SCAT/くちずさむねこ(2007)

 

エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる(2011年【スペイン】)

なんちゅーか冒頭30分から、史上最強の心地いいぶん投げ感を醸すSF映画ですなー。
1000倍スケールの「奇人たちの晩餐会」。
宇宙人が攻めて来たらこんな風に生きてみようかな、って気分になるわー。

...と書いてから1日。
冷静に分析すると、スペイン内線にもサラリと触れ、カトリック教国らしい千年王国感も滲ませ、メタファーとしては意外と広くて濃い、ってのに気付く。愛をテコにラストで代弁される宇宙人的思想は、西欧の格言「神は細部に宿る」の言い換えであるとも気付いた。
なので、きっちり掘り下げるとかなり壮大な哲学世界が横たわっていそうなんだが、なにしろあのオフビートなギャグへと昇華していく展開にそんな野暮なツッコミはしたくない。

こりゃーしばらく頭から離れない映画になりそうな予感です。
評価:8点
鑑賞環境:インターネット(字幕)
2014-05-08 23:44:35 |  | コメント(0) | トラックバック(0)