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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

●今週のレビュー
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821.  インサイダー
いきなり娘の発作の際の説明台詞にうんざりさせられたものの、一貫して男の美学に拘ったマイケル・マン節はそれだけでぐいぐいと引きつけるものがあった。損得を超えたところにあるジャーナリストとしての信念を最後まで貫き通す男と人々のための研究という信念をタバコ会社の解雇をきっかけに蘇らせる男。実際の話とはかなり違うようだが、二人の男をとことん戦士と化すための脚色であり、ノンフィクションをうまくフィクションに昇華させた好例だと言える。惜しむらくは長いこと。そしてその長さゆえにあっちこっちと点在するアル・パチーノがいったいどこにいるのかが判りづらいこと。やたらと移動させないほうが時間も短縮できてスッキリすると思うのですが。
[DVD(字幕)] 5点(2006-02-14 17:14:20)
822.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版
もしもあのときこうしていれば・・を複数のストーリーで見せてくれる映画といえば『スライディング・ドア』だったり、その元ネタとなったキエシロフスキーの『偶然』が代表に上げられると思うのですが、その複数のストーリーを観客だけではなく、主人公自らも体現してゆくというのが今作の新しいところ。そのカラクリがいまひとつ理解できないのですが、そこは無視するとしましょう。前半、つまり子供時代はとても面白く見ていた。重要と思われる部分の記憶が飛んでて、主人公と同じく観客にもその空白の部分は明かされない。その記憶の空白の後の残酷な絵や包丁を持ってたたずむシーンは、空白の謎に興味を抱かせるにはこれ以上ないほどの衝撃的な画となっている。ところがその大きく膨らんだ期待に対する回答は思ったほどの驚きはなく拍子抜け感は否めない。後半のストーリーにも結末にも文句は無いが、前半のドキドキワクワクをちゅうぶらりんにされたままの私にとっては文句も無いかわりに満足感も無かったのでした。
[DVD(字幕)] 5点(2006-02-09 15:24:51)(良:1票)
823.  夢(1990)
アンドレイ・タルコフスキーから直接教えてもらったという「水」の描写(水車のある村)がとりわけ美しい。他にも(桃畑)のまさに桃の花が満開となる画や(鴉)のゴッホの絵画の中なんかは失われた世界としての幻想的な美が強調されていて素晴らしい。黒澤明の全ての作品に言えるのは、その世界をスクリーンに再現するための様々な天才的な工夫と、忍耐を惜しまないその姿勢が群を抜いているということ。(そのぶん思いもよらない奇跡的な画が撮れるということも無いだろうと思われるのだが。)しかし「映像で語る」ことに関しては並み以上の才能はあっても天才と崇められるほどの資質は持っていないのではと思ってしまう。もちろん私が気づかないだけかもしれないが、この作品の登場人物の輝きの無さや、説明過多な部分を見る限りそう思わずにはいられない。結局黒澤作品の面白さって脚本の面白さと画作りの妥協の無さにつきると思うのです。この作品はその「画」だけが美しい作品でしかないように思う。とは言うものの、映画への情熱が無ければこんな美しい画は撮れないとも思います。
[DVD(字幕)] 5点(2006-02-02 15:09:23)
824.  夢の涯てまでも 《ネタバレ》 
一人の女が世紀末の辺境地にて自動車事故→事故の相手は銀行強盗犯→強奪した金の運び屋となる→謎の男に金を奪われる→謎の男を世界中追いかけまわす→いつしか謎の男に恋する、、、いかにもヴェンダースらしからぬ展開ながらコレはコレで面白い。 旅の最終地のオーストラリアにおいてようやくヴェンダースの永遠のテーマと言える「映像の可能性」が描かれる。ここまでが長い!コレはコレで面白いと書いたように前半の追っかけっこはコミカルかつスリリングでそこだけ見ればけっこう面白いんです。そちらをメインに考えるなら結末が長い!ってことになるんですが、後半で描かれる「映像の未来型」こそがメインの主題ならばやっぱり追っかけっこが長すぎ!世界中で撮りまくったから削るのがもったいないという潔くない部分が見え隠れする。即興的映画制作のダメなところが浮きぼりになった作品だと思う。とは言うものの日本が出てくるせいか印象に残るシーンも多々あるからバッサリとは切り捨てられない。夢を映像化した映像は文句なしに美しかった。
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-01-30 15:19:12)
825.  ドミノ(2005)
父がイギリスの名優、母がスーパーモデルというセレブな世界で生まれ育った娘、ドミノ・ハーヴェイの壮絶なる自伝、、ではなく、過酷な職業に就くことで壮絶な人生を自ら選んだドミノを主人公にしたアクション映画。トニー・スコットの演出は嫌いではない。寧ろ好きなほうだったのですが、細かいカットの連続と早回しに逆回しのスタイリッシュな映像がここまで作品のほとんどを被ってしまうと見ていて疲れます(皆さん、同じ感想のようですね)。間に挟まれる取調べのシーンのおちついた画にほんとホッとする。そこにリズムがあるわけなのですが、スタイリッシュな映像を“間”に使った『スパイゲーム』の見せ方のほうが好みです。 終盤に登場するトム・ウェイツ演じる預言者の、実体の掴めない存在感(というか虚構感というか、、)は『トゥルー・ロマンス』のプレスリーを思い出しました。 母を演じたジャクリーン・ビセットが実際の母親と交友があったことや、ドミノ本人がこの映画の完成直前に死亡したという文言をパンフで読んだ後では、エンディングに一瞬登場するドミノ本人の姿がなんともいえない感傷を呼び起こす。
[映画館(字幕)] 5点(2005-11-02 14:40:09)
826.  ディープエンド・オブ・オーシャン
私の知り合いに二人以上の子を持つ親が何人かいます。ある知人は、小さな妹を可愛がる小学生のお兄ちゃんが親にかまってもらえない寂しさで一人で泣いているところを見たそうです。ある知人は幼稚園児のお姉ちゃんがまだしゃべれない弟の頬を隠れてつねっているのを何度も見たそうです。親はどうしても手のかかる下の子に目がいきがちで、上の子に寂しい思いをさせてしまう。そんなどこにでもある悪意の無い親の愛情の隔たりが事件の発端となり家族の崩壊と再生のドラマを見せてゆきます。皆様のレビューに多々見うけられる「地味だけどいい作品」という意見に私も同調します。でもなぜこんなにもドラマチックな展開を描いていながら地味なんでしょう。大袈裟な演出で感動を煽ろうとしないから、、だけでしょうか。あまりにも「いい話」である原作ストーリーをなぞりすぎて、内面が描かれていないような気がします。なぜ弟の手を離したのかを心のどこかで兄を責める母の描写はもっと露骨に描かれてもいいのでは。責めるには酷すぎるけど責めずにはいられない妻に対する夫の描写も通り一遍でしか描かれない。もっとドロドロと生々しいはずの葛藤が日常のなにげない立ち振る舞いの中に描かれてこそ、ググッと作品の中に入ってゆけるような気がしました。「いい話」にメスを入れるのは勇気がいることだとは思いますが、、。 キャスティングはまずまずだし、ストーリーの退屈させないスムースさは良かった。  <追記> 私もとうとう二児の親になりました。気をつけよーっと。
[DVD(字幕)] 5点(2005-10-26 13:40:18)(良:1票)
827.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 《ネタバレ》 
よくこの仕事をバートンは引き受けたなと思う。ハリウッドの依頼に答えられる器の大きさを知らしめたかったのか?とにかく無難に仕上がっているとは思った。オリジナルが、未知の惑星だと思ったら実は未来の地球だった!ということを衝撃的映像で空恐ろしいオチをつけたのに対し、本作で同じオチは使えないだろうと思ったら同じオチを全く違った味付けで使ったのはなかなか巧い!と感心しました。リメイクの不利な部分をうまくバートン流に変換させている。バートンの作り出すクリ-チャ-たちも、おもちゃ箱のような世界もココには無いが、『シザーハンズ』において年老いたヒロインがハサミ男の物語を御伽噺として子供に聞かせたようにこの猿人と人間の物語を御伽噺に昇華させようとするセリフ(最後のお別れのシーン)が、バートンらしくない作品の中にあって強引にバートン色を出そうとしているように感じた。ハリウッドの娯楽作として無難には仕上がっているとは思う。商業至上主義のハリウッドとうまくやっていこうとするバートンを批難するつもりもない。ただ、やっぱりバートンはバートンであってほしい。  PS 何人かのレビューに??? これってオリジナル同様、最初から地球でしょ?西暦を表示するメーターも単に時空の歪みに入ってくるくる回っているだけだと思っていたのですが、、。私の思い違い?
[DVD(字幕)] 5点(2005-10-19 12:34:34)
828.  チャーリーとチョコレート工場
オープニングは『シザーハンズ』を彷彿させ、チョコレート工場の模型に『ビートルジュース』を感じる。ビジュアル的には最近薄れつつあるバートン特有の画が復活している。しかし、例えば『ビートルジュース』の模型は大人が作っている、つまり子供の心を持った大人が。対して今作は子供が作っている。しかもとっても大人な子供が。例えば『シザーハンズ』でエドワードは結局、社会と折り合うことができなかったのに対し、大人になりきれない大人のウォンカ氏は最後に一歩大人に成長する。『バットマン』然り『エド・ウッド』然り、常に子供の心を持った大人たちの孤独が画面を被い、しかしそのひしひしと伝わる孤独はストーリーとは別のところで描かれていた。ウォンカ氏の孤独をストーリーの軸に持ってきたこの『チャーリーとチョコレート工場』はやはり初期のバートン作品とは似て非なるものととらざるおえない。もともとバートンファンというわけではないので、初期作品に思い入れがあるわけではありませんが、バートンらしさというのが、けして結末が描かれない背景としての孤独であったと思う私にとっては、なんともすっきりさせすぎるこの作品に魅力を感じないのです。ウンパルンパのミュージカルシーンは「バカだねぇ」的面白さがあって良かったが、どうせなら『マーズアタック』ばりに「バカだねぇ」を極めてほしかった気もする。
[映画館(字幕)] 5点(2005-10-17 17:57:01)
829.  ゴールデンボーイ(1998)
原作はキングの著書の中でも好きなほうです。少年が大人に成長する過程で潜在的に持っている闇の部分が少しずつ開眼してゆく様の緊迫感がたまらない傑作です。キング原作の映画化作品には期待を大きく裏切る作品が多々あることを知っている私としては、当然落胆することを覚悟してこの作品に臨んだわけですが、それが良かったのか、けっこう楽しめました。少年の闇を形あるものとして見せない展開にもっていったのはプロモーター上の問題でしょうか?かと言って闇が全く描かれていないわけでもないので、けっきょく焦点が少年の闇なのか老人の闇なのか、はたまた二人の主導権の取り合いにおける心理戦なのかが曖昧で中途半端なところが不満に残りました。サスペンスとしては無難に仕上がっていると思います。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-30 14:12:52)(良:1票)
830.  スクール・オブ・ロック
たしかに「Immigrant Song」は笑った。ロック講義もおもわず黒板を凝視した。そんな、ロックファンを嬉しくさせるシーンが盛り込まれているのは良かった。でもこの先生(仮)は、親が巨人ファンだからってなぜおまえ等も巨人ファンなんだー!阪神ファンになれー!!と強要する虎キチみたいなもんで、けっきょくこの先生(仮)がロックマニアなだけで、それを面白おかしくした映画にすぎないのに、妙に子供たちとの交流や成長というドラマが入ることでメッセージなんてないのにメッセージじみた内容になっちゃってるのがなんだかなぁ、、って思う。あと、エンディングでメンバー紹介に伴ってソロ演奏がされるんですけど、ベースソロが無いのは不公平である。ベースソロが難しくてもこの手の作品には無理やりにでも入れるべきです。難しいといったって、アイアン・メイデンなんかベースがリーダーで実際ベースの存在感が凄いバンドだし、タラスっていうバンドなんてベースの速弾きなんかするくらいなんだから、ロック界でもじゅうぶんベースソロはアリなんだから。
[DVD(字幕)] 5点(2005-09-07 15:28:23)
831.  ターミナル
16年間もシャルルドゴール空港に住みついた実在の人物をモデルに、スピルバーグ流にアレンジしたヒューマン・コメディ。映画としては先にフランスで『パリ空港の人々』という作品が作られていますが(なかなか良いですよ)、どちらも実際の話とは大きく異なり、空港から出られないところからそれぞれが独自にストーリーを膨らませています。スピルバーグ流アレンジはやっぱり親子の物語。そしてそれぞれに傷を持ったマイノリティたちの上層階級との戦いが盛り込まれます。儚い恋愛ドラマを入れたのもなんらかの意図があるのでしょうが、一般ウケねらいのような気がしてならない。あと、今作品の見所のひとつはJFK空港のセットだと思うのですが、たしかに大量のエキストラの動きなんかにもついつい目がいって、『映画に愛をこめて/アメリカの夜』のような撮影風景を想像したりして、という楽しみ方はあるのですが、これまでリアルに見せてきた非現実的なものとは違って、実際にあるものを何もわざわざリアルに見せなくても、、って思いました。空港内を歩く人々がいきなり踊りだすとかしてくれたらどんなに喜んだか。
[DVD(字幕)] 5点(2005-08-11 16:49:16)
832.  コンフィデンス 《ネタバレ》 
冒頭の「俺は殺された」という死んだはずの人間のナレーションが、実は死んでないからナレーションできるのだという、ラストのオチのネタバレを密かにしておいて、凝ったトリックと展開の早さでいつのまにか冒頭のシーンを忘れさせてからひっくり返す、というのは『赤い殺意』(92)ですでに見ているのでさすがに騙されませんでしたが、まあよくこんなややこしいトリックを考えたなという感心はありました。ナレーションがやたら多いけど、トリックが込み入ってるのでナレーション無しじゃちと辛いんでこれはOK。『スティング』のような驚きも無ければ、味わいも無いのですが、どんな展開になろうとも次の一手を考えてあると後で言われちゃ納得するしかないというちょっと強引なトリックは清清しくもある。紅一点、レイチェル・ワイズの笑顔がビューティフル。
[DVD(字幕)] 5点(2005-08-03 15:57:54)
833.  デストラップ/死の罠 《ネタバレ》 
まず中盤に一つ目のどんでん返しがあるのですが、へちょちょさんのおっしゃるように『悪魔のような女』を見ている者にとっては予想の範疇なわけです。というより、そのどんでん返しはまさか使わんわな、という不安が敵中してしまうわけです。ま、中盤だからと気を取り直すも、その後もだいたい予想できる展開で、ミステリーとしては弱いです。カメラを固定して長回しで撮るスタイルは舞台劇のようで、なんで舞台劇の映画化なのにわざわざ舞台劇のように撮るんだろうと思ってたら、その撮り方がラストのオチに繋がる伏線になってたのには参った。劇中のトリックはショボイけどルメットのトリックはなかなか高度ですよ。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-07-20 11:55:33)(良:1票)
834.  ミスタア・ロバーツ
所々にロケーションの素晴らしい画があったのですが、船上での舞台劇的なノリとはミスマッチに思えました。喜劇の中でロバーツの男気を見せてゆくのですが、男気だけが究極に描かれていて、コメディが添え物になっているような気もします。反対に、徹底したドタバタコメディの中でさりげなく男気を描いたほうが断然面白いと思うのですが..。ラストのオチも微妙です。笑っていいのか..やっぱり笑えないですよ。
[DVD(字幕)] 5点(2005-06-30 13:57:10)
835.  二十日鼠と人間(1992)
農場で働く人達の描写に不満が残る。1930年代の不況下が舞台となっているにもかかわらず、それぞれの淡々とした働きぶりにその時代特有の絶望感や暗さというものが感じられず、いやそれどころか安定感さえ漂わせている。同じスタインベックの作品でもジョン・フォードの『怒りの葡萄』にはしっかりと時代が映し出されている。フォードと比べるのは酷にしても、もうちょっとその時代の空気に拘ってほしかった。マルコビッチの、人格が内から溢れ出るような怪演はお見事。
[DVD(字幕)] 5点(2005-04-05 16:17:52)
836.  ブラックホーク・ダウン
ソマリアの晴れ渡った青空を飛ぶ黒い鉄の塊。異様な美しさを放ちながらも、まるで天国に舞い降りた悪魔のようなこの映像はコレだけを見れば反戦を象徴した画と言える。市街戦における激しい戦闘シーン、うじゃうじゃと米兵に襲いかかるソマリア兵..ん?..まあ、戦場の怖さを映し出したという点においては反戦ととれなくもない。そして最後の最後に「仲間のために..」というセリフ...やっかいなものを聞いてしまった。以前に見た、9.11で亡くなった方々の遺族を追った報道番組を思い出しました。そこに登場する遺族の方々は9.11を戦争の大儀にしないでほしい、戦争に利用しないでほしい、と皆一様に反戦を訴えていました。が、いざアフガン空爆が始まると、「はじまったら仕方ない、戦地に行ったアメリカ人たちが任務を全うすることを望む」と。アフガニスタンの子供たちに被害がでていることを告げると「戦争だから仕方ない」と。仲間意識が強いというか、愛国心が強いというか..アメリカ人気質なのでしょうか。だからパールハーバーをわざと奇襲させて団結させるなんて作戦を思いつくんでしょうか。ここで言う「仲間」って敵が存在してこその「仲間」。常に敵を作らないといけないアメリカの本質が垣間見れるセリフのような気がします。それを狙ったのかどうか..ともかく冒頭の素晴らしい画は、ただビジュアル的に美しい画と化してしまった。
5点(2005-03-28 12:08:43)(良:1票)
837.  チャンス!(1996)
あれだけ露骨に偏見に満ちた男社会を見せておいてあの爽快なエンディングはチト強引に感じますが、展開としてはまぁうまくまとめたなと。全てを大袈裟に描いてコメディたる展開としてテンポよく進んでいくので少々の強引さはOKですけど、それならそれでもうちょっと笑いが欲しかった。
5点(2005-02-03 12:36:02)
838.  ビクター/ビクトリア
劇中のショーでたっぷりとジュリー・アンドリュースの歌を聞かされるわけですが、私には助長に感じられた。ドタバタに撤してもよかったんじゃなかろうか。ところどころで笑わせてもらったが、ドカーンと爆笑まではいかない。コメディだから冒頭のジュリー・アンドリュースが飯も食えないほどの貧乏に見えないとか、男のどこに魅力を感じて好きになっていくのかがわからないとかは目を瞑るとしても、結局この手の作品は主演女優に魅力を感じるか感じないかで評価が左右されてしまうところがある。魅力を感じられたら最高なんでしょうが。
5点(2005-02-02 10:44:39)
839.  月の輝く夜に
その辺にうじゃうじゃ転がってるラブコメより内容は薄いかもしれない。ただ、イタリアのエッセンスをまぶしただけで独特な作風に仕上がっている。男が複数の女を追うのは死への恐怖から、という哲学的な会話があるが、男と女の考え方が一致し女の自分の気持ちに対する確信を得る材料だけに終わってしまっているようで残念。じいさんの一言は笑いました。
5点(2005-01-24 10:16:36)
840.  華氏911
日本の報道特番なんかのほうが中身が濃いものがある。しかしこの作品は日本だけではなくあらゆる国々に向けたものであり、また中でもアメリカの人達にこそ見てほしいと作られたであろう作品。もしその国のメディアが報道の自由を奪われているのだとしたらなかなかのインパクトを持っているんじゃないだろうか。政策に都合のいいものしか報道しないアメリカと同様、ムーアも政策に都合の悪い映像だけを繋ぎ合わせた。一方だけからの情報よりも二方三方とあったほうがいいに決まっている。あとは見るものがそこから真実を見極めればよい。ただ、ムーアは本来アメリカの暗部にメスを入れたかったのだと思いたいが、はたしてその辺りはどうなのだろう。ブッシュ批判を露骨に繰り返すことでかえってうやむやになっている気がする。描かなきゃいけないのはブッシュではなくブッシュを動かすもの、すなわちアメリカ合衆国そのものなのです。 それでもこの作品の持つパワーは評価したい。中身が個人攻撃であろうと、アメリカ人が自国の現職大統領を批判した映画を世に出した功績は大きい。私は自分よりはるかに強い相手に向かっていく人は好きです。
5点(2004-12-03 14:09:23)(良:1票)
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