと、マイケル・J・フォックスの自伝『ラッキー・マン』はかなり面白いですよ。栄光の絶頂にいる時でも慎ましやかに暮らそうとし、仕事が切れないかと心配し続ける小心者の正直な姿が涙モノです。 彼は、ハロルド・ロイドやイッセー尾形の私生活を思い起こさせる「サラリーマン役者」なんですな。こういう職人堅気の人ってツボなんだよなあ。 |
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