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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2259
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1.  ザ・プレデター 《ネタバレ》 
男女混合のパーティ編成やオマージュ溢れる台詞まわし、耳慣れたBGM、そしてプレーンなタイトル。シリーズを踏襲した脚本で特に第一作目を強く意識していると思しき本作ですが、オリジナル『プレデター』の魅力が感じられたかと問われれば答えはノーです。よくあるアメリカ製"大味"SFアクションでした。もっとも本作に限らず続編に『プレデター』の優れたホラー要素やサスペンス性を求めるのも酷な話。すでに手品のタネは明かされています。その上でなおプレデターという素材を活かそうとするなら『AVP』や『プレデターズ』あるいは本作のように上位互換種を登場させるアプローチになるのは理屈としては理解できます。ただやはり無理矢理感は否めません。個人的にはそこまでシリーズ化に固執するのは如何なものかと。「第一作目は面白かったよね。でも続編向きの題材ではないから大事に触らないでおこうよ」とはならないのですよね。「旨味があるうちは骨までしゃぶる。いや骨のかたちがあるまでは」な映画業界の体質は洋の東西を問わないようで。でも「シリーズの向こう側」に到達した『ゴジラ』のような特異な成功例もあるので一概に続編を否定するのも違うのかもしれません。個人的にはプレデター◯ラーを(一応ネタバレ配慮で)をアベンジャーズなりジャスティスリーグに入れてはどうかと思います。味方にしたらこれほど頼もしいキャラクターも居ないですし。
[インターネット(吹替)] 5点(2024-05-19 22:36:44)
2.  ザ・ロストシティ 《ネタバレ》 
大物俳優の出演時間が短いだけなら『無駄遣い』または『勿体ない』ですが、扱いが雑なので『逆にオシャレ』『一周回ってイカしてる』となるのが面白いところ。そうブラッド・ピットのことです。もっとも欧米はカメオ文化が根付いているのでそこまで凄いって話でもありません。邦画でキムタクが同じ感じで出演したら事件ですけども。 アドベンチャー&ラブコメとしては一般的な出来。良くもありませんが、悪くもありません。ほどほどな冒険、ノーマルなアメリカンコメディ。そのため前述のブラピ以外に特筆する箇所はありません。ちなみにブラピ再登場シーンは完全に蛇足。野暮天としか言いようがなく、洒落のレベルが落ちているのが残念です。また、サンドラの派手派手ジャンプスーツは本作のアイコンなので、何だかんだ理由をつけて最後まで着させた方が良かったと思います。
[インターネット(吹替)] 5点(2023-03-06 17:22:10)
3.  ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 《ネタバレ》 
洗練されたアクション。社会風刺あり、メッセージ性ありの骨太映画でありながら、パッケージは完全にオフザケ馬鹿コメディ。グロテスク描写も明らかにやり過ぎです。B級映画の皮を被ったA級作品。外見と中身のミスマッチ感(あるいはツンデレ感?)に痺れました。そして何より素晴らしかったのが、いつ誰が死んでも不思議ではない空気感でした。開始早々大した見せ場も無く次々と死んでいくタスクフォースXのメンバーたち。いやーこういう戦争映画を見たかったのです。これが殺し合いのリアル。まさに『スーサイド・スクワッド』の世界でした。体に良いものから害悪なものまで、美味しいもの全部載せのスペシャルパフェのような娯楽(ご馳走)映画。早期リメイクも大納得の快作でありました。続編期待しておりますね。
[DVD(吹替)] 9点(2022-05-03 23:58:57)(良:2票)
4.  ザ・ハント(2020) 《ネタバレ》 
何者かによって拉致され、殺人ゲームなり殺し合いなりを強要されるパターンは、今やバイオレンスホラー『定番』設定のひとつ。本作の場合、12人の男女が森の中に集められました。武器の支給あり。事前アナウンスはなく、いきなり銃撃されハンティングゲームの開始です。そもそもB級映画仕様のお話。理念やメッセージ性はハナから期待していませんし、むしろあると面倒くさい。重要なのは純粋に“サバイバルゲームとして面白いか否か”です。その点、社会風刺の色合いはあるものの、ゲーム自体のパワーバランスや公平性に問題はなく、途中ルール変更もありませんでした。このあたり結構テキトーな作品が多いので一安心。ゲーム開始直後の緊張感は素晴らしかったですし、後に判明するハンティングゲームが開催された経緯も馬鹿らしくて好みでした。 もっとも、本作最大の魅力は主人公クリスタルのキャラクターに違いありません。見た目は完全に脇役のそれ。派手な美人タイプではありません(失礼)。しかし、表情が実に“そそる”のです。眉を顰め、口を歪ませ、いつも少し不機嫌そう。これは理不尽な殺人ゲームに強制参加させられたからではなく、彼女の標準スタイルでしょう。現状に希望も絶望も抱いていないが故の平常心。だから注意深く観察し、的確な判断が下せるのだと思います。最初の立ち回りやアシストグリップを握っての一撃、その容赦の無いアクションに痺れました。ちなみに役者さんの名前はベティ・ギルピン。本サイトの人物登録が無かったので調べたところ、主にTVドラマ畑で活躍されている女優さんのようです。お名前覚えましたよ。実は3回ほど続けて鑑賞しています。それだけ彼女の不機嫌そうな顔が魅力的だったのです(決して立派な胸に惹かれたワケでない事だけはご理解ください)。物語の性質上、続編は難しいと思いますが、クリスタルのキャラクターを本作だけに留めておくのは勿体ない話。別作品に出張して登場してくれないかしら。アンチヒーローな刑事役とか、ピッタリだと思うのですが。
[インターネット(吹替)] 9点(2021-08-30 19:24:18)(笑:1票)
5.  ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷 《ネタバレ》 
観始めて2分で「こりゃ呪怨のリメイクだな」と分かる程度に『呪怨』っぽくはあるのですが、本作に元祖の風味が活かされているとは言い難く。一応、日本から元凶となる呪いをアメリカへ輸入した体裁ですが、共有されているのは『家に取り憑く怨念が元となる呪害』という基礎設定のみ。正直、こんなものは『呪怨』の専売特許でも何でもないので、わざわざお金を払ってまで(?)『呪怨』ブランドに乗っかる必要があったのか疑問です。というか『呪怨』一派を名乗るのであれば、最低限『白塗り親子』は出さないと。ブランドの版権は買ったのに、ロゴを使わないとか、勿体ないったらありゃしない。あるいは、老舗のうなぎ屋からタレを別けてもらったのに、継ぎ足しでケチャップを入れてしまったような台無し感とでも言いましょうか。もっとも、これは元祖『呪怨』にそれなりの価値があればの話。冷静になれば、そんなものはありゃしないので、改変しまくっても何の問題も無い訳ですが。『呪怨』の看板があろうが無かろうが、基本的にセールスポイントが見当たらない普通のオカルトホラーとの印象です。
[インターネット(吹替)] 4点(2021-08-05 19:30:00)
6.  ザ・ライト -エクソシストの真実- 《ネタバレ》 
お話の展開が制限されると共に原則批判(ツッコミ)を受け付けない性質であることから、どんなジャンルであれ『実話もの』は好きではありません。しかも本作は正統派オカルトホラーなのに『実話もの』ときました。まるで『氷の天ぷら』のようなミスマッチ感。これが『エミリー・ローズ』のように、ある程度客観的な事実に基づくのならいざ知らず、神父の体験談を拠り所とする(ですよね)の実話など、胡散臭いったらありゃしない。いや『週刊実話』と同レベルと考えるなら・・・『週刊実話』読んでないのでよく分かりませんが。 個人的に『悪魔憑き』は実在すると考えます。ただし、キリスト教圏のみで通用する概念ですから、何らかの精神疾患を『悪魔憑き』と呼ぶと考えるのが自然でしょう。日本だと狐ですな。本作の主人公も当初そのように捉えていました。しかし、彼は実体験を通じて自らの考えを改めましたという話。否定していたものが裏返ると強い肯定に変わる。その心理過程は理解できますが、だからといって彼の体験が真実である裏付けにはなりません。単にエクソシストを生業とする覚悟がついたので、ものの見方が変わっただけかも。スマホで証拠動画くらい撮っておいてよ。 なまじ『実話もの』の注釈がつくから、少々いちゃもんを付けたくなるのですが、一般的なオカルトホラーとしては上々の出来。雰囲気は抜群ですし、やはりアンソニー・ホプキンスは名優であります。ところで『世界最速のインディアン』へのオマージュはありましたか?
[インターネット(吹替)] 7点(2021-08-05 00:19:16)
7.  サマー・インフェルノ 《ネタバレ》 
ミスリード、スカシ、伏線など、脚本テクニックの手数は多いものの、どれも効果的とは思えません。あからさまで驚きが無かったり、そもそも意味が無かったりするからです。例えば発狂原因について。当初『綿毛』の可能性が疑われました(序盤から延々と伏線を張っています)。しかし直ぐさま検証を完了しシロが確定します。本来仕事が早いのは良いことですが、映画の場合はそうでもありません。折角ミスリードしたなら、少しは引っ張らないと。間違った方向に進むから意外な展開が生まれる訳で、アッサリ看破してはミスリードした意義が失われます。とはいえ感心するアイデアも見受けられました。敵と味方が頻繁に入れ替わる『バトルロイヤル』はスリリングで、どのキャラが途中退場するのか先が読めません。打開策も気が利いていましたし、オチも納得できました。ただ着想が良いだけに、もう一工夫すればもっと面白くできたとも思います。『バトルロイヤル』は大人数が参加することで変化や広がりが生まれます。視覚(メガネ)の喪失も意外とホラーでは見ませんが、相当怖い話。敵見方を間違って攻撃とか、ピンホールメガネをつくるとか、いくつも展開が生まれる種だったと思います。よく若手芸人が使う言葉で例えるなら、『跳ねた』とまでは言えないものの『爪痕を残した』くらいの満足感は得られる脚本でした。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-10-10 17:22:26)
8.  31 《ネタバレ》 
正真正銘の『クソ映画』。残念ながら褒める要素は見当たりません。サスペンスとしても、ホラーとしても「何だこりゃ」としか。
[DVD(字幕)] 2点(2019-07-05 19:50:13)
9.  ザ・タンク 《ネタバレ》 
極限状態で人々の理性が失われていく系のソリッドシチュエーションスリラーといえば『生きてこそ』、『ハンガー』(2009)、それに『esエス』あたりがすぐに思いつきます。前者が厄災系無期限隔離状態とするならば、後者は積極的限定隔離状態と言えます。当然ながらキツイのは前者の方。希望が持てないのですから狂うのも仕方なしと思えます。それに対し後者の方は、一定時間経過すれば常態に戻ることが約束されています。ですから我慢出来るのです。普通は。にも関わらず狂ってしまうのですから、設定に一工夫必要なんですね。『es』については各自ご確認頂きたいのですが、成る程それなら狂うかも?な仕掛けが施されています。本作も後者に類しますが、全くもって説得力に欠けます。孤独が故に狂ったって?そんなアホな。それならトラウマを抱えていたリーダーの方が余程危ういでしょうに。何だかよくわからない内に暴走して挙げ句自滅する男。「何だこりゃ」としか言いようがありません。それより室内の空気残量の心配をしなきゃならないと思うのですが(そのための伏線エピソードありましたよね)、結局焦点にすらならず仕舞い。彼らにとって一番の恐怖って何なのでしょう。さっぱり分かりません。何を見させられているのやら。基本設定が秀逸でも脚本が仕事をしないと凡作になってしまう一例です。
[DVD(吹替)] 4点(2019-05-15 19:52:54)
10.  サバイバー(2014) 《ネタバレ》 
最初に大事な、そして重要なお知らせです。本作はミラ・ジョヴォヴィッチ主演のアクションサスペンスではありません。日本未公開のSF作品ですので、ご注意ください……。「汚い」よりも「小汚い」の方が、「ハゲ」よりも「薄らハゲ」の方が何となく“ダメ”な感じがするように、本作は映像が「安い」というよりも、脚本が「安っぽい」と指摘したくなるトホホなSFでございました。オリジナリティ&リアリティはゼロ。“食糧の確保”“水の摂取”といったサバイバルの基本をすっ飛ばしておいて『サバイバー』とはコレ如何に。基本的に敵が弱すぎるので、バトルシーンに緊張感が無いのが致命傷かと。日本未公開とのことですが、その理由も頷けます。
[CS・衛星(吹替)] 3点(2016-05-15 02:28:53)
11.  サイレント・ハウス 《ネタバレ》 
ワンカット(カット割り無し)という奇抜な撮影手法がウリの映画ではありますが、撮影方法に対する賞賛は、実は作り手に対して失礼かもしれないと考えます。何故なら自分が監督なら「頑張ったで賞」なんて欲しくないから。物語を魅せる上で、最も効果的と思われる手法が、結果的にワンカット方式だったものと好意的に推測します(勿論、製作の費用対効果に優れている利点はあるのでしょうけど)。カットを割らない事で得られる“現在進行形”という手形は、極上の臨場感と途切れぬ緊迫感を観客にもたらしました。舞台を閉鎖された室内に限定したのも正解。緊張感の密度が増しました。サスペンスとして必要十分なストレスを感じる事ができたと思います。ただ一点、難を上げるとすれば、集中力を乱される描写が散見されたこと。主役の彼女、オッパイ大きすぎです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-03 20:25:59)
12.  サプライズ(2011) 《ネタバレ》 
先制攻撃のチャンスを棒に振り、止めを刺さずに逃げ出して反撃を食らう。被害者(主人公含む)の行動指針が“逃げる”に設定されているホラーが目につきます。逃げ惑う恐怖を描くワケですから不自然ではありませんが、正直ストレスが溜まります。その点、本作のヒロインは天晴れでした。チャンスは逃さず、止めは念入りに(←コレ重要!)。この主人公になら安心して感情移入が出来ました。さて、ラストシークエンスについて。客観的にみれば完全に過剰防衛です。というより、普通に殺人です。(本来善良であるべき)主人公にあるまじき行為。しかし彼女を責める気にはなれませんでした。奴の殺意は明白でした。仮に見逃したとしても、後々命を狙われる可能性は大。腐った人間性の持ち主です。どさくさに紛れて(その場の感情の勢いに任せて)、禍根を絶ったのは正解。殺人者は、逆に殺されても文句が言えないのは道理でしょう。ただし、現場を警官に目撃されていたのは誤算でした。裁判になれば有罪間違いなし。さてどうしたものでしょう。しかしこの問題も予想外の方法でクリアされました。やはり準備は大切です。警官はお気の毒でしたが、戦地に不用意に踏み込んだ甘さは万死に値するのです。面白かったですよ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-27 19:53:02)(良:1票)
13.  ザ・コール [緊急通報指令室] 《ネタバレ》 
鈴木雅之ではありませんが、『違う違う、そうじゃ、そうじゃない』と思わず口走ってしまいました(コレ、ホント)。ジョーダンがケイシーに呼びかけた“2人で戦う”とは、片や911オペレーターとして、片や犯人に一番近い場所にいる被害者として、協力して犯罪に立ち向かいましょうという意味では?主人公が現場に出向いて直接犯人と対決してしまう展開には興醒めしました。サスペンスは“制約”が肝。彼女には一歩もオペレーションルーム(蜂の巣)から出て欲しくありませんでした。ジョーダン出撃後の流れは、さながらスプラッターホラーの定番劇。敵に止めを刺すことなく逃げ出し形勢逆転。あ~あ、またいつものパターンかよと。修羅場を数多く垣間見てきたであろう主人公の判断にしてはお粗末でした。ラストはどう解釈したらよいのでしょうか。あのまま犯人を閉じ込めて私刑に処したということ?地下室が絶対に見つからない保障があるなら兎も角、奴が発見されたら(生きていようと、死んでいようと)2人の罪は露見してしまいます。そこまでのリスクを負う必然性は薄く、まだ正当防衛に見せかけて殺してしまう方が腑に落ちました。本作で消化不良を起こした方にはキム・ベイシンガー主演の『セルラー』をお勧めしておきます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-09 20:24:06)
14.  THE LOOP ザ・ループ ~永遠の夏休み~
数々の矛盾点を放り投げて最終的な辻褄だけ合わされても、「だから何?」としか思えません。本作で消化不良だった方には『トライアングル』(2009年)をお勧めします。
[DVD(字幕)] 4点(2014-10-21 19:26:04)
15.  サイレントヒル:リベレーション3D 《ネタバレ》 
ゲーム原作らしいクエスト形式の物語と、襲い来る異形の住人たち。1作目は母が娘を、2作目は娘が父を、サイレントヒルから救出することを目的した点を除けば、2つの作品に違いらしい違いは見当たりません。ところがこの僅かな変化が物語の味わいに大きく影響していました。具体的に言うなら悲壮感の有無。1作目で最優先とされたのは“娘の命”。では2作目は“父の命”?いいえ、違います。2作目も1作目と変わらず娘の命が一番大事なのです。大切なものの安否が知れない状況と、逐一確認できる状況では、どちらが不安に駆られるかは言わずもがな。サスペンスの醍醐味という意味で、本作は1作目に遠く及ばないと感じます。
[DVD(吹替)] 5点(2014-06-12 19:26:59)
16.  サブウェイ・パニック 《ネタバレ》 
特筆すべきはラストカット。これほど爽快感のあるイヤラシ~イ表情に、私は今までお目にかかった事がありません。見事な余韻。このワンカットのみで本作を傑作認定してしまいたい程です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-30 20:59:19)(良:1票)
17.  殺人ゲームへの招待 《ネタバレ》 
実在するボードゲーム『Clue』を原案とする映画だそうですが、着想を得たというより、そのまま実写映像化した印象です。DVD収録のエンディングは3通り用意されていますが、ゲームのルール通り“登場人物×凶器の種類×部屋数”分だけ結末が“存在し得る”と考えて構わないでしょう。事件の真相は偶然の産物。勿論ドラマは完全に後付けですし、トリックの醍醐味など望めるはずもありません。ミステリーとしての面白味はゼロです。間違っても犯人探しなどしてはいけません。無駄骨です。謎解きのヒントも当然在りません。では何処を楽しめばいいかというと、まずは雰囲気でしょうか。とある洋館に招かれた素性の知れぬ数人の男女。各々に配布された典型的な凶器の数々。消える死体に隠し部屋。古典ミステリーの風味を味わうワケです。次のお楽しみは、ウィットに富んだ会話劇とコミカルなリアクションで魅せるコメディーパート。ほぼ、こちらがメインと考えて差し支えありません。さて私は某蔦屋の『良品発掘』シールに惹かれて本作を観賞しました。そのため期待値のハードルが高かったかもしれませんが、それを割り引いてもツマラナイものでした。物足りないというか。おそらく本作を楽しめる人は、大人だと思います。あるいは大金持ち。「今日の夕ご飯は松茸の土瓶蒸しよ」とママンに言われて喜んでいたら、本当に土瓶蒸ししか出てこなかったとしても、キレたりしない“余裕のある人”だけが楽しめる映画ではないかと(何のこっちゃ)。同じ趣向の映画なら『名探偵登場』の方が満足度は高いです。
[DVD(字幕)] 4点(2013-10-24 19:55:34)
18.  THE GREY 凍える太陽 《ネタバレ》 
(重大なネタバレあります。鑑賞後にお読みいただければ幸いです。)………主人公は最期の最後に望みを叶えました。飛行機事故で生き残ったのは、彼の願いを叶えるために神様がロスタイムをくれたようなもの。主人公は否定しましたが、本作に神様は存在したのだと思います。そもそも、生きている事こそが奇跡。命尽きるその時まで、あなたならどう生きるか?の問いかけでした。勝つための武器というより抵抗のための爪を装着し、決着の刻に挑む主人公。真っ直ぐな瞳に吸い込まれます。ここで終幕。唸りました。この瞬間に辿り着くためだけに、これまでの苦難があったということ。エンドロール後のワンカットは不要でした。むしろ無い方が良かったかもしれません。でも救われました。彼は満たされた心で愛する人の元へ逝く。突然の飛行機事故のインパクトから、VSオオカミVS風雪の極限サバイバルまで、一気に作品世界へ引き込まれました。効果的だったのは手持ちカメラによる接写とブレ画像。アクションを誤魔化すための安易な演出手法として用いられる事が多い気がしますが、本作の場合は一味違いました。上空で、水中で、息の詰まる感覚を味わえました。音響も臨場感抜群です。回想シーンの使い方も上手い。愛する人との幸せな時間から一転、地獄の現状へ。視覚インパクト大。主人公が感じたであろう衝撃と絶望を見事に表現していました。事故直後の危機感覚異常と判断力欠如、ザバイバーズギルトが重なった“通常ならばあり得ない”決断の数々にもリアリティがあったと思います。言うならば陸上版『オープン・ウォーター』。真夏の日本公開も納得の凍える映画は、熱かった。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2013-05-27 20:12:28)(良:1票)
19.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 
日本でリメイクするなら、主演はあの人以外に考えられませんが、オファー不可能により断念。となると、次の候補は巨匠かスマップという事になりますが、どちらもデンゼル・ワシントンのイメージには程遠い。というわけで、消去法により、主演はおっぱいバレーちゃんに決定。網走刑務所まで般若心経でも運んでもらうっていうのはどうでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-24 17:27:31)
20.  30デイズ・ナイト 《ネタバレ》 
悲しくも美しいラストに尽きる一作。昇りくる太陽の彼方を、しかと見つめる彼女の姿が心に焼きつきます。
[DVD(字幕)] 7点(2012-12-10 19:51:48)
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