201. さらば冬のかもめ
《ネタバレ》 地味だけど良い映画です。犯罪を犯したランディ・クエイドを輸送する中、情が移り刑期が終えるまで童貞だとかわいそうだと娼館に連れて行くところを見て、当時はひどいなあと思いました。名画座でこれと「シンデレラリバティー」を2本立てで観ました。30年ぶりにCSで見ました。以前見たときは潔癖な見方だったので点が辛かったけど、いま見ると哀愁を感じてしまいます。南無明法蓮華教とつぶやきながら、どんどん性格が強くなっていくランディ・クエイド、強くなって色々なことに気がついて幸せに慣れればいいなあと思ってしまいました。気がつかない方が幸せというのが定番ですから。ラストで「南無明法蓮華教」を唱えながら逃亡するシーン。おかしく悲しかったです。+1 [映画館(字幕)] 7点(2003-07-28 02:14:29) |
202. 未来世紀ブラジル
テリー・ギリアムのこういう映像感覚、大好きです。音楽も◎。デニーロも◎。 7点(2003-07-27 04:37:12) |
203. タクシードライバー(1976)
よどんだ街の匂いが漂ってくるような映画です。全編に流れるけだるいサックスの音に酔ってしまいます。止めている煙草を吸いたくなるような映画です。 7点(2003-07-27 04:35:26) |
204. フロント・ページ(1974)
ジャック・レモンとウォルター・マッソーの息のあったやりとりは、観ていて気持ちがいいです。ワイルダーの腕のさえを感じます。 7点(2003-07-27 04:21:50) |
205. 或る夜の出来事
古き良き時代の可愛く楽しい映画です。こういう映画を観ていると、この時代が本当に楽しいことばかりだったような錯覚に陥ってしまいます。それくらい楽しい映画でした。 7点(2003-07-27 04:12:48) |
206. 風と共に去りぬ
ラストのセリフで何度勇気づけられたことか。ひとつの歴史をみているような壮大な映画でした。大きなスクリーンでみる夕日にはえるシルエットのシーンは壮観でした。 7点(2003-07-27 04:10:47) |
207. エデンの東(1955)
《ネタバレ》 池袋文芸座のエリア・カザン特集のオールナイト上映で観ました(年齢をごまかして)。深夜の映画館で流れるテーマソングとやるせないジミーの泣き顔に、この女性なんでジミーを選ばないんだよ。映像の美しい映画です。 何十年もたって見直してみて感想が変わってしまう映画って少なくないです。 若いころラストのダスティンホフマンの笑顔で喜んでいた「卒業」で、結婚式場で残された新郎や、その家族はどうだったんだろうと思ってしまうように。 以前はジミー(キャル)目線で見ていたけど、今、物事を客観的に見るようになって、父と母の確執や、ずっと弟を見守っていただろう兄の気持ち、それら映画には簡単にしか出てこない部分が目につくようになりました。 同時期に壊れてしまった父親と兄、そして傷ついているであろう母親。 そんな風に見られるようになって、ちょっと嬉しいです。 点数は当時のままです。 [地上波(字幕)] 7点(2003-07-27 03:55:05) |
208. ビートルジュース
こういう映画は大好きです。オバケがかわいくて、どこか楽しそうだなと思ってしまいます。 7点(2003-07-27 03:43:33) |
209. ナインハーフ
91/2といえばミッキー・ローク+キム・ベイシンガー=氷ですね。目隠しをしないまでも、どれくらいの人たちがこのシーンをまねたことでしょう。 刹那的ですが恋愛がもっとも恋愛らしくあるのは9週間半というのは言えていると思います。寂しいことですが。映画を観た当時を鮮やかに思い出させる映画なので、やや甘い得点です。 7点(2003-07-27 03:34:49) |
210. バーディ
ラストにはしばらく戸惑ったけど、アラン・パーカーだし、音楽も好きだし良かったです。ニコラス・ケイジがマシュー・モディンの相手役だったんだと、ちょっとビックリ。 7点(2003-07-27 03:19:07) |
211. 大脱走
やはりマックイーンのバイクのシーンは楽しいことこの上ないです。お気楽な感じの脱走も単純に楽しめます。 7点(2003-07-24 00:29:41) |
212. タワーリング・インフェルノ
スティーブ・マックィーン、ポール・ニューマン、フェイ・ダナウェイと当時の超1級スターが出演しているのに、フレッド・アステアやジェニファー・ジョーンズの方が印象的で、もらい役の映画だなと思いました。モーリン・マクガヴァンの歌も大好きで、とても面白かったです。 7点(2003-07-24 00:22:56) |
213. マイ・フェア・レディ
オープニングの花のシーン、大きなスクリーンで見る美しさに、ただひたすら感動してしまいました。ヘッブバーンも可憐なことこの上なくいいです。映画館を出た時は思わず歌を口ずさんでしまいました。男性は自分がシンデレラを作り上げるの好きなんだなあと後から思ったりしました。 7点(2003-07-24 00:18:32) |
214. モダン・タイムス
チャップリン・リバイバルの時に銀座の映画館で並んで見ました。映画制作から何十年もたって大勢の人と映画館で笑えるって幸せなことだなとと思います。機械に巻き込まれもスパナをまわすシーンなど笑いっぱなしでした。当時、機械文明への批判と言われていましたが、そのへんを考えないくらい楽しかったです。 7点(2003-07-23 23:53:19) |
215. 街の灯(1931)
ラストのチャップリンのはにかみ顔いいなぁ。モノクロのきれいな映像、花売り娘の時代。のほほんとしてしまいます。 7点(2003-07-23 23:48:25) |
216. 結婚哲学
こんがらがった愛情関係でも、こんなにカラリとしていてるなら嫌な事件も起きないだろうななんて思って見ていました。始終笑ってましたがフィルムの状態が悪いものをみたので残念。今ならニュープリントのような状態で見ることが出来るんだろうな。見てみたいです。 7点(2003-07-23 23:39:54) |
217. 帰らざる河
池袋文芸座のオットー・プレミンジャーの夜、3本立てで見ました。真夜中の広い映画館の大きなスクリーンから聞こえるモンローの歌声は、ノスタルジックな哀愁があって、ホロリとしました。モンローに敬意を込めて7点。 7点(2003-07-19 21:19:35) |
218. グロリア(1980)
両手放しで楽しめる映画です。ジーナ・ローランズが本当にかっこいい。半端なハードボイルド映画や、危機一髪が続くハリウッドのアクション映画よりも、ずっとタフでいけてます。 7点(2003-07-16 04:10:56) |
219. セルピコ
追いつめられていくパチーノがやりきれないです。音楽がとても優しくて映像と不思議なバランスを作ってます。 7点(2003-07-15 05:24:40) |
220. ゴースト/ニューヨークの幻
基本的に恋愛映画は苦手でベタベタものも駄目なのに不覚にも泣けました。いやあ恥ずかしい。でもやっぱり、こういうのは切ないなあ。優しい気持ちになれる映画でした。 7点(2003-07-08 13:25:04) |