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Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  湖畔のひと月 《ネタバレ》 
このヒロインは、割と同時にいろいろなことを考えていたりして、一筋縄ではいかないのだが(もっとも、実際の人間の思考はランダムで無秩序であり、そちらの方が現実に近い)、その主演にレッドグレーヴを当てるという正解すぎるキャスティングによって、それが奇跡のように無理なく成立している。しかし、当時すでに58歳とは思えない若々しさ、元気さ、無邪気さは驚き。助演の人たちのサポートも堅実であり、それによって上品なラブコメとしてまとまっている。最後に「ほかに誰もいなくなったシーン」を入れているのが実に効果的。
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-06 02:25:38)(良:1票)
22.  この自由な世界で 《ネタバレ》 
このリアルタイムの社会問題に着目し、しかも主人公を必ずしも善人としていなかった設定のセンスは優れていると思うが、描写そのものはややストレートにすぎ、主人公の内省だけで話が終わってしまった感がある。ところで、日本でも派遣問題や低賃金問題は存在するのだが、切り込もうという映画人はいないのかな。
[DVD(字幕)] 7点(2011-06-05 23:17:50)(良:1票)
23.  好奇心 《ネタバレ》 
母子関係云々の部分が着目されるのは仕方ないとは思うが、それは全体の中では一部であり、本質は心の揺れをストレートに描いた優れた青春映画だと思う。兄貴2人がところどころうざすぎるのが若干マイナス。ただし、何よりも一番凄いのは、母と一夜を明かした後の、あのラストシーンである。通常とは別の意味で衝撃的。何の疑いもない全面的な自我肯定、これこそ映画。
[DVD(字幕)] 7点(2010-12-17 19:48:19)
24.  ゴーン・ベイビー・ゴーン
静謐さに満ちた空気と、一つ一つのシーンの重量感、そして作品自体が有しているテーマ性。正しいこととは、ときには人の自然な感情に反することであるし、もっといえば、それが正しいのかどうか、自分ですら確信を持てないことも多い。その謙虚さを明確に刻んだという点において、この作品は輝きを放っている。ミシェル・モナハンには抑えた演技で逆に存在感を発させ、モーガン・フリーマンやエド・ハリスといったベテラン勢まで的確に使いこなしている監督の腕も見事。
[DVD(字幕)] 7点(2010-11-15 02:26:53)
25.  (500)日のサマー 《ネタバレ》 
この作品が新鮮なのは、いったん2人の関係が終わった後に、さまざまな仕掛けで復縁を予感させておいて(冒頭の「488日目」のシーンからしてそう)、しかもそれをあっさり否定していること。凄くリアリティがあります。その上で、主人公が一番大事な点に気づいて次のオータムちゃんに向かうという二段オチによって、この作品は現実味のあるファンタジーとして見事に着地しています。同じシーンを見方を変えて繰り返したり、期待(妄想)と現実を同時並行したりと、悩める主人公のぐるぐる回る頭の中を誠実に映像化しているのも、後からじわじわと効いてきます。
[映画館(字幕)] 7点(2010-01-31 12:34:42)
26.  荒野のストレンジャー 《ネタバレ》 
見ていたときは、「何じゃこの陰気でじめじめした雰囲気は。これでもウエスタンか」などと思っていたのですが、よく思い返すと、荒野、馬小屋、鞭打ち、喉を棒で刺される男、3人組の来訪者など、キリスト教アイテムのオンパレードなのですよ。加えて、もっともらしく登場する牧師は、作中でまったく活躍の場面のないひどい扱いです。つまり、ストーリー上さしたる意味もなく街全体を真っ赤な「HELL」に強引に変えてしまう主人公は、イーストウッドの「俺様は神よりも上に立つのだ」という勝利宣言なのかな、ということも考えたりします。作品としては、主人公以外のキャラが弱すぎるのが難点。
[DVD(字幕)] 7点(2007-04-22 17:56:51)
27.  コンタクト 《ネタバレ》 
最初に見たときは、やたら序盤がダラダラしているなあという印象だったのですが、改めて見直したらそうでもありませんでした。それよりも、いろいろな場面に力をこめて作っている制作者の気合を感じます。ジョディ・フォスターは、この主人公のようにちょっと考えすぎの感じがする人物を演じさせたら見事にはまりますね。マシュー・マコノヒーの宗教者というのも、意外に役に合っていますし、話に奥行を与える程良いアクセントになっています。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-23 01:33:49)
28.  ことの終わり 《ネタバレ》 
全員が互いに未練持ちまくりのドロドロの不倫メロドラマなのだが、同じ場面を異なる視点から撮る各シーンにはどきっとさせられる(こういうのには弱いのです)。前半、時系列がやや不明確だったのが残念。ジュリアン・ムーアの、映画史上屈指の美しいバストに+1点。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-28 02:32:33)
29.  コーリャ 愛のプラハ
 本題に入るまで30分もかかっているのがマイナスですが、2人の素朴な交流はいい感じでした。あっけないラストも、展開にふさわしくて良かったです。 
[地上波(字幕)] 7点(2003-12-05 01:18:05)
30.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
冷静に考えれば、内容的にはどうということもない話。マフィアがクーデター的な逆襲に遭って、二代目が才覚を発揮して無事に乗り切りました、というだけのことであるし、特段ひねった行動や作戦があるわけでもない。しかし、各キャラクターの徹底した作り込みと人格設定研究だけでこれだけのものが作れることを呈示したという点において、この作品は後続にとっての一つの模範とされるべきである。また、男優陣の猛者連が注目されがちであるが、その中において、自分の立ち位置をきちんと意識した演技を行ったダイアン・キートンとタリア・シャイアの紅2点の存在意義も認識されるべきだろう。
[映画館(字幕)] 7点(2003-06-15 22:49:35)
31.  恋は嵐のように 《ネタバレ》 
危うくダサさの側に転びそうになりながら、ぎりぎり最後まで1本のラブロマンスとして成り立っています。よく見るとなかなかの名場面がいくつもありますし、ラストの大風の中でバルコニーの花嫁を見上げるシーンなどは、映像的にもインパクトがあります。また、最後のぎりぎりのところまで、どちらの結論になっても矛盾しないように考えて作ってあるのにも好感を持ちました。
[DVD(字幕)] 7点(2003-05-18 02:53:38)
32.  今夜、ロマンス劇場で 《ネタバレ》 
導入部からラストシーンまで、いくつもの先例有名作を分かりやすく下敷にしているのは、まあ意図的でしょうね。それだけだったらただの自己満足なのですが、この作品が途中から突き抜けて優れているのは、ヒロインはどこかで元の世界に帰るぞ帰るぞと見せかけておいて、クライマックスでここぞというミスリードまで用意していながら、その先の数十年間を用意していることです。それも具体的な描写はそれほどないのに、十分に主人公の決断と苦難(そしてそれを超えるほどの意味合い)を物語らせています。この一点において、強度な筋と芯が確保されています。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-05-15 00:08:29)《新規》
33.  コーダ あいのうた 《ネタバレ》 
何がいいかって、「両親がアホなところ」。医者にかかることになっても、「セックスができるかどうか」しか考えていない。娘の友人がいるとかお構いなしで(気づいてなかったとはいえ)ベッドでギッタンバッタン。しかもそれをまったく反省していないどころか、完全に堂々としている。まあ、そっちの方面だけでなくて本業の方もそうなんだけど、そういう生身の姿をきちんと作り込んでいるからこそ、聾設定も手話も、手法が目的化することなく正しく機能しています。とりわけ、生活のあれこれの中にも、娘に対する依存(障害サポートだけではない)を表現してみせた母親役の芝居は光ってるなあ、と思っていたら、マーリー・マトリンですか!あのデビューから35年、演技力は健在でした。また、父親と兄貴も、安定した上で相互に巧く絡んでいますし、主演の彼女も、作中の人物の歌同様、テクニックに走ることなく、内面を自然に表出するいい存在感を発揮しています。●その上で、自室で母親と、海辺で兄貴と、トラックで父親と、それぞれの対話を積み重ねて関係を再構築していくプロセスも、きちんと押さえられています。ラストが全部ハッピーで大団円なのはかえって物足りないという向きもあるかもしれませんが、こういうのはそれでいいのです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-01-29 02:44:54)
34.  婚前特急 《ネタバレ》 
やたら観念的で設定ありきな導入部では期待が下がったのですが、一番のダメ男の田無が前に出てきてからは、話がぐいぐい引っ張られる。チエが不自然に暴力的なところに目をつぶれば、この2人のやりとりは、コメディとして完成しています。一つ一つのやりとりもシーンの置き方も丁寧です。一方で、難点は、田無以外の男がほとんど機能しておらず、最初にもっともらしく言っていた5人の分析とかどうとかが意味をなしていないこと。それなら、最初から2人に絞った上で、スパイスで西尾を出してくるくらいの方がよかったのではないでしょうか。●ラストは今日の基準ではえらくあっさり切り上げ風味ですが、50年以上前の映画ではむしろこういうのが普通であり、この作品はその辺のクラシカルな作風を意識したのではないかと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-12-08 01:09:09)
35.  ゴーストライター 《ネタバレ》 
中盤くらいまでは割といい感じなのです。落ち着いた進行の中にも適度にそれっぽい手がかりが撒かれていて、じわじわとスリルが増していきます。また、若すぎず老けすぎず、善人すぎず悪人すぎないというユアン・マクレガーのキャラクターも、作品に合っています。キム・キャトラル&オリヴィア・ウィリアムズの適度な自己主張ぶりも、スパイスとして効いています。●ただ、終幕に向けて、結局はありがちパターンに収まってしまったというか、広げた風呂敷を畳めなかったというか・・・ひねりたかったからひねった、というだけのオチになってしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-08-20 20:42:41)
36.  コッホ先生と僕らの革命 《ネタバレ》 
何とも実直でストレートな作り。かつての日本の学校ものドラマを見ているようです。こういう作品はそれだけでいいのですが、ただいくらサッカー導入の話だからといって、サッカー「だけ」だと、あららそれだけ、と思ってしまいます。最初はサッカーで英語を学ぶという口実(?)だったはずですから、英語教師である以上そこはもう少し描写すべきだったし、また一番大事なフェアプレーやチームプレーについても、生徒がそれをきちんと学んだことを表現してほしいところでした。「ベルリンに電報」作戦が発覚したときのかばい合いのくだりみたいなシーンがもっと欲しかったです。あと、使用人の彼女は、画面内で可憐に目立っている割には、あまり活用されてなかったような・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-03 02:20:24)(良:1票)
37.  公園通りの猫たち 《ネタバレ》 
導入部分でどんだけアホ作品になるのかと思っていたら、意外に面白かったので驚いた。いや、中身はかなり適当なんですよ。人間たちは何をしているかというと、「猫ミュージカルを練習して、本番発表する」というただそれだけですし、その人間側のストーリーと猫側のストーリー(?)は、絡むように見せかけて見事に何も絡んでいない。しかしそれが、かえってシンプルな突き抜け感を増幅していますし、バブル末期ならではのイケイケ感をも滲ませています。そもそも、歌って踊るシーンがある和物のミュージカルという時点で、すでに貴重ですよね。一方で、塀際を歩く人間と、その後をつける塀の上の猫を、同一画面の上と下で捉えながら平行移動するというような凝ったショットもあったりしますし、種々雑多な猫がどわっと集まっている風景とか、烏軍団の襲撃カットなんかは、あの「鳥」っぽくもあったります(!)。そうそう、石橋蓮司先生が真面目なリーダー的演出家というのも、割と貴重かも。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-03-06 00:30:25)
38.  GOEMON 《ネタバレ》 
まあ、おそらくCGてんこ盛りなだけの大勘違い時代劇なんだろうな・・・とあまり期待せずに見始めたのですが、意外に面白い。天然系を飄々と演じられる江口洋介と、画面にいるだけで静かな迫力を滲ませる大沢たかおが上手く機能しています。半蔵や家康や三成の不気味な存在感もいい感じですし、史実などはおよそ考えていない美術や衣装のデザインも潔い。脚本は随所で地雷を踏みまくっていますが(五右衛門と才蔵が野原で語り合うシーンなんか、まるまるいらなかったのでは)、全体に台詞少なめの構成なので助かっています。●なんだけど、なぜ最後にグダグダになってしまったかというと、クライマックスの置き方を完全に間違えているからですね。才蔵を五右衛門の対立軸として置く以上、メインは当然処刑場面であるべきですし、最後は広末を救出して終わり、でしょう。家康や半蔵にしても、その後あれこれ出てきてしまったことによって、かえって存在感が薄れています。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-12-31 00:49:53)(良:1票)
39.  恋は緑の風の中 《ネタバレ》 
タイトルからは何ともロマンチックな青春風景を想像してしまいますが、一切そんなことはありません。頭の中がエロで充満しているアホ中学生の日常生活譚です。しかもその主人公のエロアホ脳が、例えば「博多っ子純情」のような明快でストレートなものではなく、中途半端に理論武装(?)されて変に理性的なのがタチが悪いのです。さらにそのエロベクトルは、あらんことか自分の母親にまで(!)向いてしまいます(それにあながち満更でもなさそうに対応している水野久美も、むしろあっぱれというか何というか・・・)。そうそう、そのアホ生徒軍団に真面目に性教育をしようとする三田佳子の保健教諭というのも、今となっては実に貴重な光景かもしれません。で、大事なのはこれが当時16歳の原田美枝子様のデビュー作という点なのですが、意外に出番は多くないです。台詞回しなんかもまだまだ未熟なのですが、その存在感と安定感は、やはり少年少女キャストの中でも群を抜いています。作品としては、中盤過ぎまではその謎の暴走ぶりが面白かったのですが、終盤で隠れ家みたいな倉庫改造家がどうのこうのという方向に収斂して、広がりが薄れてしまったのが残念。
[DVD(邦画)] 6点(2021-01-20 00:48:41)
40.  ゴールド・パピヨン 《ネタバレ》 
冒頭のインチキアジア感まる出しの一幕からして、そのとめどないB級ぶりに期待が高まります。筋としては、どこかのお嬢様とそのお付きの女性が、偶然出会った男と一緒に父親を探す、というだけのものなのですが、「仮に思いついたとしても、本当にそれを撮るか?」というくだりが随所にちりばめられていて、飽きさせません。中盤以降の展開などは、ほとんど説明不能です。しかし、主人公たちがきちんと「体を張っている」ので(船のシーンで、無意味に何回も海に投げ込まれたりとか)、いくらB級道を突き進んでいても、その根底にある制作者のブレのなさを感じさせるのです。なお、エロ度に関しては客観的な分量はそれほどでもないですが(アマゾネス軍団のコスチュームはエロ系なんだろうけど、「死霊の盆踊り」のダンサーズ並に色気を感じない)、主人公たちに関しては予想しないタイミングで繰り出されてくるので、お得感はあります。
[DVD(字幕)] 6点(2020-08-17 00:37:13)
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