1. 地雷を踏んだらサヨウナラ
実在した戦場カメラマン一之瀬泰造を生き様を描いた大作で非常に面白かった。なんといっても浅野忠信の新境地とも言える演技が素晴らしい。この映画で彼は持っていた俳優としての才能をさらに膨れ上げさせたと思う。カンボジア等で撮影された映像世界もリアルで美しく引き込まれる。一之瀬が自分の信念と命を賭けて聖地アンコールワットへ突き進む様は凄く感動的。 10点(2003-05-29 15:55:55) |
2. 12人の優しい日本人
密室コメディ。まさに三谷幸喜の真骨頂というところだ。名作をここまで上質なコメディへとパロディ化するのもなかなか出来ることじゃない。12人のひとつひとつの言動に終始笑いっぱなしである。それと同時にストーリーは緻密に計算されていて、見事としか言いようがない。 10点(2003-05-28 00:56:32) |
3. JAWS/ジョーズ
限られてた技術を最大限生かしてサメの恐怖感をまざまざと見せつけたスピルバーグの功績は偉大だ。今なお人々の脳裏に深く残るモンスターパニックの傑作。 9点(2003-06-04 14:05:23) |
4. シャイン
「感動的」という言葉がふさわしい映画だった。主人公の切なさ、ピアノに対する熱情、親子の関係、そしてラストの解放感と描かれるすべてが繊細に映し出されてとても引き込まれる。オスカーを獲ったジェフリー・ラッシュの演技も繊細で感動的。 9点(2003-06-03 14:20:03) |
5. シュリ
韓国映画の力量を知らしめた間違いなく傑作。ストーリー展開やアクションシーンは明らかにハリウッドの真似であるが、真似ができることが紛れもなく凄いのだ。まったくハリウッド映画と比べて遜色なかった。そこに南北問題の奥深さを加え見事なアクションドラマを完成させている。公開時観た時には、この作品の出来以前の製作者側の映画製作に対する熱情に日本との大きな差を感じずにはいられなかった。 9点(2003-05-29 16:13:00) |
6. シンプル・プラン
今まで観てきたサスペンス映画の中でベストになりえる作品。普通に生活してきた人々が大金を前に静かに確実に狂っていく様を重厚に描いていき、切な過ぎるラストへと昇華させていくこの脚本と演出は見事としか言いようがない。そこに更にインパクトを与えているのが話の核となるダメ兄貴役のビリー・ボブ・ソーントン。見るからにみすぼらしく情けない男を切なく切なく演じてみせた。彼ほど「カメレオン俳優」という肩書きがぴったりな俳優はいないのではないかと思う。とにかく素晴らしく濃密なサスペンスである。 9点(2003-05-29 03:09:31) |
7. シンドラーのリスト
現代における偉大な映画監督の偉大な映画だと思う。スピルバーグは映画人として映画が持ちえるパワーと価値を常に観客に見せつけてくれる。できるだけ多くの人にこの映画を観てほしいし、観なければならないと思う。完璧な映画だと思う。 9点(2003-05-26 19:24:33) |
8. ショーシャンクの空に
この映画のラストの清々しさはやっぱ好きです。いろんな映画があるけど、やっぱ見終わって気持ちいい映画がいいと思う。 9点(2003-05-23 22:28:51) |
9. 13F
こういったパラレルワールドをテーマにした物語はとても好きなので、存分に楽しめた。この手の話に慣れている人にはある程度ストーリーの予測はたってしまうけど、映画全体に緊迫感とエンターテイメント性が満ちており面白かった。派手さはないけど、下手に複雑にせずにシンプルにまとめているところが好感的な印象を残す。 8点(2003-06-21 16:42:01) |
10. JSA
切なく濃密な人間模様を南北朝鮮の歴史上とJSAという否応にも緊張感高まる環境で描くことで、非常に重厚な人間ドラマに昇華させていて見事。ラストの写真のシーンはあまりに切なく、感慨深い。 8点(2003-06-07 13:30:05) |
11. ショコラ(2000)
ラッセ・ハルストレム監督の作品は、温和な雰囲気の中に強烈なテーマを違和感なく持たせるところが非常に素晴らしい。この映画もまさにそうで、チョコレートの甘いにおいが漂うファンタジーという印象を与えつつ実際に描くものは、人間の抑え切れない欲望である。人間の欲望の象徴として甘美なチョコレートの誘惑を選んでいるのだ。 8点(2003-06-06 01:53:47) |
12. 処刑人
久しぶりに心底面白いアクション映画を観たと思った。銃撃戦の迫力は見事だし、ウィレム・デフォー演じる刑事をはじめとするキャラクターもとてもユニークでよかった。演出方法も斬新で新しい才能の誕生を見たと思う。 8点(2003-06-05 15:31:36) |
13. シコふんじゃった。
笑える。とにかく笑える。竹中直人が特に。 8点(2003-05-29 18:59:44) |
14. 七人のおたく cult seven
こういういろんな特色を持った奴がそれぞれの持ち味を出して活躍する話にはかなり弱い。したがってこの映画も好きにならずにはいられなかった。おかしく爽快でとても楽しめる。 8点(2003-05-29 18:05:33) |
15. ジキル博士とハイド氏(1941)
あまりにも有名な原作の映画版で僕が観たことあるのは、1941年作の今作のみだけど、原作の雰囲気を忠実に描き出していると思う。ジキル博士からハイド氏に変わる描写などは技術的にシンプルではあるけどインパクトは強い。緊張感と恐怖感を併せ持つ秀作だった。 8点(2003-05-29 15:34:41) |
16. 四月物語
確かにこの作品自体には深いテーマとかストーリーはないけど、観ているものが想像力をふくらませて感情移入できる。ストーリーを追って観るんじゃなくてストーリーの世界に自分が存在させて見るという感じ。 8点(2003-05-28 15:47:50) |
17. 十二人の怒れる男(1957)
密室であれだけのサスペンスとドラマを見せるのが凄い。暑苦しい部屋で繰り広げられる意見、すなわち人間性の闘いは見応え充分。名作の名にふさわしい映画だった。 8点(2003-05-28 14:24:25) |
18. ジュラシック・パークIII
元祖「ジュラシックパーク」と比較するべきではないと思う。SF的な部分を薄めアクション性と&パニック感を高めることによってクオリティーの極めて高いモンスター映画に昇華させていることを評価すべきである。いい意味で予想を裏切ってくれたと思う。B級だとも言えるけど、面白いんだからそれならそれでいいんじゃないかと。 8点(2003-05-26 18:52:24) |
19. ジュラシック・パーク
ここにきてやはり名作と呼べる映画だと思う。それ以後のVFX映画に大いに影響を与えているし、娯楽映画なのに何度観ても色あせないところはさすがスピルバーグだと思う。 8点(2003-05-26 18:45:24) |
20. 少林サッカー
見事だね。こういうノリを笑えない人は少しかわいそうに思う。 8点(2003-05-26 02:05:28) |