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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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181.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
恥ずかしいのですが、この作品に出会うまでルワンダという国の事も、この国で実際にあった悲劇も全く知りませんでした。非常に重い作品で、何度も見たいと思う映画ではないですが、日本ではあまり知られていないこの作品を多くの人に見てもらえる機会がもっと増えて欲しいと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-15 21:05:27)
182.  グリーンフィンガーズ 《ネタバレ》 
素直に見てよかったと思える良質の刑務所を舞台にしたヒューマンドラマでした。実話というのもいいですね。「大きな大会に出るからって緊張しなくていい。監獄生まれだけど勝てないわけじゃないぞ。誰にだって勝つチャンスはあるんだ」というハンプトンコートに出品予定の花たちにコリンが語りかける台詞がすごく印象に残りました。刑務所モノには珍しく所長のいい人ぶりが良かったですね。品評会の後、所長が囚人たちに語りかけた言葉が良かったです。また、ハンプトンコートの彼らの出品作品の中にファーガスがいたのにはびっくりと同時に感動しました。刑務所モノにお約束のどうしようもない人間が一人も登場せず、刑務所の持つ暗さも無く、軽いタッチで描かれ、誰とでも気軽に楽しめる作品だと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-12 17:14:46)
183.  戦場のピアニスト 《ネタバレ》 
公開当時劇場で観ました。主人公のシュピルマンが逃げ回る様子も、目をそらしたくなるシーンの数々も実話だけに全てが重い。鑑賞後の余韻は感動というのとはちょっと違う。衝撃と怒りに身も心も震えるようだった。もう一度観たいとは思わない。でも、見てよかったと思う。廃墟の街に立ち尽くすシュピルマンの姿が忘れられない。
[映画館(字幕)] 7点(2008-12-20 17:11:50)
184.  ヤァ!ブロード・ストリート
今やポールは一人で元ビートルズを代表して世界中のファンの前でビートルズや自身の過去の名曲を歌い続けてる。その姿からはあとどれくらい続けられるか分からないが一人でも多くのファンに生でビートルズを聴いてもらいたいという、昔ビートルズだったポールの使命感すら感じます。でも、この作品が公開された頃はまだ元ビートルズのメンバーがビートルズを公の場で唄うなんて想像もつかなかった頃。そんな頃に映画の中で曲数は少ないものの、ビートルズを歌ってくれたポールに感謝の気持ちで一杯だった事を思い出す。正直、映画としてはきついものがある。しかし、この作品に関しては脚本もストーリーも演技もどうしても語る気にはなれないのです。
[映画館(字幕)] 7点(2008-12-15 21:53:04)
185.  海上48hours-悪夢のバカンス- 《ネタバレ》 
英国製のサメ映画です。 海上か海底か、47か48の違いはありますが同じサメ映画のシリーズと似た邦題が付いてるけど別物の作品。 最後に誰が助かるのかは、冒頭の海に出て行く前のキャラからも非常に分かりやすいですが、 足を怪我して最初に犠牲になる男は別にして、あとの2人の男が仲間を救うために見せる男気がいいじゃないですか。 上映開始後、若い男3人と女が2人。海に投げ出されるまでに10分か15分程度、 そして90分足らずの上映時間で展開も早く、最後までまずまず楽しめるサメ映画です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-18 13:10:20)
186.  キング・オブ・シーヴズ 《ネタバレ》 
昔、一緒に無茶をやった仲間が年老いて再会し、 若い頃を思い出して再び無茶をやる的な爺さん再結集モノとでもいうべきコメディが近年増えてきたなあと思う。 本作もその路線の映画かと思っていたのですがさにあらず。多少のユーモアはあるものの、 地味で抑揚の少ない作品ではあるのですがサスペンスとして真面目に作られています。 度々犯罪の舞台になり、映画の舞台にもなってきたハットンガーデンを舞台にした実話モノでもあります。 本作のじいさんたちもまた、本当かよというような大胆な手口で無茶をやり、一旦は成功したかに見える。 しかし、その犯行後にたっぷりと時間を使う構成が以外でもあり面白かった。 仲間割れや、自分は裏切られるんじゃないかといった疑心暗鬼を演じるベテラン俳優達がそれぞれにいい味を見せる。 彼らの動きと並行して、一切の台詞を省きながらも確実に捜査の網を狭めていく警察の動きの見せ方も面白い。 ラスト近くにさりげなく挿入される、ベテラン俳優たちのキャリアに捧ぐリスペクトがなかなかに粋です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-15 15:17:15)
187.  疑惑のチャンピオン
これまでにも多くの伝記モノを撮ってきたスティーヴン・フリアーズ。 彼の作品を振り返ると、印象に残るのは圧倒的に女性を主人公にした作品が多い。 しかし本作は実在した男の話。その男はガンを克服しツール・ド・フランス7連覇という偉業を成し遂げた英雄。 忖度、脅し、色んな要素がありましたがスポーツ界と薬物の関係の闇の深さを改めて思い知らされた気分です。 薬物使用におけるランスの確信犯ぶりも、その一方で彼がガンで闘病中の人々の希望であることも伝えている。 時系列に沿って一連の薬物疑惑をドキュメンタリータッチで分かりやすく伝えていますが、 その分、フリアーズにしては人間ドラマという部分では弱いと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-19 20:13:08)
188.  ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出
1945年、イギリスの戦争が終わった日。ロンドンの街は市民が勝利を祝うために繰り出し大騒ぎ。 エリザベスとマーガレットの2人の王女が、国民と一緒に勝利を祝いたいと許可を得ての一夜限りのお忍び外出。 アン王女のお忍びローマ滞在と恋のような作品をイメージしていたら結構なドタバタラブコメでした。 2人の護衛に付けられた将校が任務を忘れて遊びに夢中になるなど実際にはあり得ないことですが、 かなりコメディに軸足が置かれた作品なので、まあ良しとしましょう。 妹のマーガレットが散々作品をかき回しますが、お祭り騒ぎの一夜が明けた早朝、 エリザベスと、一緒に過ごした空軍兵士との束の間の静かなひと時からラストまでの流れは良かったですね。 ルパート・エヴェレットが国王であり父であるジョージ6世を好演。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-31 20:35:19)
189.  喜望峰の風に乗せて 《ネタバレ》 
ヨットの機器を売る会社を経営するヨット好きの男。 しかし順調とは言えない会社の経営状態を打破すべく、 単身ヨットで無寄港世界一周という過酷なレースに挑んだ、実在した男のドラマです。 ヨットは好きだが素人。チャレンジの準備に費やす時間も著しく不足している。 借金をしてまで挑んだこのレース、勝てば人生一発大逆転ですが、勝って賞金と名声を得ない限りは全てを失う。 案の定ヨットはトラブル続き、順調な航海が続いているという嘘を重ね、進むことも撤退することもできない。 大海原を行く爽快感や解放感は全く無く、海洋アドベンチャーとしても極めて地味な作品ですが、 絶望と孤独のヨットで徐々に精神的に追い詰められていく男を演じるコリン・ファースは流石に見応えがありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-16 20:48:32)
190.  血を吸うカメラ
典型的ホラーのような邦題がつけられてしまった作品ですが、 (見ればこの邦題の意味も分からなくはないのですが・・・) ヒッチコックの「サイコ」より2か月早く公開されたというサイコスリラーです。 解説の町山氏が指摘するように、既にこの世にいない親が、今も子に与え続ける影響など、 確かにサイコスリラーというジャンルのみならず、中身にも共通点が見られる同時期に公開された2つの作品ですが、 一方は今も巨匠ヒッチコックの代表作の1つという地位を得ているのに対し、 一方はメディアから酷評され、マイケル・パウエルはその後復活することは出来なかった。 もう1つ感じたのは、本作の主人公からはこの手のサイコスリラーの主人公特有の薄気味悪さが感じられず、 作品自体も全編を通して品を感じさせる雰囲気を持っており、良くも悪くもイギリス映画らしい作品の空気を感じさせます。 主人公の男に関しては、あのノーマン・ベイツのアンソニー・パーキンスと比較されたらさすがに気の毒かもしれませんが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-30 19:13:53)
191.  大列車強盗(1978)
1800年代半ば、ヴィクトリア時代のイギリスで実際に起こった事件らしいですが、 本当にこんなことが出来たの?と思える内容で話としてはとても面白い作品。 強盗に必要な4つの鍵の合鍵を作るまでの前半は、アクションはほぼ無く地味な作りになっていますが 見る前の予想に反してコミカルな人物描写が面白く、コネリーとサザーランドがなかなかの名コンビぶりを見せます。 ヴィクトリア時代の世相や人々の衣装なども楽しめる内容となっています。 後半はいよいよ強盗の決行ですが、疾走する列車を舞台にしたアクションサスペンスの定番、 屋根を飛び移るコネリーの体を張ったアクションなど、見どころは十分。 成功して金塊を山分けしてエンディング、と思っていたら意外な展開が待ち受けていました。 結末はちょっと拍子抜けですが、前半の作品の空気の流れが戻ってきたかのようなラスト。 このラストまで含めてやっぱり、本当にこんなことが出来たの?というような事件の映画化でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-02 16:06:08)
192.  偽りの忠誠 ナチスが愛した女
英・米合作の作品ですが、作品に漂う空気や作品の色はドイツ映画的で一風変わった印象を与える作品です。 前皇帝ヴィルヘルム2世を中心にしたドラマと、皇帝が住む屋敷で働くユダヤ人の女スパイとドイツ人将校のロマンス。 前半はこの2つの要素が今ひとつ噛み合わず、ナチス絡みのスパイが登場する映画としての緊張感にも欠ける展開が続くのですが、 エディ・マーサン演じるヒムラーの登場がその空気を一変させます。 ヒムラーに似ているということだけなら、もっと似ていると思わせる人が出ている映画は他にもありますが、 彼の登場により、それまで登場していた人物それぞれの関係にも緊張感が生まれ、作品の空気も持ち直します。 スパイもの、政治ものという要素もありますが、ストーリーの軸は2人の男と女の関係となっています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-07-26 23:13:09)
193.  あしたは最高のはじまり 《ネタバレ》 
オマール・シーの良さが出まくりのシリアスな要素も含んだコメディ。 気楽な独身生活を謳歌していた男が突然、「あなたの娘よ」と赤ちゃんを押し付けられるところからストーリーが動き出す。 子育てに悪戦苦闘しながらも楽しい日常。次第に父と娘は堅い絆で結ばれていく。というストーリーに新鮮味は無いのですが、 オマール・シーと気のいい同居人のキャラと娘のかわいらしさもあり中盤まではほのぼのと気持ちよく楽しめる作品です。 しかし、後半に一度は子育てを放棄した実の母が現れて以降は次第に重い展開となっていきます。 少し「クレイマー、クレイマー」の空気を思い出したりもする作品ですが、 父と娘の関係に意外な事実が判明したり、不治の病に侵されていたのは父だと思っていたら実は・・・。 終盤は矢継ぎ早にシリアスな要素を詰め込んできます。そして最後は娘が・・・。 この手の展開も映画ではよくあるのですが、本作に関しては無理やり感が強かったですね。
[DVD(字幕)] 6点(2019-03-16 22:17:48)
194.  ウイスキーと2人の花嫁 《ネタバレ》 
第2次大戦中のスコットランドの小さな島を舞台にした、実話に基づく人情喜劇です。 スコットランドだけに、島の人々はウイスキーに目が無い人ばかりですが、 戦局の悪化と共についにウイスキーの配給が止まってしまうと、みんな意気消沈。 そんな折に大量のウイスキーを積んだ船が島の浅瀬に座礁してしまったことにより島にウイスキー騒動が勃発です。 こんな絵に描いたコメディのような実話があったことに驚きです。 こういう小さな島の人々が一致団結して、本土から調査に来た者を煙に巻く、 たまにこういう構図の映画がありますが、どれも面白いんですよね。ほのぼのとしていて。 第2次大戦中の実話に基づくヨーロッパの映画は重くシリアスなものが多いですが、そういう空気はありません。 軽くスコッチでも飲みながら気軽に見るのにちょうどいい、愛すべき小品。  ただ、一応本作では悪役ということになってしまうのかな。 任務第一、真面目が軍服を着て歩いているような堅物大尉をコミカルに演じるエディ・イザードがいい味を出しまくっているのですが、 憎めない人物像に描かれている大尉さんがあまりにも気の毒な、島にとってのハッピーエンドはちょっと複雑ではあります。 実際はどういう感じの人かは知る由もないですが、もっと憎たらしい人物像ならばよかったのかもしれませんけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2018-09-16 23:18:07)
195.  ダウンタウン物語
イギリス製の禁酒法時代のギャング映画というだけでもレアなのですが、 何と本作の出演者は全員子ども!しかもコメディミュージカル。何ともほのぼのした禁酒法時代のギャング映画です。 衣装とかにもこだわってめっちゃお金をかけた学芸会の劇か、子どものギャングごっこみたいな空気もあります。 マシンガンからは放たれるのは弾ではなく生クリーム?、そして殴り合いではなくパイの投げ合い! もちろん子どもがクルマの運転なんかしちゃだめです。よって特別仕様のスワンボートのような脚漕ぎのクルマ! ギャング抗争モノの定番の流血の惨事もありません。 ラストのパイ投げ合戦は、みんな演技を忘れているかのように楽しそうにやっていました。 そしてみんなパイまみれのままですが、歌って踊ってのミュージカルらしいフィナーレがしっかり決まっていました。 どんなに背伸びして大人ぶってもやっぱり子どもらしいのがいい。みんなで歌い踊るラストの歌も良かったですね。 しかし1人だけは別格。同時期の「タクシードライバー」などもそうですが、やはりこの頃のジョディ・フォスターはただ者ではない!
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-09-04 13:51:44)
196.  サボタージュ(1936) 《ネタバレ》 
映画館を営み、平然と都会の中に溶け込むテロリストの男。 自分が当局に疑われていることを悟り、幼い子ども(年の離れた妻の弟)に爆弾の運び屋をさせる。 それがいつ爆発するか、見る者には分かっている。早く運ばないと・・・。 しかし、街には好奇心旺盛な子どもの足を止めさせるものがいっぱい。 一刻を争うこのサスペンス。そして・・・。 ヒッチコックを敬愛するデ・パルマの傑作「アンタッチャブル」の冒頭を思い出しました。 弟は夫に殺されたようなもの。食事の支度をする妻。手にはナイフとフォークが。 しかし一瞬ためらう妻と、妻の意思を悟ったような夫。交互に挿入される妻と夫の表情。 中盤までは盛り上がりに欠ける作品ですが、この終盤のサスペンスの組み立てはさすがヒッチコックと思わされます。
[DVD(字幕)] 6点(2018-07-19 20:47:21)
197.  ネイチャー 《ネタバレ》 
アフリカ大陸を舞台にした、生き物と水をめぐるドキュメンタリー。 熱帯雨林に暮らすゴリラや昆虫、水辺に生きるフラミンゴの群れ、美しく豊かなサンゴ礁の海、 厳しい乾季を生きる象の親子、乾ききった砂漠に暮らす生き物、川に暮らすワニとヌーの攻防など。 NHKのBSの「ワイルドライフ」のような番組が好きな僕にとってはあまり目新しさは無いのですが、 本作の売りはBBCの技術を駆使した、迫力ある美しい3D映像とのこと。 しかし主役はあくまでもアフリカに暮らす生き物たちであり、3D映像に頼りきっていない作りは良かったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-26 20:08:23)
198.  ブラック・シー
敵の艦船と交戦することも、潜水艦モノの定番アイテムである魚雷を発射することも無い。 戦争モノではない潜水艦モノというちょっと珍しい作品。 黒海の海底に沈んだ旧ドイツ軍のUボートに残された金塊の山を頂くべく旧式の潜水艦で黒海のジョージアの領内に向かう。 この金塊発掘チームが気ごころに知れた仲間ではなく、イギリス人とロシア人の急造の寄せ集めチーム。 当然イギリス人とロシア人の間でいざこざが発生するのですが、その時間が結構長い。 黒海にはロシア軍の艦船が航行しジョージアとは紛争状態にあるという。この状況がもっと反映されてもよかったかもしれませんが、 潜水艦という閉ざされた空間に金塊をめぐりイギリス人とロシア人が対立しあうというサスペンスはなかなか面白い作品です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-13 21:11:05)
199.  わたしの可愛い人―シェリ
スティーヴン・フリアーズという人はこれまでの作品をみても、男のドラマよりも女のドラマを描いた作品が印象的な監督です。 本作の舞台はベルエポックのパリ。元高級娼婦役のミシェル・ファイファーと息子ほどの若い男、ルパート・フレンドとのロマンス。 街並み、衣装、アクセサリー、室内装飾・・・。美術から些細な小道具など細部までベルエポック期のパリの再現にこだわりを感じます。 ミシェル・ファイファーは本作でもやはり綺麗です。しかしそれだけではない。 自らを「年老いた女」と表現した通り、その痛々しさをも見事に演じています。 ミシェルとは友人でありながら、その極めて微妙な関係、一定の距離間。 もう1人、ミシェル・ファイファー以上に年齢を感じさせる元同業者の友人を演じる、キャシー・ベイツの存在もいい。 主要キャストは素晴らしかったのですが、フランスの俳優で滑らかなフランス語の響きがある中での本作を見たかった気もします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-30 18:52:45)
200.  マラヴィータ
70歳を超え、最近はすっかり丸くなった感があるデ・ニーロですが、マフィア役になるとしっかりマフィア顔になりますね。 アメリカからノルマンディーの田舎町に正体を隠してやって来た元マフィア一家。 デ・ニーロは勿論ですが、嫁、娘、息子、家族全員がキレると何をしでかすか分からない。 特にいくつになってもお美しいミシェル・ファイファー&娘の美少女ぶりとキレた時のギャップや、 偶然が重なり対立するドンの元に彼らの居所のヒントが掲載されている新聞が届いてしまうくだりはなかなかの面白さ。 しかしヒットマンの一団がノルマンディーの田舎町に乗り込んできてからは、緊張感漂う全く別の映画のようになります。 この終盤のアクションも含め、デ・ニーロとスコセッシを迎えたベッソンの、2人へのリスペクトを随所に感じます。 特に「グッドフェローズ」と上映後に悪ノリしているデ・ニーロが可笑しかった。 いっそのこと敵対するマフィアのドンがジョー・ペシだったりしても良かったかも。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-27 21:23:53)(良:2票)
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