Menu
 > レビュワー
 > とらや さんの口コミ一覧。48ページ目
とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
61626364656667
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
61626364656667
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
61626364656667
>> カレンダー表示
>> 通常表示
941.  みんな元気(2009)
ジュゼッペ・トルナトーレ監督作「みんな元気」のハリウッド・リメイクです。 主演はオリジナルはマルチェロ・マストロヤンニ、リメイクはデ・ニーロと超大物を配し、子ども達を訪ねる旅に出るきっかけも、少しずつ垣間見える大人になった子ども達が抱える事情も、父が子を思う気持ちも、大人になってもいつまでも幼い頃の子ども達の姿を見るのも、子ども達は家を出て行き妻に先立たれた男の哀しさも、父に内緒で裏で子ども達が連絡を取り合う事情も、口笛も、多少異なる部分はあるものの設定はかなりオリジナルに通りに作られています。ただ、オリジナルより30分近く短い事もあり子ども達や孫との旅先での触れ合いはあっさり目。  マストロヤンニ、デ・ニーロという名優の持ち味が作品の雰囲気に大きな影響をもたらしており、それがそれぞれの作品の味でもあります。旅から帰郷後はオリジナルとはまた違った良さがあります。オリジナルとはちょっと異なる妻の墓前での報告も「みんな元気」の使い方も、息子デヴィッドの絵も良かった。クリスマスのラストもアメリカ映画らしい良さが感じられました。
[DVD(字幕)] 7点(2011-01-20 09:04:59)(良:1票)
942.  おかしな二人2 《ネタバレ》 
「おかしな2人」のレモンとマッソーが演じる2人の設定もそのままで、この2人の子供同士が結婚するという微笑ましい設定が嬉しい。17年ぶりに再会した2人がその結婚式に行くはずが迷子になり、中西部をさ迷う珍道中を描いたロードムービーです。  「俺達は犬猿の仲だが最高の友達だよな」と微笑み合う2人はもう演技のようで演技じゃないようです。その長いキャリアの中で何度もコンビを組んだ二人ですが、これは97年の作品。マッソーは2000年にこの世を去り、盟友の後を追うようにその1年後にレモンもこの世を去った。そんな2人の晩年の共演であり、この2人が大好きな僕にとっては2人がとても楽しそうに共演している姿を見ているだけで感動的で嬉しい作品です。  ポーカー仲間の顔ぶれが変わっているのだけが残念でしたが、前作の冒頭に戻ったかのようなラストも嬉しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-17 23:09:15)
943.  おかしな二人
ジャック・レモン&ウォルター・マッソー。説明不要の名コンビがアパートの一室で延々とコントを繰り広げる。ストーリー的にはほんと、大した話じゃないけれど、面白い。何故にこんなに面白いのか。この2人だから、としか言いようがない世界ですね。綺麗好きで神経質なレモンと無精者で大雑把なマッソーの2人の可笑しな共同生活。マッソーはそんなレモンのやる事なす事全てが気に入らない。他の二人の共演作でもそうなのですが、このおかしな2人が絶妙の間を作り出し、仲良く喧嘩している姿をたっぷり楽しませてくれます。ポーカー仲間のおっさん連中もいい味で、彼らが加わるタイミングも絶妙でした。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-17 22:46:14)
944.  見知らぬ乗客 《ネタバレ》 
ヒッチコックのサスペンスとしてはストーリー的にはもっと面白い作品があると思いますが、それでもヒッチコックの映画職人ぶりを随所に感じる作品です。いつもながらこの人は眼鏡やライターなどの小道具の使い方が巧いし、それを排水溝に落としてしまうシーンなどで発揮される1つの小道具を有効に機能させるアイデアや見せ方、アクシデントの挿入のタイミングの巧みさには唸らされます。テニスの試合の観客席でガイを一人凝視するブルーノ、ブルーノの屋敷にガイが訪れるシーンなど節目となる場面を見る者に印象に残させる見せ方も巧い。ヒッチコックの巻き込まれサスペンスの主人公は勇敢で善人であって欲しいし、主人公のそんな一面がよく出ている最後の試合と、それに続くラストのメリーゴーランドのシーンが見事でした。そしてブルーノを演じたロバート・ウォーカーの不気味でねちっこい存在感が最後まで効いている作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2011-01-16 20:50:41)
945.  恋をしましょう
ストーリーの方はキャストを見ればお分かりの通りイヴ・モンタンとマリリン・モンローによるラブコメです。終盤まで2人の間に大して何も起こらずロマンスとしては盛り上がりに欠けるのですが、それでも見所満載のとても楽しい作品に仕上がっています。  まず、イヴ・モンタン。俳優としても歌手としても一流のエンターテイナーである彼が歌も演技もド素人の役を演じるコミカルな演技は必見。彼にレッスンをする役で大物がノンクレジットで本人の役で出ていますが、彼らとの絡みも実に楽しい。 ミルトン・バールが4000万人が笑い転げるという必殺ギャグを伝授するコントや、歌を教えるビング・クロスビーが歌はダメだから踊りでも習った方がいいとジーン・ケリーに電話をかけるくだりなんて最高ですよ。  そしてマリリン。マリリンが歌を披露する映画は他にもありますが、本作のマリリンが歌う姿は実に魅力的で、彼女が歌うシーンの全てが素晴らしい。この恋多き2人、本作の共演がきっかけで実際にスキャンダルに発展したのは有名な話ですが、映画の中ではとても微笑ましく楽しい共演を見せてくれる作品です。 
[DVD(字幕)] 7点(2011-01-15 21:55:26)
946.  エレファント・マン
様々な人間が登場しましたが、中でも興味深かったのはトリーブス医師やケンドール夫人です。偽善という言葉も思い浮かびますが、彼らの行為を第三者がどう感じるかよりも、彼らの行為をメリック本人がどう感じていたのかが最も大切なのでしょう。鑑賞中は何度も涙が出ましたが・・・。鑑賞後も自分が涙した感情は一体何だったのか・・・?考えさせられる映画です。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-14 23:55:11)
947.  ザ・ロック
エド・ハリスとショーン・コネリーはさすがにどんな映画でもシブく決めてくれますねえ。ただ、2時間超えの作品ですが無駄も多かったように思います。特にショーン・コネリー登場からアルカトラズ潜入までが長く、シスコの街での豪快なカーチェイスの間は肝心のアルカトラズで起こっていることを忘れそうでしたよ。終盤は本作の2枚看板の2人がせっかく同じ側になるのだから、もう少しこの2人が一緒のシーンを見たかったなあ・・・。人質はほとんど無視状態でしたが、この人質の使い方次第でもっと緊迫感が出たのでは。弱そうな化学屋さんのニコラス・ケイジの驚異的な武運の強さが何か面白かった。この人はこんな感じがいいのかな。 
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-10 21:39:44)
948.  アメリカ万才
ある出来事がきっかけで全米の注目の的になってしまって人生が180度変わってしまった女の子のお話。そんな女の子を演じるゴールディ・ホーン、この時39歳。80年代、90年代、2000年以降、いつの時代の映画を見ても観る度にこの人の若さ、キュートさには驚かされます。ドラマとしてもコメディとしても、どうっていう事の無い映画ですがどのシーンにも必ずゴールディがいるか、彼女の声が聞こえている。まさにゴールディの独壇場ムービー。ゴールディの、ゴールディによる、ゴールディのファンのためのような映画。よって映画としての点数はこの程度ですが僕は満足です!
[DVD(字幕)] 5点(2011-01-10 15:18:07)
949.  モーターサイクル・ダイアリーズ 《ネタバレ》 
後に歴史にその名を残す革命家となる医大生の南米大陸放浪の旅。大袈裟な出来事を無理に挿入する事も無く控え目な音楽や演出で非常に淡々としていますが、だからこそ旅の風景の描写や旅先で出会う名も無き人々との心の通い合った交流を見ていると、きっと本当にこんな感じの旅だったのだろうと思えます。  後に革命家となる恵まれた環境にあった医大生が、一つ一つの出会いを通して世の中に対する矛盾や疑問、そして使命感が心の中で少しずつ芽生えていく過程が淡々とした中にもとても上手く描かれていました。  若者の純粋なエネルギーを感じさせてくれる良質の青春映画であり、人間の力強さや自然の偉大さを感じさせてくれる、ロードムービーや人間ドラマとしても心に残るいい映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-10 15:12:47)
950.  ナポリ湾
晩年のクラーク・ゲーブルとまだ20代半ばのソフィア・ローレンという異色の組み合わせによる、ナポリの沖合いに浮かぶ美しい島を舞台にしたラブコメ。さすがに設定に無理はありますが、パワフルなソフィア・ローレンの演技と、それを品があって余裕のある演技で受け止めるゲーブル、2人の味のある掛け合いが楽しめます。  僕はソフィア・ローレンについては、たくましく生きる姿とか人間としての芯の強さなんかを感じてしまいます。本作でも基本的には陽気で豪快に笑い、やはり強さを感じるのですが、本作のソフィアはとても綺麗で、クラブで歌う姿などはとても可愛らしさを感じました。  また、本作は俳優ヴィットリオ・デ・シーカとの共演作でもあります。この頃からデ・シーカは自らの監督作で立て続けにソフィアを起用していますが、そういう意味ではデ・シーカとの共演というのも彼女にとっては分岐点となった作品なのかもしれません。 
[DVD(字幕)] 6点(2011-01-08 18:28:00)
951.  人生万歳! 《ネタバレ》 
見てよかった、と納得のウディ・アレンらしい映画でした。自らが演じアレン映画に何度も登場した○○恐怖症の男といった役どころ。本作の主人公の男も人間嫌いの暗闇恐怖症の頑固爺さんといったところか。  監督・脚本・主演の3役をこなすのがアレン流スタイルだったものの、近年はさすがに映画には出なくなってきましたが、本作はちょっと違うキャラクターになっていただろうけれど、アレン自らに演じてほしい役どころでした。  最初は一人暮らしのこの男のアパートに宿無し文無し娘が転がり込んできて、この2人のロマンスかと思って見始めましたが、中盤以降は老若男女、様々な人物が二人の前に現れる。そこに無駄な登場人物は全く無く、気が付けば現れた全ての人物が絶妙に絡み合って様々な愛のカタチを織り成す群像劇へと話が発展していく、その語り口が見事な一編でした。  主人公の男が見ている僕達の方に向かって何度もスクリーンを通して語りかけてきますが、このアレン流人生に対する前向きなメッセージも実に気分良く楽しむことが出来る作品でした。
[映画館(字幕)] 8点(2011-01-07 23:28:25)
952.  小聯隊長(小連隊長)
カラーライズ・バージョンで鑑賞。アメリカの象徴とまで言われた不世出の天才子役、テンプルちゃんの魅力あふれるとても陽気な西部開拓の時代の南部の地を舞台にしたホームドラマです。  よってテンプルちゃん演じる小さな大佐の白人一家と、多くの黒人が登場しますが全て白人の家の使用人となっており、役割分担に明確な区別がありますが、皆がとても元気で陽気。そんな全ての大人達がテンプルちゃんを見守る目はとても優しくあたたかい。そして本作を見る大人も彼らと同じ目で終始ニコニコして作品を見ることになります。  本作のもう1つの見所はタップの神様ことビル・ロビンソン。屋敷の階段を使っての素晴らしいタップをたっぷりと見せてくれます。勿論終盤にはテンプルちゃんとのタップの競演の場面もしっかりと用意されています。  ストーリーの方も一家の危機にものんびりと安心してテンプルちゃんの活躍を見ていればいいし、ラストは絵に描いたハッピーエンドですが、本作はそれで良し。80分程度の短い尺の中に見所が一杯詰まった愛すべき作品です。 
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-07 00:52:04)
953.  ショウタイム
エディ・マーフィーはこんなものとしてもデ・ニーロの映画としては上手くいっていない作品。その作品の中でこの役はデ・ニーロでなければならない、というもの見せてくれる人なんですが、本作に関してはそんな名優デ・ニーロらしさというものが感じられず。何かデ・ニーロが乗り切れていないのが気になりました。特筆すべき心に残るものも無く、そんなデ・ニーロに見ている僕の方まで乗り切れないまま終わってしまったような作品でした。 
[地上波(吹替)] 3点(2011-01-03 01:27:05)
954.  ミリオンダラー・ホテル
僕が今までに見てきたヴェンダース作品の主人公の多くは心に傷を負っていたり、不器用で要領よく生きていく事が出来ない人間だった。  本作でも主人公のトムトムをはじめ、ミリオンダラーホテルの住人は皆社会に行き場を失った人々だ。本作の主人公である知的障害を抱えるトムトムのエロイーズへの愛はそんなトムトムであるがゆえ純粋で、優しさを感じさせてくれるロマンスでした。そして青を強調した美しい映像と音楽へのこだわり。ヴェンダースらしさが感じられる映画でした。  その一方で本作はミステリーでもあるのですが、こちらの方がいまひとつで、捜査官のメル・ギブソンが作品の中にどうも馴染んでいない。ミステリーの要素を入れるよりも、2人のロマンスとそんな2人に絡むミリオンダラーホテルの人々の人間模様をじっくりとみせるドラマに絞った作品にした方が良かったのではないかと感じました。 
[DVD(字幕)] 5点(2010-12-29 21:32:42)
955.  バーレスク 《ネタバレ》 
まずは、映画館で見て良かったと思える映画でした。この迫力のパフォーマンスは家のちっこいTVで見るのと映画館の音響と大スクリーンで見るのでは大違いです!  脇を固める登場人物については、まずはシェールの醸し出す存在感、オーラが凄い。さらにはお約束な感じになりますが、ヒロインに熱い視線を注ぐ、金持ち男とまだ夢を追いかけている途中の金の無い男、この2人の対照的な男に、ヒロインに主役の座を奪われライバル意識むき出しに時にはヒロインの邪魔をするダンサーといった登場人物の配置とストーリーを分かりやすすぎるくらいにして、さあクリスティーナのパフォーマンスを十分ご堪能下さい!といった映画でしょうか。  田舎から己の芸1つで成功を夢見て都会に出てくる若者の恋とサクセスストーリーを描いた映画は昔から幾度となく作られた題材。こういう映画は、そのパフォーマンスを堪能できて主人公がスターへの階段を登って行く様子を気分良く見ることが出来ればいいのではないでしょうか。  クリスティーナのステージに比重がかかっている作品ですが、衣装にダンスに曲調にステージの雰囲気に、と手を変え品を変えで彼女のパフォーマンスも十分堪能できる作品でした。   平日の昼イチの回で見たのですが、ご年配の方に冬休み中の学生さんに僕のようなスーツ姿で昼間から外回りサボってるの丸分かり風の男に、とても幅広い客層で満席になっていたのがなんか嬉しかったです。
[映画館(字幕)] 7点(2010-12-27 21:55:01)(笑:1票) (良:1票)
956.  センチメンタル・アドベンチャー 《ネタバレ》 
一人の人間の壮絶な生き様と死を見つめた作品ですが、旅の道中の程よいユーモアのある人物描写とエピソードに途中は心が和まされる場面も多い作品です。特に実の息子カイルとの共演は勿論の事、旅の道中で出入りするおじいさんと女の子の存在がいい。冒頭から病魔に侵されたイーストウッド演じるレッドの運命は想像がつく。その上で彼が死の間際まで己の夢にかける生き様を見せる。作中の台詞にもありましたが文字通りラストチャンスの己の夢を追いかけた男の生き様は一緒に旅を続けた甥の心に生涯残るはずだ。そういう意味ではイーストウッドの作品で、最後には壮絶な結末が待っている、少年を連れて旅に出る男のロードムービーとしては「パーフェクト・ワールド」という作品もありますが、僕は本作の方が断然いいと思いました。
[DVD(字幕)] 7点(2010-12-25 23:35:08)
957.  タイムトラベラー/きのうから来た恋人 《ネタバレ》 
観る前はクリストファー・ウォーケンとシシー・スペイセクの2人が演じる夫婦の物語だと思っていた。勿論、この二人が組むのだから見応え十分の演技を見せてくれる事は分かりきっている。 こういう演技の2人はあまり見たことが無かったですが、2人の演技の守備範囲の広さを堪能させてもらいました。  息子アダムが地上に出て以降は「アダム35歳、初めてのおつかい」とでも言うべきカルチャーショックがもたらすコメディとなり、35年の事情や両親はほとんど登場しなくなる。 しかし、本当に何も知らないアダムと地上で出会う人々との交流がとても可笑しく、そんなアダムを魅力一杯に演じたブレンダン・フレーザーの演技も見事。  シェルターでの35年間はかなり足早に見せていくのですが、その中でアダムが両親から色々な事を学んでいる様子を見せる。それらが全て地上に出てから生きてくるストーリー展開も実によく練られています。 そしてイブを演じたアリシア。かなりクセが強くそれでいてベタな役どころではあるのですが、これを見事に可愛らしく演じていました。他にもゲイの親友や大司教様などの登場人物も魅力十分。魅力的な登場人物に演じるキャストの好演に、幸せそうな家族の姿のラストも良かったです。ムチャクチャな話なのかもしれないしツッコミ所もありますが、とても気分良く最後まで楽しめる作品でした。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-22 22:13:12)(良:1票)
958.  ハッピー・フューネラル 《ネタバレ》 
ベルトルッチの「ラストエンペラー」のリメイク?を中国で撮影中だったアメリカの大物監督タイラー。しかし撮影に行き詰まり心労から倒れてしまう。中国の死生観に感銘を受けたタイラーは意気投合した中国人カメラマンに自分の葬儀を依頼する。という事情に端を発し、大掛かりな葬儀の成功のために奔走し資金繰りに苦労するカメラマンを演じるのは僕のお気に入りの俳優グォ・ヨウ。この人の演技には独特の可笑しさがあるのですが、本作も彼の演技を見ているだけでも楽しめました。その葬儀のカネになりそうな匂いを嗅ぎ付け集まってくる、金儲けにしか興味が無いような輩の皮肉たっぷりな描き方も面白かった。しかし、この一大イベントが企画倒れに終わることは途中で分かる構成になっており、その顛末がどうなるのかと思っていたら、いきなりその数ヶ月後に話が飛んでしまう終盤の展開とラストが淡白すぎて最後のまとめ方に物足りなさを感じる作品でした。 
[DVD(字幕)] 4点(2010-12-22 09:42:19)
959.  ボーイズ・オン・ザ・サイド
それぞれの女性の抱えている過去や事情は重いけれど懸命に生きていこうとしている。そこに描かれる3人の女たちの友情の物語。これもハーバート・ロス監督らしい映画です。「マグノリアの花たち」なんかでも感じることですが、女たちが頑張っているロス監督の映画の中で控え目に登場する男の存在もいいですね。話が進むにしたがって重い展開になりますが、これも控え目に挿入される音楽(特に終盤のウーピーの歌!!)やユーモアもとても効果的です。重い事情が描かれますが人生に対する前向きな思いを感じさせてくれる映画です。 
[DVD(吹替)] 7点(2010-12-21 00:19:29)(良:2票)
960.  ウォール街
来年早々に公開される「ウォール・ストリート」。その公開前に復習の意味もあり久しぶりに見直しましたがやはり面白い。 今まさにチャンスを掴みかけている若者、バド。その前に現れたウォール街の怪獣ゲッコーと地道に生きてきた実直な人柄のバドの父。バドはどちらの生き方を選ぶのか。金融ドラマだけにとどまらず、男の生き様を熱く描いた人間ドラマとしても素晴らしい。やはり本作はバドの父の存在が効いていると思います。  キャストの方は…チャーリー・シーンには成り上がろうとする若者のギラギラしたものをもっと出してほしかった。むしろマイケル・ダグラスの方にギラギラしたものを感じてしまいます。  しかし作品としては成り上がろうとする若者とカネの亡者。そして実直な父。若者はどう考え何を決断するのか。そして最後のゲッコーとの対決。登場人物の配置とテンポのいいストーリー展開が見事な、実に見応えのある人間ドラマでした。 
[DVD(字幕)] 8点(2010-12-11 23:42:52)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS