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プロフィール
コメント数 327
性別 男性
自己紹介 評価の基準は、自分が何回も見たいと思うことと、他の人にぜひ見てほしいと思うことです。8点以上は、ほぼ全部2回以上見ています。画像の豪華さは評価にあまり関係なく、脚本重視。アニメとコメディに若干甘いかも。それと、昔見た作品を記憶でレビューすることはしていません。原田知世版の時をかける少女は、当時の評価なら10点ですが、今の若い人に見てほしいとは思わないので、レビューしていません。
漫画レビュー始めました。映画と違って、つまらない作品は途中で投げ出すので、基本、面白い作品しかレビューしません。そのため、レビューの平均点は高くなります。

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1.  君の名は。(2016)
宮崎駿級の大ヒットアニメ(ジブリではない。興収100億以上)という怪しい噂に釣られ、見に行ってきた。 噂はウソではなく、いつもガラガラの某シネコンの大箱が満員御礼。凄い景色だった。  さて、若い男女が入れ替わってしまう話というと、どうしても大林宣彦の「転校生」を思い出してしまう。 「転校生」は、後に「尾道三部作」とか言われて有名になったけど、公開当時はかなりマイナーな作品だったはず。 自分、公開している映画館探して見に行って「こんなとこに映画館あんの?」と思った記憶が甦った。  それで自分でオッパイ揉むシーンでは「転校生」を思い出し、「お願い、オッパイ出さないで」と思ってしまった。 自分、オッパイは大好きだけど、映画でオッパイは見たくないから。 好きなだけに、アニメと言えど、オッパイが出ると、そのシーンだけ強烈な記憶として残ってしまうから。 今考えると、宮崎駿級の大ヒットアニメでオッパイ出るわけないよね。失礼しました。  それから、大林宣彦の「転校生」と比べると、湿っぽいところが少なく爽やか。 でも、自分は後半のストーリーの矛盾が気になって乗り切れなかった。 それと、ラストも好きになれないなあ。 大林宣彦の「転校生」は湿っぽくてそんなに好きじゃないけど、ラストだけは鳥肌立つくらいカッコ良かったから、余計。  でもまあ、今の若い人は「転校生」なんか知らないだろうし、こういう爽やかなアニメに客が入るってのはいいことだと思う。 「日本のアニメって、自分の子供には薦められない映画多すぎ」って思ってたから。  <2016/9/11追記> 大ヒットの熱い声に誘われて、つい、また見に行ってしまった。 今度はこの作品の持つ、後半の話の矛盾を跳ね飛ばす物凄いパワーを感じ取れて、1回目よりずっと楽しめた。 観客が殺到するのもよくわかる。 ちなみに日曜のレイトという最も空いている時間帯に行ったのに、ほとんど満員。 公開3週目でこんな現象は「千と千尋の神隠し」以来じゃないかと思う。 「興収100億以上になるという怪しい噂」って8日前に書いたけど、ほとんど確実だと思う。  <2016/9/19追記> この映画の熱病に侵されたらしく、またまた見に行ってしまった。 それにしても、この映画の脚本は、穴も多いくせに本当にうまい。 前半から中盤のリズム感、クライマックスに向けてのスピード感、エピローグのもったいぶらせ感。 これらが実に気持ちいい。 興収の方は、100億どころか200億を超えそうな勢い。宮崎駿作品ですら、「千と千尋の神隠し」以外は全部抜きそう。 欠点を挙げようと思えば、いくつも挙げられる作品だけど、3回も見に行った時点で自分の負け。10点献上。  <2016/12/13追記> 本当に興収200億いってしまった記念+新パンフレット入手のために、またまた見に行ってしまった。 それにしても、「中国を中心にアジアでも大ヒット」までは予想できたけど、欧米でも軒並み高評価、特にロス批評家賞を獲って、アカデミー賞本命に名乗りを上げるとは、想像もつかなかった。 とにかく、バカ高い制作費で3D映画にしなくても、テレビ局と広告代理店が組んで大宣伝を仕掛けなくても、世界中で大ヒットする映画は作れる。 こんな奇跡を起こし、世界中のクリエイターに勇気を与えたという点においても、日本の誇る金字塔となった。 本当におめでとう。
[映画館(邦画)] 10点(2016-09-03 22:18:18)(笑:3票) (良:2票)
2.  SPACE BATTLESHIP ヤマト
10年後、「こんなクソ映画で感動するなんてバカだったよね~」と言うかもしれない。 それ以前に、DVDレンタル開始後は、ここに厳しいレビューだけが書き込まれていくかもしれない。 それでも構わない。 なんというか、「何をやってもダメな子、と言われ続けた自分の子。その子が、夏休み中かけて自由研究作品を作ったら、思いがけず学校代表作品に選ばれた」ような、そういう感激がある。 自分は、原作アニメが日本テレビで放送されていたこと、裏番組で視聴率の良かった「猿の軍団」がTBSだったことも記憶しているファン。 かつて夢中になって見たアニメが、その後の紆余曲折を経て、今回、現代の鑑賞レベルに耐えうる作品に仕上がって帰ってきたことに感謝したい。
[映画館(邦画)] 9点(2010-12-05 18:51:44)(笑:1票) (良:4票)
3.  怒り 《ネタバレ》 
この映画の「怒り」ポイント。 ・自分の好きな女が目の前で犯されてるのにも関わらず、全く助け出そうとせず、後で犯人への復讐も考えないが、知り合いがその時同じ傍観者であったと分かった途端、そいつを刺し殺してしまう男。 ・風俗嬢、レイプとオイシイ設定があるにも関わらず、胸どころか尻さえもサービスショットが無く、代わりに男同士のラブシーンをしつこく映し出した監督。 ・この映画が142分もあり、開始60分で「間違いなくつまらない」と確信したにも関わらず、レビューを書きたいだけのために最後まで見てしまった自分。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2017-10-15 20:32:11)(笑:1票) (良:3票)
4.  火垂るの墓(1988) 《ネタバレ》 
大嫌いな映画。子供に見せたくない映画でもある。子供が妹を殺して自殺する話なんて、誰が見せられるか。戦争?関係ないでしょう。おばさんに謝って帰ればすむことなんだから。それよりも盗みや死が優先することに全く共感できない。 そもそも子供向けエンタテイメントに必要な要素は「努力・友情・勝利」で、今も昔も変わらない。この3つのうち、1つくらい違っても良い作品になることはある。しかし、この映画はすべて逆の「怠惰・孤立・敗北」。本来ならお話にならないはずなのに、反戦をチラつかせることで商業ベースに潜り込ませることに成功した。でも自分はこんなやり方で戦争を見せられても、製作者側にしか嫌悪を感じない。
[DVD(邦画)] 0点(2007-08-19 03:00:39)(良:3票)
5.  フライトプラン
若い頃、遊園地のお化け屋敷って好きじゃなかった。 ちっとも怖くないから、ショボさだけが目に入っちゃうから。 「初デートで初めて手を握り合い...」なんて妄想が実現しなかった恨みもあるw。 でも、結婚して、子供が小さい頃に行ったお化け屋敷は楽しかった。 入る前、子供が「怖くないかな~」って不安そうな顔で言って、自分が「お父さんがいるから大丈夫だよ~」って言う。 で、出てきた後、子供が「全然怖くなかったね!」で笑顔で言うのが楽しかった。 遊園地のお化け屋敷って、むしろ怖かったらいけないんだってことに気付いたもんだった。 え?何が言いたいのかって? この映画は、「見る前は怖そうだったけど、全然怖くなかったね!」って、見終わった後に笑顔で語り合いのできる映画だっていうこと。 自分は楽しめた。公開時に映画館で見たかったなあ。
[DVD(吹替)] 7点(2011-12-11 02:53:17)(良:3票)
6.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
史上最強の親子映画。普通、親子映画って言ったら大人が子供目線に降りて見るもの。そして鑑賞後、子供が楽しめたことを確認して満足するもの。 ところがコイツは全然違う。親が子供とまったく同じ目線で見て、子供のことを忘れる映画。そして鑑賞後、親が子供の胸倉つかんで、人生、恋愛、親子愛、戦国時代を熱く語ってしまう、そんな映画。 この映画を見たのは公開最初の日曜、真昼間。親子連れで超満員の中。前作をビデオで見て良かったんで、そのお礼のつもりだった。内容は期待していなかった。 ところが、だった。子供の爆笑につられて大笑いしたこと、ラストで涙をこらえるのが大変だったこと。忘れらない映画体験になった。 あれからもう5年。だいたい1年に1回のペースで見直している。ハズレ映画に連続して当たった後なんか、特に見たくなる。
[映画館(邦画)] 10点(2007-03-21 02:51:12)(良:3票)
7.  ヒックとドラゴン
まいったなあ。 いや、評価が高いのは知ってたけど、これほどとは... ラストのエピローグ以外、ストーリー的には、どうってことないはずなんだけど... 最初のうち、ドラゴンに乗って飛ぶところは「宮崎駿パクってるなあ」なんて斜めに見てたんだけど... 最後の30分は、もうアニメであることを忘れてた。 最後の15分は、泣いて泣いてなんだかわからなくなって見てた。 だから、もう1回最初から全部見た。 こんなこと初めて。 子供向けハリウッドアニメのはずなのになんでだろう? 自分は最近、観客層のターゲットを明らかに細く絞りこんだ邦画と邦画アニメをよく見て、それにそこそこ満足してたクチ。 だから、こんなことがあるなんて思いもよらなかった。 とにかく、子供向けアニメだろうと、ベタなストーリーだろうと、演出次第で何百本も映画を見てきた観客の感情をここまで揺さぶることができる。 この映画は、映画の奇跡として、あるいは劇場用アニメの教科書として、長く長く語り継がれるに違いない。 DVD鑑賞のくせに、自分は勝手にそう断言しちゃう。
[DVD(吹替)] 10点(2011-02-14 00:00:42)(良:3票)
8.  八日目の蝉
最初に「他人の子供を誘拐しておいて、何の反省もない女」って、じっくり説明しているわけですよ。 だから犯人に、何の同情も思い入れも感じない。 ところが、見終わった後は、最初の場面に納得して涙してしまう。 つまり、最初の印象を2時間半でひっくり返してる。 これはもちろん狙ってやってるわけだけど、凄いことだ。 当然、脚本は素晴らしいけど、出演者では小池栄子が良かったな~。 あのうさんくささ、最高。 さて、見終わって数時間たった今、よくよく考えると「井上真央はこの後本当に幸せになれんの?」とか「井上真央の父親は結構ひどすぎない?」とか思わないわけでもない。 でも、見ている途中はそれを感じさせなかった。 力強い、映画らしい映画という印象。
[DVD(邦画)] 8点(2012-01-08 14:46:39)(良:3票)
9.  クローバーフィールド/HAKAISHA
話題の映画。ビデオ屋に勇んで行くと、「食人族」と「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が同系の映画として並べて置いてある。両方とも苦手な映画。しかし、気にせず借りる。 後で、気にすれば良かったと後悔した。序盤から、手ぶれバリバリのパーティシーンで萎える。しかも、セリフが下品でつまらない。しかも、やたら長い。この時点で見るのをやめれば良いのだが、やめるとレビューできないので、無理して見る。 キツかった。延々手ぶれ映像を見せられて、不愉快なだけ。もう、これに懲りて、手ぶれ映画は見ないと決めた。手ぶれ映画は、「脚本にも映像にも自信がない映画」と判断する。
[DVD(吹替)] 1点(2008-10-13 13:40:54)(笑:1票) (良:1票)
10.  それでもボクはやってない 《ネタバレ》 
社会派を気取った娯楽映画。小ネタの連続が楽しく、143分は短く感じられる。 でもなあ、もう一度見たいとは思わない。 なんつーか、頭も運も悪い奴が、冤罪っていう天災に当たってしまった話にしか見えなかったから。 だって就職試験に行くのに履歴書忘れるって何よ。履歴書を確認するために電車降りて、履歴書ないのにまた同じ方面の電車乗るって何?意味無いじゃん。そりゃ怪しいわ。それにドアの目の前に乗ったんでしょ。ポールポジションだ。ドア空いたら走れよ。ものすごく急いでるんだし。女子高生に捕まることはなかったはず。 おそらく監督や脚本家は、満員電車に乗ったことがないんだろう。 この辺の設定の甘さが主人公に同情しきれない。 その割りには、捕まったあとはよく頑張るね。でも、遅いよ。 だから、最後の判決文聞いて、なるほどこれなら有罪だわと納得した。たぶん、どこの国でも有罪になってしまうだろう。
[DVD(邦画)] 6点(2007-11-12 23:16:14)(良:2票)
11.  映画 ビリギャル
学年ビリから慶應に合格っていうのは、進学高ならそう珍しい話じゃない。 ましてこの子は中学受験も経験してるわけで、中学受験は誰でも偏差値30から始まるってことを、この子も親も知ってるはず。 また、子供を中学から私立に通わせといて、金が苦しくて母親は深夜のバイトってのは、話に無理がある。 などなど、現実にあった話ということだから、どうしても設定の矛盾が気になってしまう。  ところが、この映画にはその矛盾を跳ね飛ばす脚本のうまさがある。 特に、主人公とその友達や恋愛に話の主軸があると思わせといて、実は家族の話を丁寧に描いているのには「ヤラレタ!」と思った。  なんにしても、頑張る若者と応援する人をキチンと表現できていれば、その時点でもう映画として勝ち組でしょう。 「こういう映画は、それこそ応援するためにも、ちゃんと映画館で見なきゃなー」なんて、ちょっと反省した。
[DVD(邦画)] 7点(2015-11-22 00:23:01)(良:2票)
12.  エイリアン
この映画を見て「恐くない」と言う人がいるのは、ちょっと信じ難いが、よく考えたら当たり前なのかもしれない。 「エイリアン」はすでに日本語になっており、この映画を初めて見る人でも、ほとんどの人はどんな映画か想像ついてしまうだろうから...  この映画の公開当時は、もちろんそんなことない。 当時中学生だった自分にとって、alienは初めて見る英単語だったから、映画館に行く前に辞書を引いてみた。 1番に「外国人、異邦人」と書いてあり、自分は「異邦人」を取ることにした。 ちょうどその当時、あるテレビCMで「ちょっと、振り向いて、みただけの異邦人~」という、とても印象深い歌が流れていたのをよく覚えていたからだ。 少し後にレコード化されて大ヒットするこの歌は、久保田早紀の「異邦人」。 自分は「ちょっと、振り向いて、みただけのエイリアン~」などと、つまらない替え歌の鼻歌まじりで「宇宙怪獣物」の映画を見に行った。 当時はこういうカテゴリーで呼ばれてた。もしくは「宇宙モンスターのパニック物」。「SFホラー」なんて誰も言ってなかった。 だから、「主人公がカッコよく怪獣をやっつける話だろうな」と思ってたんだけど......  実際に映画見たら、とんでもなかった。 初っ端のタイトルが出るところから、早くも「これはなんかヤバそうだ」と思った。 そして物語が後半になると、恐怖のあまり、何度も「これは映画だ!これは映画だ!」と心の中で叫び続け、それでも耐え切れず、何回か下を向いてスクリーンから目を逸らした。 ようやく終わったあとも震えが止まらず、恐さを紛らわすために、もう1回連続で見た。 当時はこういうことが可能だったから。 2回目は、さすがにスクリーンから目を逸らすことはなかった。 でも、朝、鼻歌交じりで映画館に入った生意気な中学生は、夕方、まだ真っ青な顔で映画館を出た。 映画でこれだけの衝撃を受けたことはなかったし、その後もなかった。 自分が若かったせいもあるし、家のテレビが14インチモノラルの時代に、テアトル東京という巨大スクリーンの映画館で見たせいもある。 でも、一番なのは、映画の内容が凄かったからに決まってる。 自分は、今のトシになっても、「alien」という文字を英文で見かけるとギクっとする。 どうしても、その言葉に「倒すべき敵」という意味が含まれているように思えてしまうのだ。
[映画館(字幕)] 10点(2013-09-16 03:36:51)(笑:1票) (良:1票)
13.  ノウイング 《ネタバレ》 
こういうの、週刊連載マンガで高校生くらいに見てたら大好きなんだけどなあ。 話の広げ方にすごくワクワクするから、たとえ結末がどうあろうと、途中を楽しませてくれたことに感激する。 でも、これ映画だし、今の自分は大人だし。 この映画をもう1回見たいかっていうと、まったくそんな気はおこりそうもないからなあ。 あ、でも、嫌いじゃないよ。 最後、「オイオイオイ、あれだけ頑張ったお父さん、ウサギ以下かよ!」ってツッコミつつも、結構楽しく見終わったから。
[DVD(吹替)] 6点(2011-05-08 20:06:50)(笑:2票)
14.  メメント
タイトルだけは聞いていたこの映画、初めて見たんだけど、見終わった後、最初に思った感想は、「企画倒れ」。 序盤は退屈だし、中盤、ようやく時間進行が逆ってわかってちょっと興味わいたけど、すぐに「だから何?」と思ってしまった。 だって、どう見たって満足いくラストにはなりそうもなかったから。 結局、満足どころか、全然納得できないラストだったし。  ところでこの映画の監督、クリストファー・ノーランって名前を覚えておくことにしよう。 世間で結構評価の高い「ダークナイト」「インセプション」そしてこの「メメント」、自分の評価は全部「2点」ですから... あんまり監督の名前で映画見たり・見なかったりしないんだけど、これほど相性悪いってのは、もう偶然じゃないと思うし。
[DVD(字幕)] 2点(2013-01-27 23:14:36)(良:2票)
15.  インセプション
ものすごーくド派手な映像見せられても、「これは夢の中です」なんて言われたら、萎えることこの上なし。 そりゃあ、何でもありだよね。夢なんだから。 そんなこと考えてたら、もう開始30分で退屈になり、眠くてしょうがなかった。 これだけ映像に金かかってて展開もめまぐるしいのに退屈という、ある意味貴重な作品。 映画って、夢のような話をいかに現実っぽく見せるかだと思うけどね。
[DVD(吹替)] 2点(2011-01-17 01:53:37)(良:2票)
16.  ジュラシック・ワールド
映像の迫力は凄いですよ。 この点については、1からの進歩をはっきり感じる。 それから演出もうまい。 緊張感と恐怖感が最後まで続く。 この点に関しても、1に負けていない。  だったら、映画として1に負けない傑作かって? 悪いけど、足元にも及ばない。  この映画の最大の欠点は、人物に魅力がないこと。 特に、善玉。 1から20年以上経って、「恐竜は進歩したけど人間は頭悪くなりました」って言ってるのかと思った。 中でも、一番出番の多いヒロインは、ほとんど意味不明の人物になってるし。  それから、1のファンとしては、恐竜の基本設定を変えてしまっているのも許せない。 あのエイリアンだって、3以降は良作とは言い難いけど、エイリアンの基本設定を変えるようなひどいことはしなかったよ。  とまあ、いろいろと悪口書いちゃったけど、映像の迫力はあるから、金払って映画館で見る価値はあると思う。 怖くて夜なかなか寝られなかった1と違って、ぐっすり一晩寝たら、見たことすら忘れているかもしれないけどね。
[映画館(字幕)] 5点(2015-08-08 23:38:23)(良:2票)
17.  時をかける少女(2006)
21世紀最初の傑作。思い切って言ってしまう。とにかく大人なら一度は見とけ。鑑賞後のすがすがしさは尋常じゃない。アニメとか実写とか関係ない。 序盤、割と淡々と始まる。最新の映画の文法からはちょっと外してる。高校生の男二人、女一人。現代でもまず見かけない組み合わせ。それを野球を絡めることで違和感なくしてる。うまい。それにアクティブな主人公が笑かしてくれる。 原田知世の映画とは違うなーと思ったことも忘れた頃、後半、突然と分かる。やはりこの映画は時をかける少女だったと。それからは一気に引っ張る。呆然として固唾を飲んで泣いてすがすがしくて。 こんな映画、めったにあるもんじゃない。
[映画館(邦画)] 10点(2006-12-22 14:02:07)(良:2票)
18.  切腹
あのう、切腹は単なる「死刑」だから。 「名誉の自殺」なんて意味ないから。 あっても、せいぜい「死刑前のリンチからの逃避」くらい。 この時代(江戸時代初期)なら、なおさら。  それと、物語が動き出して、主人公と井伊家の言い争いは、 どう見ても井伊家に道理がある。 もう一つ。主人公は最初に言ってることとやってることが違う。 ストーリーの根幹で?マークの連続だったので、自分はどうにも 好きになれない。  ただし、切腹のシーンは、映像には出てないのにやりすぎな くらい迫力があった。 また、「武士に二言はない」というありきたりなセリフに「二言の 武士は即、切腹(死刑)」という意味を持たせていて、シビれた。  確かに見ごたえはあるんだけど、好きになれない映画だなあ。
[DVD(邦画)] 5点(2008-08-12 23:25:16)(良:2票)
19.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
子供と動物の話だから、家族向け映画かと思ったら、意外に難解。 まあ、アカデミー作品賞候補なんだからしょうがないか。 特に、漂流の話が始まるまで、宗教の話も入って結構長くて退屈。 話にリアリティを持たせようってことなんだろうけど、漂流の話が始まったら、今度はそのリアリティがかえって邪魔になる。 自分が主人公だったら、どうやってトラを殺すか、それしか考えないだろうと思って見てしまったから。 殺して、食料として残せればなお良し。 トラだって同じ事考えてるんだし、殺るか殺られるかだ。 でも、人間だから、逆に自暴自棄になって、自分がトラのエサになっても構わないと考えてしまうかもしれない。 両親・兄弟の生存がほぼ絶望的とわかっている中での極限状況だ。どう考えたって、この2つ以外に行動の選択肢はありえない。 ところが、主人公はそうではない行動を取る。 だから、自分はお話にどうしても入り込めなかった。  そして、入り込めないまま、クライマックスにもまったく共感できず、エピローグへ。 自分はここで「ハア?何それ。意味あんの?」と思って見終わった。 あ、映像は所々素晴らしいものがあったよ。でも、ただそれだけの映画。
[映画館(字幕)] 4点(2013-01-27 22:41:54)(良:2票)
20.  フレフレ少女
この映画のことを全然知らなくて、見始めは、「応援団とは、また難しい題材を選んだなあ」と思った。 だって、自分もそうだけど、「応援団?昭和の化石でしょ」って感じだから、共感できそうもないと思ったから。 でも、最後まで見たら、この映画は応援団がテーマではなく、新垣結衣のためのアイドル映画とわかった。 セーラー服、メガネ、特訓、学ラン、恋......全部、新垣結衣を見せるためにある。 じゃあ、映画としてはダメダメかっていうと、そんなことはない。 確かにベタベタなストーリーだし、今風に無理なコメディシーンを入れてるから、ツっこみ様はいくらでもある。 でも、見終わった後、新垣結衣が好きになり、自分も誰かを応援したいなあと思った。 こういう前向きな思いを抱かせる作品は貴重。 この作品は、何も新しくないけど、アイドル映画として傑作。 もっと早く見たかったなあ。
[DVD(邦画)] 8点(2011-01-23 03:25:23)(良:2票)

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