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ダフト・パンク エレクトロマ(2006年【米・仏】)70年代のSF臭が見事なまでに再現されていて、むせ返りそうなほどにクラクラする。
新しいSF映画が芽吹こうとしていた70年代。結局ソレはお気楽なスター・ウォーズシリーズと安易なスター・トレックシリーズに塗りつぶされてしまうのだが、明らかに70年代SFというのはあったし、その空気を反映した70年代SF映画もあった。ほとんどがインディペンデント作品だ。 例えば『THX-1138』。 または『サイレント・ランニング』。 もしくは『スリーパー』。 おまけで『ウェストワールド』。 こういう一切合財のドラッグ的空気は、後に『ゾンビ』へなだれ込んでビシッと焦点を結ぶわけだけど、個人的にはグダグダしてる上記SF作品の方が好きだったりする。全部興行失敗したけどな。 んで、その空気をですよ! 採算性のない、そういうアングラな作品の空気を、見事に2000年代に復活させてくれた素晴らしさ! オイラからは、もう何も言うべき言葉はありません。 あの時代の、あの作品群が好きだった人は迷わず観て、トリップすべし。30年前にタイムスリップできますよん。 |
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