364.スピルバーグは「シンドラーのリスト」でホロコーストを、そしてこの映画で、ノルマンディをテーマパークにした。それはそれでいいけど、「反戦」なんて言わないで欲しい。イラクを攻撃したブッシュの大儀とどっか通じるものを感じる。詭弁だ。これは「戦場映画」で「反戦映画」ではない。戦争の悲惨さを描いてはいるが、これでは、ただの解説。こういうリアリズムはある種、映画にとっては堕落だと思います。それにやっぱり物欲しげ。この人は映画には「省略」という節度が必要なことを忘れてしまったようだ。子どもの感覚で撮った、リアルなリアルな「戦場ごっこ映画」。 しかし、商売上手な人だとは思う。「西部戦線異状なし」「七人の侍」「史上最大の作戦」をうまくミックスして、本当に商売人だぜ。でもホロコーストもノルマンディもこの人がやると、どっかテーマパークみたいになってしまうところが・・・・・これで、いいのかなて思ってしまう。 これは反戦映画じゃないよ。「戦場映画」だよ。「ジュラシックパーク」で恐竜をどこまでリアルに描けるかってのを、今度は戦争でやりたかったんだな。ストーリーも、テーマも後付の理屈って感じがするよ。だから嫌いなの、最近のスピルバーグは。 確かに初めて見たときは、ラストで泣いてしまった。でも、後で思ったよ。「ちくしょ~、スピルバーグのやり口にまんまとやられた!」と。観客の生理を熟知している監督だからなおさら泣いた自分が悔しかった。 【ひろみつ】さん 5点(2004-05-13 23:42:40) |
363.冒頭から物凄いシーン。そう、地獄絵図。まるで従軍カメラマンのドキュメンタリーみたいだ。戦争といえばその通りなんだけど、むしろ人間どうしの壮絶な“殺し合い”を見せつけられた感じだ。最前線に赴くという事は、阿鼻叫喚の地獄が待ち受けており、不条理な政治的命令で動かざるを得ないのが実情。しかも、生きるも死ぬも運次第。木っ端みじんならマシな方で、そのほとんどが苦しみ悶えて死ぬ。腰が抜けて何も出来ない兵士。ただ膝を抱えて泣叫ぶ若い兵士。「ママ、ママ …ゴー、ホーム」…悲痛な叫び声が脳裡に焼き付く。監督スピルバーグは音と映像を通して、戦場の恐ろしさをストレートな演出で訴えている。ラストのクライマックス、ドイツ軍の戦車が右方向に向きを変え、遠方からジワジワと接近してくる描写のもの凄い緊迫感。人間の内面から揺さぶる恐怖を描かせたら、さすがスピルバーグだ。言うなれば本作は、ミラー大尉、ライアン、アプムなど主要人物に感情移入させる手法をとり、窮極の戦争シミュレーションを観客に体験させ、厭戦感を植え付ける結果になっている点からすると反戦映画の部類に入るのではないだろうか。 【光りやまねこ】さん 9点(2004-05-13 10:45:57) (良:2票) |
362.想像以上に大人の映画だった。偉いさんの偽善のための妙な任務に命をかけざるをえない下っぱ達。それでも下っぱたちは腐ることなく自分なりの存在意義を考えつつ真面目に任務を遂行する。そんな男たちの揺れたり揺れなかったりする様がとても良かった。 【ラーション】さん 8点(2004-05-13 00:49:22) |
361.リアルですが、やっぱストーリーが陳腐ですよね。あまりいいとか悪いとかってこの手の映画には言いづらいけど、なんだかダレテしまいました。が。アカデミー賞?好みといえばそんな気はします。 【たかちゃん】さん 7点(2004-05-11 10:39:05) |
360.好きです。この映画は大好きです。しかし、ドイツ軍を卑劣なやつらで、ただのロボットみたいに描いていました。思いっきりアメリカ万歳系でした。 しかし、ドイツ軍が、あんなに簡単にやられているとはね、個人的には、バンドオブブラザーズのほうが好きです 【マック】さん 3点(2004-05-02 19:08:53) |
359.ライアンが出てきた時点で、私の集中力が切れた。 【イチヨウ】さん 4点(2004-04-25 03:56:35) |
358.こんなに人一人の命がちっぽけに見えた映画は初めてだ。 【ノマド】さん 5点(2004-04-22 23:45:37) |
357.どれだけ過酷で悲惨で、そして矛盾した状況に主人公達が置かれていたとしても、この薄っぺらな内容では「はぁ、そうですか、がんばってくださいね」としか思えない。ノルマンディー上陸のシーンだけは、映画史に残るくらい凄かった。 【永遠】さん 4点(2004-04-12 22:43:31) (笑:1票) |
356.戦闘シーンのリアルさや戦場の苛酷さがすごく良く伝わってきた。有名になるだけある。話全体は強引で単純なんだけど、映像ですべてをカバーした。そしてそれがうまくいった。その辺がスピルバーグらしいといえばらしい映画。 |
355.これはアメリカで見た思い出深い映画。英語が分からないくせに、ただただ映像に圧倒され、「この映画、素晴らしいじゃないか!」と理屈じゃなく肌で感じた。映画が終わって、目を腫らしていた連れのアメリカ人に、「理解できたか?じゃあライアンは誰だ?」と聞かれ、「トム・ハンクス」と答えて失笑されたのもいい思い出。英語は分からなかった、でも連れのアメリカ人が泣いていたのは理解できた、そんな映画だった。日本で見直しても感動と思い出が込み上げる。たった1人のライアンを助けるために、選抜された8人の兵士。この不条理さ。この不条理さこそが戦争であり、この映画がの素晴らしさだと思う。反戦映画としてスピルバーグの手腕が冴え渡った作品だ。 【ダブロン】さん 10点(2004-04-07 19:23:13) (良:1票) |
|
354.戦争ものの中で一番よかったです!でも、不可解なのが 最後の拳銃で・・・を破壊しちゃうところです。 【幕ノ内】さん 7点(2004-03-30 21:14:19) |
353.映像もさることながら、何と言っても音が重々しい。。特に機関銃がまるで自分に当たったんじゃないかと思うぐらいの音の迫力があった。 【亜空間】さん 9点(2004-03-25 11:06:05) |
352.先に「バンドオブブラザース」を観てしまったからかも知れませんが、思っていたほどのものではありませんでした。確かに、オマハビーチをあれだけの規模で描いたのは凄いと思いますが、エキストラや俳優の動きが安っぽいと感じました。 |
351.戦争体験の無い我々に戦場の怖さや醜さをお腹一杯感じさせた映画。冒頭の戦闘は今まで見てきた中で一番臨場感があったし生々しく恐ろしかった。このシーンだけで戦争なんて絶対したくない参加したくないって思える。ライアン一人の為に何人もの兵士が死ぬっていう矛盾も「これが戦争だ!」て事だろう。「戦争自体が矛盾していて、だから戦争は駄目だ。」ていうスピルバーグのメッセージを強く感じました。最後は感動して泣きました。平和ボケしている俺にはドーン!ときました。 【諸星わたる】さん 10点(2004-03-21 17:36:26) |
350.ノルマンディ上陸作戦の映像は圧巻でした。ライアン救出のために犠牲を払う戦争の矛盾も感じ取れました。戦争を知っている人たちの中には戦争についてあまり話したがらない人がいますが気持ちがわかったような気がします。 【ゆきむら】さん 9点(2004-03-17 00:14:18) |
349.後半削って、ずーっと戦闘シーンだけの「ノルマンディ上陸作戦」でよかった。映像技術が素晴らしい。 【モチキチ】さん 7点(2004-03-12 23:59:50) |
348.オープニングの戦闘シーンに圧倒。戦争というものがリアルに伝わります。 【腸炎】さん 9点(2004-03-12 18:14:01) |
【ボバン】さん 6点(2004-03-04 01:17:17) |
346.戦争の高揚感がわく映画やとどっかの監督さんが言ってたけど、俺は逆に戦争の恐怖を初めて感じた映画やった。他の戦争映画はどっか兵隊さんがかっこえーねんけど、この映画はどの兵隊もかっこわるく見えたし、みんな無様に死んでいく。最初のシーンなんて映画館で観たんやけど、あんなに戦場は怖い所やって感じた映画は他にない。スピルバーグの真意がどこにあるかはしらんけど、俺にとっては反戦映画やったわ。これ観たら戦争なんて確実にしたくなくなるで。後、アパムがココリコの田中に見えてしゃーなかった。 【なにわ君】さん 10点(2004-03-02 12:03:53) (良:1票) |
【hrkzhr】さん 4点(2004-02-27 23:50:49) |