1. Go!(2001・矢崎充彦監督作品)
《ネタバレ》 主人公の俳優を全く知らず、ほとんどB級映画と言って良いほどの画面だが、予想に反して素晴らしかった。 好きな女性にピザを長崎まで届けるという一見アホとしか言いようのないストーリーだが、それを支えているのは、無駄なセリフを配したシンプルな脚本と、脇を固めるゲストたちとのえもいわれぬ味わいのある駆け引きだ。 とりわけ謎のハーレー男を演じる山崎努とのかけあいは面白い。広島競輪の実況つきのバイクレース、心温まる下関での出会い、ピザ屋バイクでの暴走などなど、どこまでがボケなのか分からない小ネタを挟んで物語は進んでいく。 主人公が若さゆえに不器用なのも悪くなく、昔を思い出してグッときた。 若者のロードムービーとして同じような傑作映画「17才 学校四」 に迫る、楽しい時間を過ごさせてもらった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-10 22:23:13) |
2. コーチ・カーター
《ネタバレ》 まず本物のバスケットボール選手を使っているので試合にリアリティーがある点を評価したい。 やり手の女性校長との丁々発止のやりとりも人生勉強になるが、何と言っても最後のクライマックスでのコーチの言葉が素晴らしい。 サミュエル・ジャクソンがきちんとキャラを演じ切れているところがこの映画の最大の魅力だろう。 一方で、あまりに強権すぎるコーチになぜ選手がついて行ったのか、なぜ弱小チームが急激に強くなったのかについては、リアリティーがなさすぎて疑問符が残る。 それにしても黒人選手が多いためか、ヤクだの殺人だの物騒なシーンが多かったのが印象的。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-30 18:22:28) |
3. 幸福な食卓
抑えた演出に、これまた優等生然とした主人公の北乃きいと勝地涼の恋が清清しい。途中の不慮の事件さえ起きなければ、もっと二人の恋が楽しめたのに。とはいえ、物語自体は普通、感動もしなければがっかりもせず、普通の出来でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-11-03 00:50:55) |
4. コレリ大尉のマンドリン
美しいギリシャの風景と陽気な音楽と二人の純愛。それだけを取り出してみれば良い作品なのでしょうが、戦争の悲惨さが色濃くにじみ出ていてつらかったです。この映画を見る人は、恋愛映画ではなく戦争映画なのだと思って見ると良いでしょう。 [ビデオ(吹替)] 5点(2007-01-07 11:28:40) |
5. GO(2001・行定勲監督作品)
とても評価するのが微妙に難しい作品。もう一度見たい作品といえばそうかもしれないし、頻繁に見たい映画かといわれればそうではない。とにかく、リアリティ溢れる思いテーマで、観るのに根気が要る。随分と重い。窪塚の台詞が良い。「生きている。恋をする。文句あっか。」「国境線なんか俺が消してやるよ」「俺はなに人だ、いや、何者だよ」・・・ラストでの、心の叫びともいうべき独白が心を打つ。 5点(2004-07-12 10:22:18) |
6. ココニイルコト
ま、ええんとちゃいますか。 7点(2004-06-08 13:04:08)(笑:1票) |
7. 仔犬ダンの物語
子供向けという気がしましたが、そつなくまとめているという点で、この点数。ちょっとした泣き、感動が味わえます。嫌味や管理人や学校の友達など少しシリアルすぎる展開が残念といえば残念。 5点(2004-05-11 09:18:06) |