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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

●今週のレビュー
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1.  伊豆の踊子(1963)
実は吉永小百合の映画をあまり見ていないのだけど、これは二度見てます。他の吉永小百合は知りませんがこの吉永小百合は薫です。つまり子供です。体はすでに女になろうとしているのに中身が全くの子供。異性を意識してこわばった表情を見せたかと思うと故郷の話に満面の笑みを見せる。五目並べの際の目の輝きはまさに子供。このお話は薫の純真無垢さが際立てば際立つほどに残酷性を帯びてゆくのだが、そういう意味では吉永小百合の薫はなかなかいいじゃないかと思ってます。この純真が汚されてゆく運命にあることを暗示する様々なシーン(書生の夢、酔客の態度、娼婦の病死、ヤクザもんの目利き、、、)が若干表に出すぎのような気もするが、吉永小百合の持つ清純のイメージとの吊りあいを考えればこれぐらいしないと負のイメージが湧かないのかもしれません。
[DVD(邦画)] 6点(2011-11-16 13:36:16)
2.  稲妻(1952) 《ネタバレ》 
目線を動かすだけで画面には映っていない人の動きを表現したりすることをいわゆる成瀬目線と言って成瀬監督の特徴的な演出として有名らしいのだが、単に目線を動かすに留まらず、高峰秀子が何かを見て表情を変える様子で画面に映らないなにものかを想像させている。あるいはバイクの音だけで小沢栄の登場が描かれる。常に画面の中の世界と外の世界が通じ合っていることを意識させている。描かれる物語の世界を広げると同時にこの作品に描かれる高峰秀子が言うところの「ずるずるべったん」なしがらみから抜け出す道があることを示唆しているようにも感じた。それにしたってこのネチネチとした世界には正直うんざりで、いくらなんでもこの陰鬱な気分のままじゃたまらん、と思ってたら終盤に来てようやく香川京子が登場。彼女の爽やかな笑顔が全ての暗雲を消し去ってしまうのだ。画面の外からはバイクの音ではなくピアノの音色。香川、根上の爽やか兄妹、この二人だってある意味「ずるずるべったん」だ。良い「ずるずるべったん」だ。そんなものがあるってことを知るだけで気持ちは晴れるのだ。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-11-19 15:00:11)
3.  イノセンス
ああ、理屈っぽい。前作ではまだ草薙素子の身体が極めて人間であったうえに、語られる哲学も人間的な葛藤の上に模索されるのだが、この作品では生々しいものはことごとく排除され哲学だけが充満しちゃってるので、世界観としての面白さはあっても映像としての面白さが非常に乏しくなっている。また前作や「パトレイバー」で見せた写実的風景のSFアニメとしての魅力的な絵も激減(高い技術は見せ付けられたが)。絵は理屈に説得力をもたらすものでしかなく、あらゆる辻褄を合わせるものでしかない。アニメーションの醍醐味は無い。しかし最初からアニメーションであろうともしていない。これは押井守の論文だ。いや、論画か。
[DVD(邦画)] 4点(2010-03-26 16:04:52)(良:1票)
4.  イン・ザ・プール
「空中ブランコ」しか読んでないけど、このシリーズの面白さはなんといっても伊良部のキャラにあって、この個性的な精神科医は様々な疾患を訴える登場人物たちと我々読者たちを心底脱力させ、笑わせてくれるわけであるが、そこに精神科医としての魅力も備わってたりするから面白いんだけど、映画は思いっきり原作を逸脱する。巨漢伊良部を松尾スズキが演じる時点でキャラ自体が微妙にずらされている。原作で脱力させるのが伊良部の役目であったのに対し「脱力系ギャグ」が持ち味の三木聡は全ての登場人物たちに脱力させる役目を持たせる。こうなってくると変人伊良部は本当にただの非現実的な変人に成り下がってしまって原作の魅力を全くゼロにしてしまっていると言っても過言ではないのだけど、全員が脱力系となることで見事に三木ワールドを作っていることは確かで、この原作を変に感動モノにせずに自らの世界観に拘ったところだけは評価したい。伊良部専属のセクシー看護婦が全然セクシーじゃないのが気に食わないけど原作逸脱全然OK。あとは好みの問題か。残念ながらはまれなかった。
[DVD(邦画)] 3点(2010-02-03 16:41:24)
5.  ICHI
綾瀬はるかがめちゃくちゃいい。通常ならごまかし以外の何者でもないスローモーションとカット割で仕上げた殺陣がすこぶるカッコイイのは綾瀬はるかの顔のアップがあるからに他ならない。特に目が美しい。真正面の度アップもいける。正直、二度目三度目の殺陣シーンとなるといいかげんちゃんと撮れよとか思ったが。一方綾瀬と同じくらい主役扱いの大沢たかおがかなりうざい。役どころが。なんだけど、正直、顔までもうざく感じる(他の作品では全く思わないのだが)。マンガチックな強面獅童はまずまず良かったと思う。最後はイマイチ盛り上がらず。綾瀬を見くびったシナリオが悪い。でも満足。スクリーンに映える顔の日本女優を久方ぶりに見ることができたから。
[映画館(字幕)] 6点(2008-11-26 13:05:45)
6.  インストール
現代的なお洒落さと虚無感が同居したような世界観で繰り広げられるライトなコメディ。コメディであることで非現実感が倍増されていい感じ。ただ軽すぎないか?登場する人物たちは皆一様にそれぞれの事情を抱えているのだが、その事情は「語り」で語られるだけで人物には照射されていない。その深みの無い人物像がこの虚無感漂う非現実世界に合っているからいいと言えばいいのだが、どうにも映画とはあまり言いたくないこの作品の面白さはせっかく出来上がったいい感じの世界観には無く、はたまたストーリーにも無いようだ。けっきょく深みの無い人物像のおかげで主人公の女子高生になりきらない上戸彩が上戸彩のままにエロいことをやらされるという部分が一番のウリの作品。ませた小学生になりきれない神木隆之介が神木隆之介のままに上戸彩の胸を触る図というのはある意味衝撃的である。
[DVD(字幕)] 3点(2008-11-20 13:46:59)
7.  犬猫
どこにでもありそうなストーリーのうえに心に響くとか画に圧倒されるとか全く無いのになぜか満足感を得ることができる映画。動かないカメラの前を犬とともに横切る女。同じ構図で横切れない女。同じことをやらされて、でも全然同じにならない二人の差異を面白おかしく見せるこのような古典的にしてシンプルな構成で作品は覆われている。この作品は純粋なまでに映画であろうとする映画である。映画とは関係の薄いところから抑揚を取り入れれば万人受けもするだろうに。しかしそこに映画はこうじゃなければいけないといったような「頑なさ」というものはあまり見えない。監督にはあるかもしれないけど見えない。それがかえって作風にもマッチしていていい。
[DVD(字幕)] 7点(2008-10-31 13:46:42)
8.  刺青一代 《ネタバレ》 
そうそう、クライマックスがホントに凄い。傘を渡された高橋英樹。この次のシーンから画面ががらりと変わる。夜の雨の中、傘と着物が光を当てられ眩しく輝き、「いざ行かん!」てなセリフが聞こえてきそうな颯爽とした走りが映される。舞台劇のような、歌舞伎のような、つまり現実的ではない見せるための走り。鳥肌が立った。色とりどりのの光を放つ襖を開けてゆき、アクリル板を使った真下から捉えた殺陣。清順美学炸裂!その怒涛のクライマックスまでもけっこう好き。伊藤弘子がここでも男を引き寄せる不思議な魅力を持つ女として登場しているが、その妹役の和泉雅子の明朗快活でお転婆で健康的な可愛さが抜群に良く、これが任侠ものであることを忘れるくらいに明るく楽しい空気で溢れさせる。刺青を背負う男もこんな娘に迫られたらたじたじである。そんな笑いも交えつつ描かれる朗らかな日々から一転する清順ワールド。この強引さがたまらん。
[映画館(邦画)] 9点(2007-07-13 14:55:08)(良:1票)
9.  犬神家の一族(2006)
このシリーズには数々のお約束があって、それはオープニングクレジットだったり、「解かったぞ」と全然解かってない加藤武が叫ぶ十八番のセリフだったり、お馴染みのキャスティングだったりするのですが、一番このシリーズを独創的にしているのは回想などで惨劇を見せるときの短いカット割だったと思うのですが、今や短いカットの連続は主流となり、もてはやされた感もある現代の映画環境において、まるで逆行するようにオーソドックスに撮っているように思えたのは今の映画に慣らされた私の錯覚だろうか。とにかくいかにも今風な映画ではなかった。そこに物足りなさ、あるいはリメイクの必然を疑問視する声があがるのだろうし、私自身も拍子抜けこそなかった(もともと期待してない)が、なんで?という疑問符が残る。美しい画が飛び込んでくるわけでもなし。斬新なセリフの重なりだけが妙に浮いていた。みんな歳をとったなぁという感慨だけじゃねぇ。あ、大滝秀治は変わってませんでした。ココはヨメさんといっしょに笑った。オリジナルよりも落ちてるとも思わないけど、オリジナルにはシリーズ1作目のパイオニアとしての価値があるので1点引いときます。
[映画館(邦画)] 4点(2007-07-02 19:35:55)
10.  犬神家の一族(1976)
祝!リメイク決定!(市川・石坂コンビで2007年公開予定だとか)と祝っていいのかどうか微妙ですけど、金田一のイメージを初めて原作どおりに再現した市川・金田一シリーズの第一弾である今作が邦画界に確固たる娯楽のカタチを提示したことは事実としてあると思う。その後もシリーズ通して使われる短いカットを連続して見せる独特の編集は斬新さと同時にあざとさも感じないではないが、それぞれが繋がらないカットだったり顔のアップが差し込まれることで恐怖感、それも独特の恐怖感を感じさせている。私にとっての金田一は実はテレビシリーズの古谷一行だったりするんですが、とぼけたヒーローを自然体で演じた石坂浩二の金田一のほうがたしかに映画的なような気もする。
[DVD(邦画)] 5点(2006-07-10 19:04:13)
11.  伊豆の踊子(1974)
たしかに階級差の生み出す悲恋の物語の中で、ひたすらに三浦友和が山口百恵に送る眼差しと百恵の愛くるしい様が映し出されるだけで、物語が内包する残酷性が素通りしてゆくいわゆるアイドル映画なのですが、それだけで切り捨てるにはもったいないほどにアイドル百恵をとらえる画がきっちりとその純朴さと初恋の初々しい女心をとらえている。野山を歩く姿を情景とともにロングで収める画も、旅館の二階から見下ろす画も、別館の窓越しに見える踊り子の姿も、ひとつひとつが丁寧に撮られ、けしてストーリーに深みが無くてもじゅうぶんに見れる映画だと思います。小学生の頃、百恵ちゃんのファンだったという個人的な贔屓目を抜きにしても。たぶん。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-24 12:42:59)(良:1票)
12.  いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 
オチが非常に感動的なお話で、その構成は映画というより小説的だなぁと思いました。ラストで真相を中村獅童と我々に明かしてくれる竹内結子の語りに、驚きと心地のよい感動がありますが、この部分が小説的な最たるところ。小説的であることをダメだと言うつもりはもうとう無いけれど、その部分がこの映画の中で最も良かった部分ってのはちょっと寂しい気もする。医者がいろいろと状況を説明してくれるところは全然ダメ。ゲンナリした。説明セリフじゃなくてナレーションにしてくれたほうがずっと良い。あと、欲を言えば、わけもわからず未来の世界に来てしまった竹内がそのこと(未来の世界にいること)に気づく場面を、ラストのネタ明かしの伏線として、もうちょっと判り易く描いてくれると良かったような。
[DVD(字幕)] 4点(2005-11-21 14:59:17)(良:1票)
13.  インディアン・ランナー 《ネタバレ》 
白い静寂の画面を唐突に横切る逃走車とパトカーにまず驚いた。かつての悪童ショーン・ペン初監督にして脚本も担当。とにかく丁寧に作られている。映像もそうだが、人物描写が特に丁寧。丁寧すぎるくらいである。ちょっとした脇役にも手を抜かない。どういった町で主人公達がまわりからどう思われているかなどを解からせる重要な役割を担っている為の丁寧さなのだが、変な伏線を期待させるデメリットにもなっている。社会から逸脱した弟と警察官という社会の象徴である兄の物語である。兄は弟に幸せになって欲しい。弟だって幸せになりたい。しかし弟にとっての世間は冷たい。世間自体はそんなもんである。でも世間と接したことがない弟にしてみれば許せないのである。この破滅型の弟に少しでも共感出来る部分があればいいのだが、無ければこの映画は面白くないだろう。ラスト、兄は弟を捕まえない。救えないと察したのだろうか。会話無く別れる。なんともやるせない。
7点(2004-02-13 15:27:15)(良:1票)
14.  犬死にせしもの
当時は日本人が海賊というのにピンとこず、斬新とさえ思った。なかなか元気な邦画です。今井美樹が映画初出演で初ヌードをみせてくれるというオマケまで付いてます。
6点(2003-11-17 14:26:16)
15.  いつかギラギラする日
公開当時はかなり衝撃的でしたよ。邦画も捨てたもんじゃないって思った。木村一八がすごく良くって今後が楽しみって思ってたんですがその後パッとしませんね。これも俳優を輝かせるのが得意の深作マジックってことなんだろうか。
7点(2003-10-09 15:35:37)
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