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エスねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 644
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ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23593/
ホームページ http://kine.matrix.jp/
自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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101.  スチームボーイ STEAM BOY
一度は誉めたが全部撤回。よく考えたらコレと全く同じ手口(架空歴史+空想科学を突破口にした20世紀の戯画化)は『王立宇宙軍』で既に完成してる。しかも終わり方まで同じだぁ。王立作ったスタッフは平均年齢22歳。いまの大友監督みたいな立場の人間が、テーマ的にも内容的にも100%同じ事やっちゃイカンのじゃないすか? ええ心を鬼にして言いますよ。やるなら『ファイヤーボール』くらい壊れて下さい…もとい壊して下さい。
6点(2004-08-16 12:38:33)
102.  うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 《ネタバレ》 
押井を語るならこの作品が適当かな(天卵という手もあるが…あれは容易に点数つけれんしなー)。自分の中では、常に0点と3点の間を揺れ動く監督。地べたに這ってピョンピョン飛び跳ねながら天界を目指すのだが、跳躍力が足りず落ちてきちゃうって感じ。だが職人アニメーターとしては最低でも7点以上だ。おそらく常人の域を超える集中力を武器にした完成度至上主義(あくまで想像)も、職人アニメーターとして誇るべきもの。それが後の『アヴァロン』の驚異的なポストプロダクション(死ぬほど面倒くさい作業だっただろう)をやり遂げさせるわけだが…この人、才能の使い方を絶対間違えてると思う。世界がカメの背に乗ってるだなんていう明快な図式をやるなら、あそこまで書き込む必要ないじゃん。書き込みすぎたから、カメ自体が作り物っぽくなっちゃったよ。素人目で見たって、あの構図が活きるのはもっとラフで、パワーのあるマンガっぽいタッチでこそだと思うよ。「全世界を明快なカリカチュアに放り込む」事ができる、欧州の歴代アニメーターに匹敵する才能(この部分では絶対手塚治虫を超えてる)に恵まれたのに、大友克洋・士郎正宗と同じ路線にしがみついてる妄執の人にしか見えない。惜しい。惜しすぎる。ちなみに当時から『うる星』ファンじゃなかったので、点のオマケはないす。あしからず。
2点(2004-08-15 16:26:16)(笑:1票)
103.  オテサーネク 妄想の子供
ヤン作品中で、もったいなくて見てなかった最後の作品(これでしばらく初見のドキドキニヤニヤとはお別れか…)。とにかく、管理人の婆さん強えェ! 顔だけでその強さがわかるよ。DVD収録の撮影風景を見る限り、爺さんまだまだ元気そうだから何本かイケるね。●後日談:オティークは別の某映画ではデイヴィッドと名付けられていたのに気がついて、猛烈に鬱になった。怖えェ、話からテーマからかぶりすぎてるよ…。
9点(2004-08-15 13:30:41)
104.  地獄甲子園
つけちゃるよ8点(笑)。投げやりの帝王・石井輝男節全壊ッ! これ以上何を望む? もちろん原作は好きだが、それ以前にオイラは(スーパージャイアンツの)石井信者なのだ。外道への逆襲以降が弱いのは否定できないから2点引くけどね。
8点(2004-08-13 18:58:22)
105.  ルパン三世 カリオストロの城
人生の長きに渡って、その価値を全く見出す瞬間のなかった映画がある。『ブレードランナー』『マトリックス』がそうだったし、邦画ではこの作品がそれだ。三世よ、爺さんのリスペクトはカッコ悪いからやめとけ。宮崎、あんたはトトロやるまでポール・グリモーとフライシャーのリスペクトばっかだったな。だからあんたの作品は見なくなったし、多分、もう一生見ない。リスペクトの観せ方はモンキー・パンチの原作の方が大人だったし、宮崎監督が前半生でやってきた事より、ずっと大胆な踏み込みをしていた。あんたは自分のコントロールできなかった何かを、コントロールできないというそれだけの理由で殺してしまった。この作品以後、オリジナルのルパン三世は壊れて、跡形もなく消え去ったね…見事な巨大ヒットブランドにはなったがな。観客としてそれを許すほどの度量は、年食って少しは丸くなった今でも、ないだろう。だから、自分の中の宮崎駿は未来少年コナンで停止したままだ。悪いと責める気はないが、やはり0点は0点だ。
0点(2004-07-19 06:43:32)(良:4票)
106.  深呼吸の必要
沖縄に行ったことがある人なら見るべし。オレ的金熊賞受賞。今までで唯一、納得のいった沖縄ムービーだった。どんな映画かというと、東京から来たバイトたちが平良さん家のサトウキビ畑を刈りつくす「汗、日光、弁当、汗、日光、睡眠」という内容(なぜか女の子の作業者の方が多かったり)。ま、和製ほのぼの『フィッツカラルド』だと思えばいい…って、ピンと来る人は少ないか。今日、湘南の映画館で観たんだけど、エンドロールが流れ終わって場内に照明がつくまで誰一人席を立たなかったという余韻の深さがある。人物設定がわざとらしいのと無理してドラマしてるっぽい点(つうかシナリオがTVドラマ風で臆病すぎる…)で-2点なんだけど、キャラの立たせ方がきわめて自然だったし、しかも全員立ってるし、元が10点満点中12点だったという事で。沖縄ならではのおじい、おばあの優しさに感涙だ。いやホント、久々に映画で泣いたよ。11月の、穂が出て銀色になったサトウキビをカメラに収めなかったのは少々残念かな。収穫時期のサトウキビはちょっと見栄えがしないんで。
10点(2004-05-31 00:44:24)(良:1票)
107.  天国と地獄 《ネタバレ》 
実のところは相当ヤバげなハナシなのである。絶対悪のなくなった社会で、セッセと「絶対善」を追求する刑事たち。そうでなければならないように、入念にシナリオが組まれているので、刑事達と一緒に犯人追求の醍醐味を味わえる訳だが、最後の犯人対面シーンでその醍醐味がドカーンとブチ壊れてしまう。山崎務の迫真の演技で、映画自体の存在価値がひっくり返ってしまうのだ。このラストでは天国と地獄が絵的にキッパリ分かれているが、地獄の方に漂いまくるリアルな不条理が、見る者の心を捉えて離さない。ごく普通の生活から、普段目にする些細な風景によって人生を狂わせて行く犯人の姿。この映画で徹底して貫かれてきた「社会正義」はここでものの見事に崩れ去って、日常生活に漂う不安がシュールに浮かび上がって来る仕掛け。悪への同情はなく、悪への憐れみがある映画だ(そしてこの作品への徹底したアンチテーゼとして天藤真・岡本喜八の『大誘拐』がクリアに浮かび上がって来る)。
7点(2004-05-30 03:37:47)
108.  シンプル・プラン
最初観た時は「えーっ! これがライミ映画かよ~」って気がしたんですが、何年か経ってジワジワと沁みてきました。ライミって監督としては小者だと思うんだけど、逃げを打たずに堂々と演出する点が特徴です(だから『キャプテン・スーパーマーケット』なんかの自爆っぷりが凄いんだが…)。この映画は、ライミ流の「ごまかさない演出」が最大限プラスに働いて、田舎の人間像が上手に構築されていますね。個人的にはもっと田舎人の煩悩思考を全面に押し出して欲しかったけど、都会派監督にはこれが限界かな。あと、オイラ北海道人ですが、雪の描写は巧いですよ。雪の硬さ・柔らかさ・冷たさ・暖かさが肌に感じられるほどでした。これは原作の描写も影響してると思いますが、好得点です。
6点(2004-05-23 19:30:52)
109.  GODZILLA ゴジラ(1998)
アンチ怪獣映画のオイラとしては高得点つけざるを得まい。マシュー・ブロデリックやジャン・レノの素晴らしい演技にも大感動だ。主人公が「ミミズの巨大化を研究する生物学者」というハリウッド50年代リスペクトな設定、そしてゴジラのデザインをイグアナ型にした、かつてない大胆さ! 偉いぞ! もっと泥を塗りまくって、毎年毎年他愛もないセルフパロディで食い繋ごうとする東宝を再起不能にしてくれーっ! このケッサクがもたらす快感は、他の映画では絶対得られない貴重なモノであるので、あえて10点を点けさせて頂く。怪獣ファンのレビュアー諸氏には済まないが。
10点(2004-05-23 19:26:41)(良:1票)
110.  ブラックマジック M-66〈OVA〉
初めて士郎正宗という存在に出会った時は、非商業版のブラックマジック本が出た頃で、同人誌上では『黄金円柱祭』の連載が佳境に入っていました。本は買ったけど、いつも彼の話を読むのにすごい時間を食うオイラは、この映像化までにブラックマジックも黄金円柱祭も読み切れなかった…けど、結果としては正解だったかもしれません。OVA『ブラックマジック』は原作の機械的な消化を目的にしたワケじゃなくて、士郎ワールドのエッセンスの動画化にあったからです。とにかく動画。ロボットのこんなに凄い動きは初めて見たっすよ(今でもこれに匹敵する動きのロボットは映画/アニメ共々見たことないな)。自重と、それがもたらす移動時の慣性・ダメージを計算に入れて攻めてくるロボは、他のアニメみたいに人間には見えません。インテリジェントな「機械」そのまま。何かのテーマを追った作品ではなく、描写に関するコンセプト提示型の作品ですが、この点数をつけさせるインパクトは充分にあります。必然的にその後のオイラは、アクションシーンの動きを厳しく見るようになりました。『ターミネーター2』の評価も『マトリックス』の評価も超低いです(『アニマトリックス』も低いぞ)。「人間を描くべし」と言われる映画・アニメの世界で、士郎正宗は人間でないものを描破しようとしたんですね。しょーもない評論家や文化人たちとは別の世界に住んでいる彼の、アグレッシヴな第一作だったと思います。
8点(2004-03-20 20:40:05)(良:1票)
111.  マタンゴ
SFには辛いオイラ。特にこれは「この原作を無宗教の日本人が演じるのは無理だろ!」って面があって…スタッフが神級なのはわかるんすけどね…容赦なくこの点数にさせて頂きます。原作『夜の声』は、キリスト教(の持つピューリタン的な潔癖さ)ならではの恐怖があったので、信仰の力でさえも「マタンゴ化」を止められない、という点が恐ろしかったワケで(これは『エクソシスト』の行き着く先にある恐怖と同じ)。極限状況だけじゃあの怖さは出ないなあ。ラストシーンでビシッと落としてくれたので、そこだけポイント高いです。
2点(2004-03-15 04:19:16)
112.  砂の女
ハンコ vs 砂!という映画ですね(違うか)。映像的には『他人の顔』の方がぶっ飛んじゃうんだけど、まだこのサイトに登録されてなかった…とにかく、原作者の脚本だけあって原作に忠実なところがポイント高いです。意外に襲いくる砂の迫力も凄いし、緊張感漂いまくりの構図は(疲れるけど)いい体験。砂丘の奥底で砂の女とセックスしちゃうあたりの不条理感を、お面のインパクトを利用して無理なくスルッと描いちゃったのはお見事でした。
7点(2004-03-15 03:48:58)
113.  他人の顔 《ネタバレ》 
オープニングの映像だけでも映画史に残る大冒険。長科白を独白する仲代達也にレントゲン線を当てて、ひたすら回り込みで透視映像を撮り続ける…あまりにも無謀な、リテイク不可能なフィルム! なんとなくレアだぞ! そしてラストシーンで通りを埋め尽くす、顔のない群集。シュールでリアルで、怖すぎます。それ以外は手堅い感じかな。もちろん原作の味が薄められていないのもポイントです。オリジナルのマッドサイエンティストっぽい化学的ウンチクは影を潜めてますが。
8点(2004-03-15 03:47:12)
114.  ローラーボール(2001)
ここまで徹底して評価が低いと、8点(2004/3/14 7点に変更)つけるのも勇気がいるなあ…好きですよ、ええ。旧作の煮え切らないラストを、無理は承知で勧善懲悪してくれたぶっ飛び方、そのソウルに脱帽します。オリジナルにはない埃っぽさと荒っぽさ、「所詮駄作なんだから」という開き直り方。みんなひっくるめて好きですね。消化不良だった旧作に怒りを覚えた人にしかわかってもらえないのは承知ですが。ただひとつ、注文をつけるとすれば、前作みたいに東京ツアーもしてほしかった…。
7点(2004-03-15 00:58:49)
115.  ゴキブリたちの黄昏 《ネタバレ》 
「邦画で一番好きな作品は?」と聞かれて、迷わずこれを挙げ続けて15年。「驚愕のラスト」といううたい文句がありますが、この映画は本当に驚愕でした。なんたって、中盤までは群像モノの描き方なのに、主人公と人間キャラを除いて全員死にます。玉砕(顔に向かって飛んでいくゴキブリ!)もあれば虐殺(踏まれます)もあり、オトリになって死んでいく者あり、毒ガスあり(キンチョールだけど)圧殺あり(ハードカバーだけど)射殺あり(モデルガンだけど)ブービートラップあり(ゴキブリホイホイだけど)…それが全部、普通の家の中で展開してしまうのが恐ろしかった。ベルイマンの『第七の封印』の終わりを思い出せば近いかもしれないですが、画面の動きの激しさにアニメと演劇風映画の差が歴然と出ています。ラストのただ1枚のイラストが、全ての救いとなっています。一緒に見ていた友人たちはこの絵で「キャー」とか言ってましたが…何だかなあ。オイラはサイトウさん的に生きるよ。
10点(2004-02-27 01:27:55)
116.  キューポラのある街
特にレビューするまでもなく推しも推されもしない名画なんだから、特別書くこともないんですがねえ。もう久しく見てなかったけど、DVDで見直してみました。吉永小百合の弟が、朝鮮に帰国する同級生に袋いっぱいのビーダマを渡して「北鮮は新国家建設中だからビーダマなんかねェだろう」って言うシーンは、時代を感じちゃってホロリと来ましたわ。この映画を作ってた当時は、誰一人こんな拉致問題の時代に突入するなんて想像しなかったんだろうなあ…個人的には担任の先生、通称「スーパーマン」の演技が好きです。東野英治郎の頑固オヤジぶりもイイすね。良くも悪しくも、お行儀のいい「よいこ映画」を脱する事ができないっていう欠点があるので、1点マイナス。気持ち的には10点ですが、殺伐とした昨今の世情にもまれながら見ると、「もう賞味期限が過ぎた映画なのかなあ」とか悲しく思えてきます。
9点(2004-02-21 23:30:57)
117.  RED SHADOW 赤影
どうしても好きな作品は世間の評価が低いなあ…。麻生久美子がポニーテールで黒装束! うんうんいいじゃん、って感じ。オリジナルみたく巨獣が出てくれればよかったんだけどなあ…チャチい合成で(笑)。この、寒いギャグ満載で観客無視、わが道を進んじゃう(しかも方向性は絶対間違ってる(^^;)投げやり度は好きです。ただ、あまりに低予算で横山光輝に申し訳ないので三点減点。
7点(2004-02-17 19:46:32)(笑:1票)
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