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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  隣人は静かに笑う 《ネタバレ》 
テロとはこういうことなのだ、という救いの無い衝撃のラストとは裏腹に 特に前半は静かに進行する2時間ほどの作品ですが、ダレない。 隣人が訳ありであることが確定する頃にはかなり時間が経過していた。 しかし、静かに進行する前半が効いている。 主人公の男の職業とその専門、妻を亡くした事情など。 彼のバックボーンが全てその結末につながっていく。 ティム・ロビンスとジェフ・ブリッジスの2人がとにかく見応えアリなんですが、 (この2人の役が入れ替わっていても見応えアリだったと思います。) もう1人、忘れてはならないのがジョーン・キューザック。 終盤の公衆電話の背後から現れるシーンなど、 ティム・ロビンスと共に得体の知れない不気味さを静かに醸し出しています。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-08-09 16:21:33)
2.  リミッツ・オブ・コントロール
極端に台詞が少ない主人公の男が歩くスペインのどこかの街の路地の風景。 意識的に多用されたと思われる落書きのある壁。 空やプールの水の青、遠くに見える山の緑、美術館の白い壁、エレベーターの壁の赤。 特急列車の車中での流れゆく車窓の風景・・・。 それら寡黙な主人公の背景にある風景の1つ1つが、まるでアートのような味わいがあります。 「スペイン語は話せるか?」「いや」 そして現れた人物はごく短時間、問わず語りをしては去っていく。 「オーソン・ウェルズの「上海から来た女」は見た?ー訳の分からない映画・・・。」 これは現れたある女が残した言葉。では、本作は? 本作も僕にとっては訳の分からない映画ではあったけど、それでも全然構わなかった。 ジム・ジャームッシュとクリストファー・ドイルの世界にゆったりと浸ることが出来た、いい時間だった。
[DVD(字幕)] 7点(2020-05-08 18:47:10)(良:1票)
3.  リチャード・ジュエル 《ネタバレ》 
本作もイーストウッド御大らしく、そう遠くない過去のアメリカで起こった史実を 淡々と、お涙頂戴にもならず、しかし手堅くきっちりと仕上げられた良作でした。 それでいてドラマ、サスペンスとしてぐいぐい見る者を作品の世界に引き込んでいく力強さがある。 多くの市民を爆弾テロから救った英雄が、あっという間にテロの犯人の如く仕立て上げられていく。 強引な捜査手法やメディアの在り方について考えさせられますが、 それだけに、この騒動のきっかけを作った女性記者が終盤になってフェードアウトしていったことは残念。 この記者が実際に騒動の最終盤に目立った動きを見せていなかったなら仕方がないところですが。 鑑賞中は腹立たしい展開続きの作品でしたが、 「僕が犯人だという証拠は何も無いのだね?では、もう帰らせてもらおう。」 何も言い返せず黙って見送るしかないFBIの捜査官と、席を立つジュエルと弁護士ブライアント。 終盤、最後にFBIの捜査官と対峙するこのシーンと2人が再会するラストが見る者の溜飲を下げてくれる。 本作もまた、イーストウッドらしい作品であると思います。 キャシー・ベイツは本作でアカデミー賞にノミネートされているようですが、 それも納得の素晴らしい演技を見せてもらいました。
[映画館(字幕)] 8点(2020-01-21 16:25:14)
4.  リベンジ・マッチ
お互い全盛期から月日は流れ、ロッキー・バルボアとジェイク・ラモッタを演じた2人が闘う。 最後の試合では2人ともさすがにしっかりと迫力のあるところをみせてくれますが、 それまでの間は、時にはおちゃらけるデ・ニーロと、笑顔すらほとんど見せないスタローン。 特に試合の宣伝の為に総合格闘技の試合会場に乗り込んだ際に、そこにいた選手が絡んでくる。 デ・ニーロは手を出さない。ここはハリウッドのアクション番長、スタローンの出番。絡んできた選手を一撃でノシてしまう。 2人の役割分担も良かったですね。 スタローンが卵を一気飲み。そうなれば次は吊り下げられた肉をどつきまくる姿も見たくなるのですが、 その寸前でトレーナーのアラン・アーキンに止められてしまう。拍子抜けと言うよりは笑ってしまいました。 「ロッキー」と「レイジング・ブル」の鑑賞が前提になっている感はありますが、 イタリアン・スタリオンvsレイジング・ブルのドリームマッチ。それだけでも十分楽しい映画です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-18 21:40:34)
5.  リピーテッド
夜、眠りにつき朝目覚めると記憶が無くなってしまう女と、自分は夫だと説明する男。 無表情で感情をあらわにすることも無い夫。何を考えているのか読めない。彼は本当に夫なのか?信用していいのか否か。 ミステリアスでサイコサスペンス的な序盤の展開。漂う雰囲気も悪くはないし 登場人物をかなり絞り、尺も短く無駄の少ない作品だとは思うのですが、 面白くなりそうだった作品が事情が明らかになるにつれ失速していきます。 こういうことになってしまった事情がもう少し何とかならなかったものか・・・。 作品に漂う雰囲気やコリン・ファース&ニコール・キッドマンは見応え十分なだけに勿体ない作品です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-07-22 17:38:21)
6.  理由なき反抗
映画史の中でほんの短い間に強烈な個性、存在感を放ち、主演作を3本だけ残していなくなってしまったジェームズ・ディーン。 本策の中でも他を圧倒する存在感を見せるとともに、素晴らしい演技で見る者を魅了します。 特に序盤の警察署でのすねたような演技。 そしてラスト、「私を頼っていいんだぞ」と言う、日頃から頼りないと思っていた父の前で泣き崩れる演技が印象的です。 ナタリー・ウッドは本作でもやはり美しく、ディーンと同じく若くしてこの世を去ったサル・ミネオもまた全く違った存在感を見せます。 主演がジェームズ・ディーンでなかったら、既に忘れられた作品のようになっているかも知れないですが、 出ている俳優の魅力、それだけでも見る価値がある作品だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-17 22:17:33)
7.  Re:LIFE リライフ
ヒュー・グラントも気がつけば50代半ば。久々に見た彼の新作。年取ったなと思うけど、いい味が出てきましたね。 かつては1作だけですが、全米から絶賛された映画の脚本を書いたこともあるけど、 今ではハリウッドで完全に仕事が貰えなくなってしまったダメ脚本家。 ハリウッドを干され、聞いたこともない田舎の大学で脚本のゼミを担当することになるというのが本作の役どころ。 年齢を重ねると共にパターンが変わってきてはいますが、本作も典型的ヒュー印のラブコメとなっています。 ストーリー自体はよく見られるものでありますが、ハリウッドへの皮肉とハリウッド愛が同居するような作品の空気がいい。 ジェイン・オースティンを研究する堅物女性教授に「好きな女性作家は?」と聞かれ、 ヒュー教授は「エレイン・メイ」と。僕が割りと彼女の映画が好きなのもありますが、いいですね。こういうの。 脚本指導の中でヒュー教授に「なぜ、英語の映画にわざわざ字幕を入れる?」と聞かれた学生が 「台詞とは違う本音を表現するため」うんうん、ウディ・アレンのお好みのパターンだな、と思っていたら、 ヒュー教授、「それはアニー・ホールでウディ・アレンが使った手法だ。」映画ファンにはこんなやり取りが実に楽しかったりします。 自分の得意とする役どころでのびのびと持ち味を発揮している。ヒューさんには、50代後半になっても還暦を過ぎても、 いつもどこかフラフラとしていて、頼りなくも憎めない男を飄々と演じ続けてもらいたいなと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2016-06-05 12:43:03)
8.  リトル・ドラマー・ガール
ジョージ・ロイ・ヒルは大好きな監督の1人ですが、本作はずっと未見だった作品。 ドラマーの少女を主人公に、「リトル・ロマンス」のようにローティーンの少女の恋や悩みなんかを描いた映画のように見えるタイトルですが、原作はジョン・ル・カレ。勿論そんなお話であるはずはなく、暴力とその報復の連鎖が止まらない中東を舞台に諜報機関やテロ組織が暗躍する映画となっています。  パレスチナとイスラエルの両陣営の狭間で揺れるヒロインのチャーリー役にダイアン・キートン。話自体は分かりやすい。しかし…。こういうスパイ・サスペンスにしてはユルいんですよね。政治的信念は持っていながらも、こういう世界には素人のチャーリーはかなり危ない橋を幾度となく渡っているんですが、その辺の緊迫感も薄い。ダイアン・キートンは嫌いじゃないんですが、本作に関しては彼女からもそういった雰囲気が伝わってきませんでした。
[ビデオ(字幕)] 4点(2013-05-01 00:47:49)
9.  リクルート 《ネタバレ》 
どこまでがテストでどこからがガチなのか?本作の思惑通り二転三転する展開には確かに引っ掛けられました。パチーノをはじめとするキャストも良し。そういう意味では面白く見ることが出来た作品です。  何が本当で誰が本当の悪なのか?最後の大どんでん返しにいやでも期待が高まるという作品ですが、最後にパチーノがいつもの熱演演説で説明してくれる真相よりも、レイラの二重スパイなど途中の展開の方が騙されたという印象の方が強いです。  本作のパチーノ、演技は少し抑え気味でしたが、胡散臭さ、怪しさのある濃いオーラが出過ぎだったでしょうか。老けたなあ・・・。とも感じましたが、その枯れ具合も哀愁漂うラストの散り際とうまく相まっていました。
[DVD(字幕)] 6点(2013-02-14 22:17:06)(良:1票)
10.  リトルマン・テイト
こうした知能指数に優れた神童は実際にいるのだろうけど、やっぱり心はまだ子どもだし、友達と遊んだり色んな経験を重ねながら少しずつ心も体も大人になっていくもの。主人公の少年は地元の学校では友達が出来なかったけど、同じ悩みを持つ少し年上の少年と馬で競争したり、大学生のあんちゃんに遊んでもらったり、最後の誕生パーティで見せるいい表情がそれを物語っています。ジョディ・フォスター初監督作。敢えて地味な作風で通し目新しさがあるテーマでもないですが、この少年の姿と表情を捉え続けることで、貴重な人生の一時期である子供という時代にとって本当に大切な事は何かを上手く描き出しているし、少年が大学に通う違和感のある描写からはアメリカでは盛んな飛び級の制度についても考えさせられます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-05 16:10:11)
11.  理想の女
序盤から繰り返される陰口や噂話の中にまずは主要登場人物の人物像を巧く織り交ぜる。それぞれがその中で語る恋愛観、結婚観などの台詞がいちいち凝っていて、特に前半から中盤はこの噂話が物語を引っ張っていく面白い脚本でした。アマルフィで夏の休暇を過ごす当時のセレブの暮らしの一端を再現する美術や衣装も見所の1つです。話の方はヨハンソンのご主人とヘレン・ハント演じるアーリン夫人の関係が釈然としないのがずっと気になってしまうのですが、本作は前半から噂話の中心になり、ウィンダミア夫妻とタピイとのドラマをその局面ごとに醸し出す雰囲気を変えながら見事に演じた、ヘレン・ハントの映画でした。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-05 16:05:40)
12.  リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986)
リック・モラニス演じる冴えない花屋の店員と彼が思いを寄せるエレン・グリーンの主演2人に、 イカれた歯医者のスティーブ・マーティンに、そのイカれた患者のビル・マーレイの濃い2人のコントにジェームズ・ベルーシにジョン・キャンディと、出番は少ないけど濃い存在感全開のサタデーナイト・ライブ組も多数出演のキャストが最高!  ミュージカルシーンは楽曲もいいし、街や建物の形状を上手く利用して姿を現す3人のコーラスのお姉さんの登場のさせ方も巧いです。成長したオードリーⅡがリードボーカル、その子株たちがコーラスっていうのもいいじゃないですか。  ラストはバッチリハッピーエンドですが、シーモアの犯した罪はいいのか?まあ、宇宙から地球を征服に来た謎の植物を倒して地球を守ったんだから不問にしておきましょうか。どうにもアホな設定と登場人物のホラー・ドタバタコメディ・ミュージカル仕立て・・・欲張りな設定を上手く纏め上げたフランク・オズ監督。流石です!
[DVD(字幕)] 8点(2011-04-12 21:36:04)
13.  リトル・ランボーズ
共に父親がいない。一人は母親の宗教の厳しい戒律の下に子供らしい楽しみの無い家庭に育った、空想僻のある少しひ弱な感じのする少年。もう一人は母親が家に不在で気が荒い兄と暮らす不良少年が出会う。  この二人の繋げたのはスタローンの「ランボー」。本作の監督さん、お好きなんでしょうね。また、この二人の少年は「スタンド・バイ・ミー」のウィル・ウィートンとリバー・フェニックス演じる二人のようであり、特に不良少年役の男の子のくわえタバコのちょっといかつい風貌はリバーを髣髴とさせるものがありました。  映画の舞台は80年代前半のようでしたが、そこに巧く80年代の名作の世界観が重ね合わされているように感じられました。  大人に押し付けられた価値観に負けない元気一杯の子どもらしさや友情が微笑ましく、コンテストに出せなかった少年達の映画がどうなるのかな?と思っていたらラストはお見事!最後はまんまと感動させられました。 
[映画館(字幕)] 7点(2010-11-22 20:50:26)
14.  リトル・ロマンス
大人から見ればまだまだ子どもですが、もう僕らは子どもじゃない、なんて思う年頃が誰にでも訪れる。そんな年頃の二人の幼さと時折見せる大人っぽさ、そしてそんな二人の恋がとても上品に微笑ましく描かれた作品です。  そんな二人のリトル・ロマンスと共にローレンス・オリヴィエが素晴らしい。彼の存在とその演技、発する一つ一つの台詞は作品に実に味わい深いユーモアと意味をもたらす。自らの代表作である「明日に向って撃て!」や「スティング」の名シーンが登場するのもジョージ・ロイ・ヒルの映画が好きな者にはたまらなく嬉しい。  これがデビュー作であるダイアン・レインの可憐な魅力や義父の優しさ、美しいジョルジュ・ドルリューの音楽と旅先の風景も心に残る愛すべき映画であるとともにジョージ・ロイ・ヒルの優しさと映画作りの上手さをあらためて感じる作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2010-08-28 20:53:31)
15.  リバー・ランズ・スルー・イット
レッドフォードらしさが随所に感じられるいい映画でした。最初から最後まで兄の語りによる回想を基にあまりにも淡々と描かれる兄弟と家族の物語。しかし清流の美しさ、山の緑の美しさ、自然の陽の光を捉えた美しい映像と控えめだが美しい音楽、そして釣りをしている兄弟と父の姿、様々な表情を見ていると、それだけで十分と思えるような映画でした。そして本作のブラッド・ピットを見ていると、若かりし頃にまるでジョージ・ロイ・ヒルの映画にでも出ているレッドフォードの姿を見ているようでした。監督・レッドフォードも彼の姿に若かりし頃の自分を思い出していたのではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-16 20:12:25)(良:1票)
16.  旅情(1955) 《ネタバレ》 
何故か今まで見る機会が無かった作品ですが、これはいい映画でした。 僕は特にキャサリンが一人旅をする前半に強く惹かれました。水の都ヴェネチアの街並みや空と水の青の美しさを捉える映像の美しさ。そんな街を観光する彼女をカメラが捉える。運河からキャサリンが街並を見上げる。カメラのファインダーをのぞく。橋の上やホテルの窓から運河や街並みを見下ろす。その度にカメラは彼女の目線でヴェネチアの街を映し出す。 ヴェネチアの街の遠景、彼女の視線のすぐ先にあるヴェネチアの街、そんな素晴らしいカメラワークに、異国の地で自由な時間を満喫する表情、一人旅の淋しさを感じさせる物憂げな表情。キャサリンもまた自由に思うがまま演じているかのごとく表情を変え卓越した素晴らしい演技を披露してくれます。 台詞なんていらない、彼女の表情を観ているだけで十分と思えるほどでした。  中盤以降2人がサンマルコ広場で初めて出会うシーン、店での再会、そしてまたサンマルコ広場で。この出会いと再会の見せ方が見事で高揚する気持ちや心の揺れを演じる後半の彼女の演技もやはり素晴らしい。そんな彼女の魅力を存分に引き出し、実によく計算された演出をみせる巨匠リーンも見事です。 僕にとっての大切な映画がまた一つ増えました。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-01-08 18:33:55)(良:1票)
17.  リリィ、はちみつ色の秘密 《ネタバレ》 
時は1964年。アメリカで公民権法が制定された頃。リリィという14歳の少女が母親の死に責任を感じ、父ともうまくいかず、自分の中で両親から愛されていたのかという疑問が膨らみ、姉のように仲が良かった黒人の家政婦と家を飛び出し、「愛」について学び成長していく過程が優しく描かれた佳作。そんな多感な思春期の女の子を演じた天才子役、ダコタの爽やかな好演が印象に残ります。また、彼女と家政婦が家を飛び出し駆け込んだ黒人の3姉妹が営む養蜂場。この3姉妹が個性豊かで素晴らしかった。母のように優しく大らかで姉御肌の長女オーガスト、気が強く自立心が強い次女ジューン、繊細で傷つきやすい三女メイ(名前の付け方が渡る世間は鬼ばかり風でちょっと可笑しかったです)や養蜂場で働く黒人の青年男性とリリィとの関係を通して公民権法が制定されたとはいえまだまだ地位の低かった黒人の自立、女性の自立、そして少女の自立が優しく爽やかに描かれ、登場人物が皆本当に魅力的な映画でした。
[映画館(字幕)] 8点(2009-05-03 11:39:47)(良:1票)
18.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 
オンボロのワーゲンのマイクロバスに揺られてのある家族の可笑しくも少し物悲しい旅。  旅の途中で祖父が亡くなり、父は事業に失敗し、長男は夢に挫折し、娘のミスコンで打ちのめされる・・・。  しかし悲観的ではない。旅に出る前はあんなに荒んでいたこの家族の食卓。旅から帰った後はきっと明るい食卓に変わっているだろう。  父がミスコンのスタッフに一通り説明を受けて「何かご質問は?」に対し「近くに葬儀屋はあるかい?」には笑った。そして少しホロリとさせられる場面もあって。いい映画でした。
[映画館(字幕)] 7点(2008-11-20 01:04:18)
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