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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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161.  サンダーバード(2004)
やだいやだい!アランは関根勤じゃなきゃやだい! ってな事はともかくとして、サンダーバードの燃えポイントってのは、やっぱりあのメロディと共にカッコイイメカが活躍するシーンにあったりするワケで、基地セットなんぞ与えられた日にゃ、今でもメロディを口ずさみながらキューン、ドドーン、ってな調子で一日中遊べる自信があったりするワケで(それは自信とは言わない)、そこをあんまり大切にしてくれてない点では大チョンボな映画ではあると思うんですよ。あのメロディ自体も鳴ってくれて嬉しい!と思ったけど、なんか微妙に音痴だし。でも、メインタイトルを始めとしてモダンアート風なトーンで飾られた世界はオシャレで、ガチガチのVFXでハードなSFにしちゃうよりは、ちょっと遊びのあるデザインの方が相応しい感じがするので、その点では意外にイイかも。内部メカやコントロールルームあたりは現代的過ぎでハンパなので、もっと全体をモダンアートで統一してくれたら最高だったんですけどね。物語は基地が奪われて取り返す展開がモタモタし過ぎていてじれったく、そんなコトは後半にでもまとめてもらって、前半は発進シーンと国際救助隊の活躍を延々と見せてくれればそれで良かったんですけどねぇ。せめて1号のレール上の横移動見せてくれて、2号のコンテナをばーん!って海に浮かべてくれたら、それだけでも1点上がったんだけどなぁ。
[DVD(字幕)] 5点(2006-06-23 00:46:31)
162.  モンティ・パイソン・アンド・ナウ
「ホーリーグレイル」と二本立てで見ましたが、こちらはテレビのギャグを集めて再編集しただけのもので、殆ど既にテレビで見た記憶があって、ちょっと今更だなぁ、って印象がありました。殺人ジョークやグレバッパ族なんかは好きなんですけどね・・・って、これ、映画用に全部新たに撮影してたんですねぇ。テレビとどこが違うの?ってくらいに同じだったような気がしますが。
[映画館(吹替)] 4点(2006-05-23 22:42:25)
163.  ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ! 《ネタバレ》 
うーん。満足したんですが、傑作だったんですが、見終わってどうも100%手放しでは喜べない感じがしました。あえて苦言をば少々。まず、後半からクライマックスにかけて、グルミットが主役でウォレスが不在?と言えるような状態なのが・・・。ウォレスは物語半ばで存在がボヤけてしまい、グルミットの孤軍奮闘状態。毎度のコンビネーションは前半に集約されていましたが、やはりそれはクライマックスで見たかったです。それから、長編とした事で間延びした、とは思いませんけれど、もしドリームワークスブランドをぶら下げていなければ、多分50分でまとまっていたであろうカンジ。「短編ながらもの凄く密度の濃い作品」であったこれまでから、単に「密度の濃い作品」になりました、みたいな。そして、映像作成でのデジタルの導入。面白ければ、これまでのイメージを崩さなければ、素材なんて関係ない、そう割り切りたいところなのですが、明らかにクレイアニメ、ストップモーションアニメでは描けない事がハッキリ判る映像が出てくると、あー、なんだかハリウッドナイズされちゃったワケねぇ、なんて。これまでせっかくクレイアニメの常識を覆したような技術を見せてたシリーズなのに、デジタル導入しちゃったら、そりゃなんでもアリでしょう、って思っちゃいますからねぇ。それでも、こうして新作が見られた事はとっても幸せですし、やっぱりキャラがみんなキュートで。あの、スチールじゃブサイクなだけで可愛くもなーんともないウサギ達が、映画の中ではめっちゃくちゃキュート! アードマンって毎回、動きのセンスが最高で、ヘンなデザインのキャラを本当に魅力的に見せてくれます。存分に笑って泣けて、何はともあれ、家族揃って楽しめる、安心してお薦めできる作品です(ほんのちょっぴりだけアダルトなニオイがない事もないですが)。あと最大の問題は次回作まで一体何年待つのか?って事ですね。
[映画館(字幕)] 8点(2006-03-20 21:16:09)(良:1票)
164.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
前作にあった微妙なギリギリのラインを、今作ではレネーの見事な肥え具合と共に『よっこらせ』と超えてしまいましたね。徹底的にダメな続編の見本(前作に頼ったデジャビュの如き映像、必然性のないスケールアップ、ウケた部分を再現、似たようなエピソード、進歩のないメッセージ)となっています。でも、これって多分、ワザと。今回は前作を中心に据えたパロディ映画だものね。それはオープニングの「サウンド・オブ・ミュージック」のシーン、続くスカイダイビングのシーンで烙印の如く宣言されてますし(パラシュートが開く映像を見た時に、いつもアタマの中に流れ出すメロディを実際の音で流してくれた瞬間、私の中で花火が上がりましたわ)。リアリティとか芸術性とか、そういうのとりあえずナシ。ただブリジット・ジョーンズのアホ日記でいいじゃん、って割り切っちゃってて痛快。後半の大変なコトになるエピソードだって、「ブロークダウン・パレス」そのまんまパクってるだけですしね。この映画の製作陣が目指したのは、きっと寅さんの如き世界。ダメな主人公の毎度毎度の繰り返しにこそ意義がある、って。だから、できれば3年に1回くらいのペースでずーっと続けて欲しいですね。みんな段々年取っちゃうの。でも、なーんの進歩もしないの。おじいさんになってもコリン・ファースとヒュー・グラントは掴み合いの喧嘩してるの。繰り返しに『待ってました!』って拍手しちゃうの。そういう映画もアリなんじゃない?なんて思うのでした。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-23 01:28:36)(良:1票)
165.  ブリジット・ジョーンズの日記
拝啓 天国のジェーン・オースティン様。この映画をいかがお思いでしょうか? 高慢も偏見も分別も多感も、随分と墜ちた地で繰り広げられているとお嘆きでしょうか? あなたの描いた物語に比べると、この映画は魑魅魍魎蠢く地獄の如き世界かもしれません。とても、あなたの物語と同じ地で繰り広げられているなどと、信じたくはないかもしれませんね。それにこの映画の主人公ときたら、傲慢、強欲、色欲、嫉妬、大食、憤怒、怠惰、7つの大罪を見事に体現してみせてます。彼女には、あなたの描いたヒロインに感じられた気高さ、奥ゆかしさは微塵もありません。でも、案外とあなたは苦笑なさっていらっしゃるかもしれません。時代が変わり、生活が変わりながら、人が求めているものは、ちっとも変わらない、って事に。気持ちの表し方、世の渡り方、人の生き方は変われど、根底に流れる心は古風なまでの普遍性を持ったまま。このバカバカしい映画の中に流れている、あなたの物語への敬意を、あなたは受け入れられないかもしれません。でも、あなたの遺したものが、こうして時代を超えて生き続けている事、誇っていいと思います。きっと、人の歴史が続く限り、あなたの世界は形を変えながらもずっと刻まれてゆくでしょう。それって、凄い事だと思いません? 敬具
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-22 02:11:59)(良:1票)
166.  プライドと偏見
油ばっかりギトギトのファーストフードみたいな最近の電気紙芝居映画に食傷気味な私は「アタマも心もカラッカラだぜぇ」って状態でしたが、この作品は久々に映画を心から楽しむ嬉しさを感じ、いつまでも映画館の椅子に座り続けていたいと思いました。コスチュームものというと、それだけでゲンナリしちゃう私だけど、ジェーン・オースティン原作となると話は別。「他愛もないふた昔前の少女漫画の如き乙女の恋物語」ではありますが、何故か毎回身も心も委ねちゃう。しかも今回はテクニックが饒舌で、言葉と言葉、視線と視線の演技がするりするりと流れるカメラワークの中にきっちり織り込まれ、シネスコの額縁を駆使した風景が、さりげない仕草が、その背景にある人の心を溢んばかりに描出してゆき「これが『感情表現』ってヤツだよ、判る? ○○。」ってカンジ(色々問題あるので伏字)。「男は王子様たれ!」という乙女ちっくワールドの確固たる主張もまた、一つの正論であると思うのでした。それにしてもキーラ・ナイトレイのちょっと濃い目な美しさがまた、このベタベタな世界に綺麗にハマっているのですわぁ。「首が魅力的な女優さん」というのも珍しいです。
[映画館(字幕)] 9点(2006-01-16 22:46:30)(良:1票)
167.  007/ダイヤモンドは永遠に
渋谷全線座という、キャパだけはめっちゃくちゃ大きい、だけどボロい名画座で見ました。やたら混んでいたものの、早くから並んでいた私と友達3人は二階席の一番前に陣取れました。しかし、この映画はキチンと見れたものの、もう1本の「ドクター・ノオ」は友達に途中でトイレに行こうと誘われ、気がすすまないながらもトイレに行ったら、立ち見の人がドアの外まで溢れていて中に入れなくなってしまい、結局半分くらいしか見られないまま終わってしまいました。もっともその時の「ドクター・ノオ」はフィルムがズタボロ、ボンドが画面内をワープしまくるという状態だったので、もー全くアタマの中に入ってこないシロモノではありましたが。さて、いい加減、「ダイヤモンドは永遠に」のハナシ。スパイアクション映画としてもスパイひみつどうぐセットオモチャ映画としても中途半端で(製作準備期間がなかったの?)、なんだかボンドも悪役も冴えない映画でした。でも、最大の疑問は、こんな事言っては大変失礼なのですが、ボンドガールは彼女で本当に良かったのでしょうか?
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-12 01:17:25)
168.  クレオパトラ(1963)
20世紀フォックスを経営の危機に陥らせてまでこの映画が目指したもの、というのが見えないのがツラいです。巨大なセットや凄い数のエキストラ、でも、そんな事がクレオパトラの生涯を描くのに重要な要素には思えず、そもそもエリザベス・テイラーの存在感はあっても、そこからクレオパトラという女性の魅力、というのにも繋がってゆかず・・・。この女性が大きな時代を作り歴史を作っていった、そこに製作者なりの視点が見られず、無理にスペクタクルな要素を盛り込みましたみたいな感じで、製作当時としても、話題先行の空疎な大作って感じだったんじゃないかなぁ、なんて思いました。リバイバルでテアトル東京のシネラマで見られた事だけは大切な思い出となりましたが(中学校の映画教室でテアトル東京の2階席貸切ってのも、今考えたらすっごい贅沢・・・)。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-12 00:51:19)
169.  ドラキュラ(1992)
ロケがなくてセットばかり、映像暴走気味な状態に、映画を見ながら何故か大林宣彦監督の「HOUSE」を思い出していた私。なんか映画にちっとも入り込めなくて。ウィノナがあ~んなヘンなおっさんに簡単に魅かれちゃう理由が判らず。説得力あるシークエンスが足らない感じで、だからラストの悲劇もあんまり迫って来なくて。途中、なんだか仮面ライダー出した方がいいんじゃない?って映像になっちゃうのはご愛嬌、かな(後の「ジーパーズ・クリーパーズ」を見ると、ああいうのがコッポラの好みなのかなぁ)。当時、日本初披露だったデジタル音響は何故か安定してなくて結構聴きづらかった記憶があります。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-11 00:07:23)
170.  コンボイ
この映画の登場で、大型トラックの事をコンボイ、って言っちゃうようになりましたねぇ。コンボイ軍団、とか。それじゃ「船団軍団」じゃん、って。鮫の事をジョーズって言ったり(アゴがきたー!って?)、踊る事をフィーバーって言ったり(熱に浮かされてる、ってか?)、一種の和製英語を映画タイトルが作ってゆく面白さ。まあ、映画の方は、そんなに面白くなくて、ボーグナインの高笑いしか印象に残らない映画ではございましたが。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-10 00:16:05)(笑:1票)
171.  レリック
すっかり敗戦処理投手みたいなポジションになってしまったハイアムズ監督ではありますが、こういういかにもなやっつけ仕事世界でも、プロとしての意地、みたいなのが折りたたまれてゆくサスペンス描写に垣間見れて、ちょっと微笑ましくもあり、淋しくもあり・・・。映画自体はあっちこっちから頂いてきた亜流ワールドで、33%は人間、とかいう設定も後半じゃどっか行っちゃってるよーな状態、クライマックス近くになってやっとハッキリする姿はフツーに怪物で、人間がヘンにぐちゃぐちゃしちゃいました、ってコワさを見せてはくれなくって残念。生首ころりん、脳みそころりん、胴体切り、なんてワリと節度のない描写も気色悪くて、おいおい~、と思いもしたけれど、なんとなく楽しんじゃったりもしました。最初っからあんまり真面目に見るべきじゃないって判ってる映画ですからねぇ。前売り券を買うと貰えた、つぶやきシローが宣伝してた『レリックちゃん』は欲しくねぇ~!ってカンジでしたけどね(劇場では買わなかったので貰いませんでしたが)。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-10 00:15:08)
172.  サハラ(1983)
あれ?大きい劇場で上映してるハズだったのに、小さい劇場に変わっちゃってる・・・と期待して見に行った私をガッカリさせたのですが、映画の中身を見て納得。男装の麗人、カーレースに出場!って設定から受けるイメージと、実際の映画の中身とにかなり差がありました。ねえちゃん、どこをどう転んでも男には見えないヨ!って状態から始まり、レースはどうしちゃったのよ?つーかナンの映画よコレ?って展開になり、そんなのアリ?ってオチに。この映画の脚本を書いた人は、相当に柔らかいアタマだったのでしょうね。レースものでラブロマンスでアクションですって聞けば、なんとなくイメージが生まれるでしょうが、そのイメージを打ち砕く超展開ですもん。最初から最後まで場当たり的に行動するヒロインに、ありきたりな人物像の破壊という意欲が感じられます。ウソですけど。
[映画館(字幕)] 3点(2005-12-07 22:48:53)(笑:1票)
173.  シャイニング(1980) 《ネタバレ》 
原作と映画の関係、というのは難しいですね。感想を書く方も色々と悩んでしまいます。キングの小説の中でもいちばん好きな物語であるがゆえに、この映画の原作を無視しまくりな改変にはイラつくばかり。でも、じゃあ例えば「ジョーズ」はどうなのよ、アレも原作無視しまくってるでしょうが、と言われればその通りで、私自身が原作への愛はない、映画への愛はたっぷり、だからいいのだ、って事になっちゃう。エゴでレビューを書くしかないのだなぁ。格調高き計算された映像には、でも恐怖をちーとも感じなかったのも事実なのです。何を恐がればいいのか、考えあぐねてしまうような映画。ジャック・ニコルソンは最初から狂ってるよーにも見えちゃうし、オーバールックホテルに棲むモノの存在さえもあやふや。ジャックが壊れちゃっただけ、って解釈だと明らかに説明のつかないシーンが幾つか存在しちゃってますし。恐さを理解するのに深読みが必要なのだとすれば、随分と敷居の高いホラーですわぁ。原作はフツーに読んでも十分に恐いんですけどね。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-07 02:09:32)(良:1票)
174.  007は二度死ぬ
リバイバルで見たのも今から25年以上前の事。いやあ、不思議な映画でした。「オースティン・パワーズ」の元ネタいっぱい、と言うより、この映画自体が「オースティン・パワーズ」状態です。あんな日本があったら、一度訪れてみたいものです。映画としては、007がスパイアクション映画からスパイひみつどうぐセット映画へと変化してゆく真っ最中って感じで、中途半端にバカバカしい、という感覚が目立ちました。まさかこの感覚が、多少の出来不出来こそあれ、35年以上続くとは・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-04 01:12:25)(良:1票)
175.  ターミネーター3 《ネタバレ》 
もはや出がらしみたいなもので、こんなんだったら何作でも作れちゃうよねぇ、と思いつつ、アクションシーンはフツーに面白く楽しめ(トイレクラッシュ大バトルなんてメジャーなタイトルでやっちゃう度胸がステキ)、だけどラストの対決は呆気なさ過ぎでしょ。もっともっと激しくやってくんなくっちゃ。でも、「2」で『どーなってんの!』と怒った、どこかへ行っちゃった審判の日をキチンと元に戻してくれたので、そこは納得です。やっぱり審判の日なくして「ターミネーター」の世界は成立しないし、語れないでしょうよ、と。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-04 00:52:51)
176.  ティコ・ムーン
ハリウッド映画に慣れてしまっているせいか、あまりのテンポの遅さにイライラ。ハリウッド映画で60分、日本のアニメだったら30分で描けちゃう内容だよなぁ、なんて思いながら見ていたり。美術やカメラは面白いワケですが、それをじっくり眺めていられるだけの心のゆとりがありません。それらの映像に、深い考察を与えるだけの(咀嚼に時間を必要とするだけの)大きな意味があったとは到底思えませんでしたし。「一瞬で十分だ、一瞬で」って。
[映画館(字幕)] 4点(2005-12-02 00:12:10)
177.  ヴァイラス(1999) 《ネタバレ》 
嵐の中、小船が大型船に辿り着くと、そこでは人間がみんな死んじゃってて、バケモノが!爆破してやっつけろ!って、「ザ・グリード」と同じストーリー説明ができちゃう、ある意味スゴい映画。だけど、アチラと違って、こちらはユーモアなしな分だけ、ちょっとダメ。結構なスターが「仕事選べよ」状態で登場しておりますが、メカ・サザーランドなどという、レアなモノ見せて貰ったところで、映画そのものの面白さが圧倒的に不足していたんじゃ・・・。こういう映画って、全体が簡単に見切れちゃうのがツラいですね(と言いつつ、すぐ、こういう映画を見に行っちゃう私も見切られ易い映画おたくですが)。
[映画館(字幕)] 4点(2005-11-29 12:06:53)(良:1票)
178.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 
例によってミーハーあにやん舞台挨拶を見に。エマ可愛かった~。お人形さんのよーでしたよ。さて、映画の方はと言うと「賢者の石」「秘密の部屋」なみにエピソード羅列な上、「アズカバン」を更に上回る原作の省略で破綻寸前な状態。原作を読んでいない人にはワケの判らないセリフや描写続出、原作を知る人には『おいおい、いくらなんでも飛ばし過ぎだろ!』とツッコまれるであろう世界。やはりあの長さの物語を1本の映画にするにはかなりムリがあったようで。それでも初期2作のギャーギャーうるさい状態から「アズカバン」で叙情的なタッチに軌道修正した事が今作にも影響を与えている分、見られる映画になっていたとは思います。もっとも、本筋はそんなに面白くなくって、ラブラブ話の方が微笑ましく楽しく見られてしまうのですが。原作ラストの「さあ、いよいよ大変な事になりましたよ」感が薄められて、無理してハッピーエンド風にしているあたりからも、ファンのためのお祭り映画とハリウッド娯楽映画との間の妥協が垣間見えてしまい『仕方ないのかなぁ』と見ているこちらも少々諦め気味。ここだけは納得行かないぞ!っていうのはジョン・ウィリアムズとはタッチが全く違ってしまった音楽くらいのものでしょうか。でも『ああ、あのちっこくて可愛かったコがこーんなに綺麗になっちゃって』と父親のよーな感動を覚えてしまうハーマイオニーの見事なドレスアップショットだけでも、この映画の価値は十分あるのですわぁ。
[映画館(字幕)] 7点(2005-11-19 22:41:43)(笑:1票)
179.  ティム・バートンのコープスブライド 《ネタバレ》 
文句ありません。素晴らしい映像表現にウットリ。死者の花嫁が垣間見せるダークな美しさ、そして彼女が負った悲劇を存分に堪能させて頂きました。「チャーリーとチョコレート工場」で、いまひとつピンと来なかったモノがここにはありました。それは映像の完璧なコントロール。「チャリチョコ」の作り込まれた世界に垣間見えた現実に引き戻されるようなスキマ風、ここにはそれが入り込む余地などありません。アニメーションは1から10まで世界の総てを作ってゆかなければならないのですから。命ある者の世界と死者の世界のトーンが本来のイメージとは逆転している描き方、束縛と開放によって対比されてゆく物語の構造など、見るべきところは沢山あるのですが、何よりティム・バートンのダークな色調が純化されて表現されている映像こそがすべてのキモなのでした。もしかするとティム・バートン本人以上にこのアニメーション監督と美術監督はティム・バートンの色を理解しているのかもしれません。
[映画館(字幕)] 10点(2005-10-26 22:32:33)(良:1票)
180.  チャーリーとチョコレート工場 《ネタバレ》 
プレミアには欠かせない叶姉妹のボイン(死語)に圧倒されつつ、いっぱいの芸能人にミーハー心を湧き立てつつ、ジョニデよかティム!と舞台挨拶に燃えつつも、何より原作が小学生時代からのバイブルとなっている私にとっては映画本編こそが重要でした。これが、もう意外なほどに原作に忠実で、子供の頃のわくわくどきどきをきっちりなぞってゆくような感じで、懐かしさや子供の頃に抱いていた思いがバーッと引き出されて、とても冷静には見ていられませんでした。細かい部分の違いはあります。ワンカ氏(とあえて書きたい)のお父さんのエピソードが加えられた事で、ワンカ氏の年齢設定がぐんと若くなって、それってどうなんだろ?と見る前は思っていたのですが、ジョニー・デップの奇怪さと垣間見せるシリアスさの演じ分けは、ワンカ像に更なる深みを与えた感じがあります。ウンパ・ルンパも原作とイメージは違いながら、彼らが歌い踊るシーンでの歌詞が忠実なので物語から剥離している事はありませんでしたし。そして、原作と大きく異なる展開を見せるラストには「どうなっちゃうんだろ?」とハラハラ。ティムらしいラストシーンは、原作に感じる一抹の淋しさを補うものですらありました。全編、ティムの悪趣味一歩手前なセンスと原作の持つ毒のあるイメージとが見事にマッチしていましたし。と、ホメてるワリには点数が上がりきってないのは、やっぱり自分の中に確固たる自分だけの「チョコレート工場の秘密」があるからに他なりません。そして、それを超える事は誰にも不可能だと言う事。だから普段なら本当は9点か10点かもしれませんが、冷静になれないがゆえの8点、ですね。帰りの通路ですぐ後ろから叶姉妹のボイン(死語)に追い立てられて更に冷静になれなかったワケですが。【追記】あ、忘れてました。全国30館くらいで上映中にチョコの香りを漂わせるとの事ですが、犬っ鼻な私からするとプレミアの時のはチョコの香りと言うよりも『タバコチョコから剥がした薄い紙の匂い』でした。
[試写会(字幕)] 8点(2005-09-09 23:38:25)
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