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ギャング・オブ・ニューヨーク

[ギャングオブニューヨーク]
Gangs of New York
2002年オランダ上映時間:166分
平均点:5.04 / 10(Review 275人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-12-21)
ドラマ犯罪もの歴史ものロマンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-05-06)【Olias】さん
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監督マーティン・スコセッシ
演出ヴィク・アームストロング(アクション監督&スタント・コーディネーター)
キャストレオナルド・ディカプリオ(男優)アムステルダム・ヴァロン
ダニエル・デイ=ルイス(男優)ビル・ザ・ブッチャー
キャメロン・ディアス(女優)ジェニー・エヴァディーン
ジム・ブロードベント(男優)ウィリアム・トゥイード
ヘンリー・トーマス(男優)ジョニー・シロッコ
リーアム・ニーソン(男優)ヴァロン神父
ブレンダン・グリーソン(男優)ウォルター・"モンク"・マクギン
ゲイリー・ルイス〔1958年生〕(男優)マックグロイン
スティーヴン・グレアム(男優)シャング
エディ・マーサン(男優)キローラン
ジョン・C・ライリー(男優)ハッピー・ジャック
アレック・マッコーエン(男優)ローリー師
ラリー・ギリアード・Jr(男優)ジミー・スポイルズ
カーラ・シーモア(女優)マギー
デヴィッド・へミングス(男優)シャーマーホーン
バーバラ・ブーシェ(女優)シャーマーホーン夫人
スチュアート・オング(男優)中国人
ロジャー・アシュトン=グリフィス(男優)
マーティン・スコセッシ(男優)(ノンクレジット)
森川智之アムステルダム・ヴァロン(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
魏涼子ジェニー・エヴァディーン(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
玄田哲章ビル・ザ・ブッチャー(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
津嘉山正種ヴァロン神父(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
塩屋浩三ウォルター・"モンク"・マクギン(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
池田勝ウィリアム・トゥイード(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
村治学ジョニー・シロッコ(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
廣田行生ハッピー・ジャック(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
相沢まさき(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
辻親八(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
藤本譲(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
中博史(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
西村知道(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
沢城みゆき(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
高橋広樹アムステルダム・ヴァロン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
林真里花ジェニー・エヴァディーン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
牛山茂ビル・ザ・ブッチャー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
佐々木勝彦ヴァロン神父(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
福田信昭ウォルター・"モンク"・マクギン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
宝亀克寿ハッピー・ジャック(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
岩崎ひろし(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
稲垣隆史ウィリアム・トゥイード(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本ケネス・ロナーガン
スティーヴン・ザイリアン
音楽ハワード・ショア
ロビー・ロバートソン(音楽総監督)
編曲ジェフ・アトマジアン
主題歌U2"The Hands That Built America"
撮影ミヒャエル・バルハウス
フロリアン・バルハウス(第2班撮影監督)
製作マーティン・スコセッシ
アルベルト・グリマルディ
ハーヴェイ・ワインスタイン
ミラマックス
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
マイケル・ハウスマン〔製作〕
配給松竹
日本ヘラルド
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
美術ダンテ・フェレッティ(プロダクション・デザイン)
ダン・ペリ〔タイトル〕(メインタイトルデザイン)
フランチェスカ・ロ・スチアーヴォ(セット装飾)
衣装サンディ・パウエル
編集セルマ・スクーンメイカー
録音トム・フライシュマン
アイヴァン・シャーロック
ユージーン・ギーティ
フィリップ・ストックトン
字幕翻訳戸田奈津子
その他マイケル・ハウスマン〔製作〕(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
1800年代半ばのニューヨークのファイブ・ポインツ。そこではアメリカ生まれの住民組織「ネイティブズ」とアイルランド人の移民組織「デッド・ラビッツ」が対立、ついには全面的な衝突が起こり「デッド・ラビッツ」のリーダーは彼の息子アムステルダムの目前で惨殺されてしまう。それから16年、南北戦争の最中、敵討ちのために街に現れたアムステルダムは、素性を隠し敵の組織に潜入するが、そこに一人の美しい女性が現れ…。名匠マーティン・スコセッシ監督が、構想30年と150億円の巨費を投じて創りあげた壮大なドラマ。
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11.《ネタバレ》 一度目は「つまんないなぁ」って思ったんですけど、2度目の鑑賞は楽しめました。よく作りこまれてる映画なので、2度3度見る方が絶対に楽しめるんですね。この映画はなかなかに意欲的で、ヤクザの抗争にリンクさせて激動のアメリカ史が描かれています。「ゴッドファーザー」サーガは時代とともに変わりゆくマフィアの姿を描いていましたが、ここではギャングが時代そのものとして描かれます。時代に翻弄される映画は数あれど、時代そのものを描く映画は少ないように思います。脚本の出来がよく、個人である各キャラクターの行動とアメリカ史の推移が違和感なくシンクロしています。さらにすべてのエピソードがクライマックスへ向けて収斂しており、本当によくまとまっています。クライマックス、混沌が支配する街でフツフツと堆積していた不満がついに爆発し、全市を席巻する大暴動へと発展。暴動の中でのネイティブズ(建国以来のアメリカ人)VS移民(新たなアメリカ人)の果し合いは、まさに世代交代の瞬間です。ここでのビルの死は古いアメリカ人の敗退、そして新しいアメリカ人の勝利を意味しており、それは移民が主役となって成長してゆくその後のアメリカの象徴でもあります。同時に、ここでの果し合いは政府による砲撃で中断しますが、それはギャングによる支配の終わりを意味します。それまでのNYはギャングの支配下にありました。ギャングこそが法律であり、政治家ですらギャングと共存関係にありました。しかしついに政府の力が全市に及び、彼らによる支配は終わりを迎えたのです。ネイティブズとギャングという2つの時代の終焉をこの映画は描いていたのです。そしてラストでは、ビル・ザ・ブッチャーとヴァロン神父という過去の遺物の墓標が見守る前で、NYは現在へと成長をしていきます。そしてテーマ曲「The Hands That Built America」と来るわけですから、もう震えましたね。そんな立派な映画なわけですけど、問題点は主人公のアムステルダムにあると思います。彼は状況に流されて右往左往してるだけで、どうにも行動が弱い。別にディカプリオがというわけでなく、描写自体が弱いんです。このあたりがスコセッシの限界というか、彼はキレた人とかキ○ガイとか、要するに傍若無人なまでに我が道を行く人を描かせるとピカイチなんですけど、一方で迷い悩む人間を描くのはあまり得意ではないようで。
ザ・チャンバラさん 8点(2004-09-10 02:51:17)(良:1票)
10.《ネタバレ》 数回見てやっと名作だと分かりました。レオは父の敵を討つはずでありながら、手間取ったり逡巡したりしてなかなか前に進まない。スーパースター的な活躍を全然しない。凄くリアリティがあります。デイ=ルイスは、単なる敵役のボスではなく、レオを父の代わりのような暖かさで包んでいる気配がある。キャメロンも、この作品では珍しく立ち位置を把握した的確な演技を行っている。登場人物の造形に一筋縄ではいかない味わいがあります。そして、脇役も含めて、それらの人物の行動が、これまで意外にふれられることのなかったNYという街の生まれていく経過を一体となって表現しています。最初は単なるヤンキーの喧嘩(文字通りだ)だったのが、利権と結びついてマフィアの原型のようになり、それが最終的に国家権力によって制圧される、その構造が徐々に浮かび上がってくるのです。米版キャッチの"America Was Born In The Streets."が見事にこの映画の本質を表しています。それを具現化したのが、当時の街の全体風景を執念で再現してしまった美術陣であり、この頑張りも称賛されるべきでしょう。2時間40分があっという間。
Oliasさん [DVD(字幕)] 8点(2005-03-27 00:46:17)
9.スコセッシ監督は絶対にディカプリオとキャメロン・ディアスの恋愛に興味はない!それほど二人のエピソードは浮きまくっていて不自然。ダニエル・デイ・ルイスとディカプリオの敵対とその関係に主軸を置いて、「グッドフェローズ」のような男のドラマをしっかり描いて欲しかった。それだけデイ・ルイスの絡んでくるシーンは素晴らしいです。主人公は彼だ!あと911で倒壊した貿易センタービルがそのまんま残っている事にも驚き。わざとカットしなかったのか、うっかりミスか・・・自分は、意図的に残したほうに一票です。
クラウンさん 8点(2004-07-01 23:03:06)
8.イタリア系ではなしにもう一世代前のアイリシュ系というのが新鮮だった。スコセッシ監督にしては普通にまともな大作として楽しめた。それにしても当時はろくな防具なしにあんな斧みたいので戦っていたんだろうか…
番茶さん 8点(2003-11-23 10:35:06)
7.あまり期待していなかったので、結構楽しめた。その時代に生きた男たちの栄光と挫折が良く表現されていた。戦いのスケールは小さいかもしれないが、男達はそれでも栄光をつかむため戦い、ニューヨークの1つの時代を作り上げていった。それが今の時代にも確実につながっていると思う。特にダニエル・デイ・ルイスの演技は秀逸。
Andy17さん 8点(2003-11-22 00:16:31)
6.《ネタバレ》 恋愛映画として観るとつまらん。ディカプリオの視点で観るとう~む。時代背景を予習してビル・ザ・ブッチャーを主役として観るとすげー面白いゾ!ビルはなんとかして歴史の浅いNYを世界一の都市にしたかったのだ。その為にはリスペクトする神父も殺す。誰でもない、この俺様じゃないとダメなんだ、あのリンカーンが大統領だぁ?ふざけんじゃねえ!タマニー派は俺を利用しようとしやがる、俺があいつらを利用してやるんだ!「俺は俺の手で俺様の国を創る」そんな映画。なんかベルセルクのグリフィスを彷彿させられました。ビル・ザ・ブッチャー並びに数あるギャング組織も実在してたっていうのがイイネ。あんなキレた連中がご先祖様なんだもん、アメリカが好戦的でイケイケな国なワケがわかりました。ラストシーン好きですよ、国敗れて山河ありって感じで。ツワモノどもの夢の後ってかんじで。 
もりしげひさやさん 8点(2003-11-14 05:25:25)
5.まず、これは日本人向きじゃない。そしてデカプリオファンが見るべき物でもない。アメリカ人は自分達の歴史とアイデンティティを確認するために映画を作るんだろう。血塗られた時間が過去にあってそれが亡びもせず今に繋がっていることが明白になる。911をどう捉えるかそして自分達はどうせねばならないのか結論を出そうとしている。
cabaiさん 8点(2003-03-05 16:52:34)
4.周りの反応はイマイチだけど、私は楽しかった(^-^)いろんな戦いが入り組んできて、最後はスゴイことになってニヤリとしちゃったよ!ルイスの役の人ってイイ人ですね。かっこよかった!皆が信念に基づいた行動をしているのが良かった。この映画って単純にあるニューヨークのギャングの話ってダケじゃない?意味なんて求めないからいいんだと思う。
今日のわんこさん 8点(2003-02-08 01:38:26)
3.デイ・ルイス最高。衣装も素晴らしい。キャメロンは不要。そして事前の広告コピー最低。みんなにタイタニックの続編的な期待をさせちゃうから結果として評価を下げてしまう。予備知識ゼロで臨んだら10点つける人だっていると思うよ。え?レオ?かっこよかったよ。でも可もなく不可もなく。彼じゃなくちゃ!という存在感までは発揮できず。ま、ルイス様を前にしちゃ仕方ないけどね。
ponさん 8点(2003-01-20 14:46:23)
2.アメリカの歴史に興味ない人にはうーんってカンジかもしれないですね。(そーゆー私も歴史に興味なかったんですけど)でもその歴史的背景を考えると、なんとも切ない映画です。映像も良かったし、満足できる映画でした。
パピコさん 8点(2003-01-15 12:38:19)
1.良かったと思いました。私はNYに9人近く住んでいるので、NYが米国史の上でどのようにここまで来たのかが良く分かりました。この映画はニューヨークやアメリカを住んで知っている人の方が分かりやすいんじゃないかなと思う。アメリカは君主制度がもとになっていないからこういう国になったということなどがよく描かれていたと思います。スコセッシのNYに対する愛情があらわれていたと思う。
リエさん 8点(2003-01-06 03:44:06)
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【点数情報】

Review人数 275人
平均点数 5.04点
010.36%
162.18%
2145.09%
33813.82%
44917.82%
55720.73%
65419.64%
73211.64%
8114.00%
9103.64%
1031.09%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.25点 Review12人
2 ストーリー評価 4.06点 Review16人
3 鑑賞後の後味 4.47点 Review17人
4 音楽評価 5.37点 Review8人
5 感泣評価 2.66点 Review6人
chart

【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ダニエル・デイ=ルイス候補(ノミネート) 
監督賞マーティン・スコセッシ候補(ノミネート) 
脚本賞スティーヴン・ザイリアン候補(ノミネート) 
脚本賞ケネス・ロナーガン候補(ノミネート) 
撮影賞ミヒャエル・バルハウス候補(ノミネート) 
オリジナル主題歌ボノ候補(ノミネート)"The Hands That Built America"
音響賞アイヴァン・シャーロック候補(ノミネート) 
音響賞ユージーン・ギーティ候補(ノミネート) 
音響賞トム・フライシュマン候補(ノミネート) 
美術賞ダンテ・フェレッティ候補(ノミネート) 
美術賞フランチェスカ・ロ・スチアーヴォ候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞サンディ・パウエル候補(ノミネート) 
編集賞セルマ・スクーンメイカー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2002年 60回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ダニエル・デイ=ルイス候補(ノミネート) 
助演女優賞キャメロン・ディアス候補(ノミネート) 
監督賞マーティン・スコセッシ受賞 
主題歌賞ボノ受賞"The Hands That Built America"

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