1. 戦火のナージャ
《ネタバレ》 まず初めにロシアが今回のようなことを起こしたことを残念に思います。こんな素晴らしい映画を創る国なのに・・ このレビューは、本作だけのレビューではありません。 「太陽に灼かれて」から本作、そしてこのサイトには登録されてませんが、 「遥かなる勝利」へと続く3部作、まとめての評価です。 この3本全部観ないと、本当の良さが分からないと思います。 是非、大型連休にでも、全作観ることをおススメします。 世に3部作なる映画多かれど、自分のベストは、ミハルコフのこのシリーズが一番です。 戦争とは?夫婦とは?父娘とは?それを描いた見応えある3部作です。、 1作目だけでも名作と名の高い作品ですが、本当の良さは、全作観終わった後に来る余韻です。 ミハルコフは、手練れの演出も良いのですが、全作に連なる骨太なテーマに、思わず酒が進みます。 広い大地の国らしい、壮大な話でした。感無量!!!!! [DVD(字幕)] 10点(2024-04-21 23:15:16) |
2. セッション
《ネタバレ》 見ごたえあり!一流の生まれる瞬間を見せてくれた! [DVD(字幕)] 10点(2015-09-22 12:40:08) |
3. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 素晴らしい!映画館で観たかったぁ!モビルスーツなしで大気圏突入の船にしがみつくなんて、サンドラブロックは「ダイハード」を超えた!伝説になった!宇宙一の女性は、今やシガニーウィーバーではなく、サンドラだ!しかも、スパッツを穿いててくれて、映画に集中できた!それにしても、サンドラはスタイルがお美しい・・(ため息) [DVD(字幕)] 10点(2014-05-27 22:30:21) |
4. 戦争と女の顔
《ネタバレ》 戦争中の二人の女性。 ドラマが進むにつれ、二人の戦時下で置かれた、厳しい境遇がはっきりしてくる。 静かなテンポで進む骨太な話。 空虚な男を描く映画は多いが、ここでは空っぽな女性を描く。 話題になった漫画「戦争は女の顔をしていない」の原案が元らしい。 漫画も読んでみたくなった。 [DVD(字幕)] 8点(2023-05-27 23:54:58) |
5. ゼロの未来
《ネタバレ》 近未来の魂のなさそうな人を描いた、魂のこもった愛すべきSF大作。「未来世紀ブラジル」で脚光を浴びたテリーギリアム、ここにきて、本当に自分の納得いく作品を仕上げた感がある。小道具まで愛すべき要素たっぷりで、じっくり観るためのDVDが欲しい。 [DVD(字幕)] 8点(2016-03-13 00:27:12) |
6. 世界にひとつのプレイブック
《ネタバレ》 あ~、こんな映画、結構好きかも~。人生に逃げ腰になって精神を病んだ主人公。それを見守る暖かい仲間たち。その筆頭株主がロバートデニーロ演じる無茶苦茶親父。何しろ全財産かけても、息子の逃げ腰を直そうとする。そんな素敵な親父を、デニーロがユーモアあり気に演じる。そして、そんな彼を立て直すのに、買って出たのが、友人夫婦の妹。ところが段々、本当に愛すようになっちゃうんだね~、これが。い~じゃな~い。最後、彼の選んだ選択とは!?い~な~、こんな仲間たち。こういうの持ってる人が人生の勝ち組っていうんだよね♪ [DVD(字幕)] 8点(2014-05-29 22:51:39) |
7. セデック・バレ 第二部 虹の橋
《ネタバレ》 複雑な気持ちである。それは日本軍が残酷非道に描かれているからでもあるのだが、それ以上に精悍な顔立ちをした人たちが、抜けたような顔した人たちに、一掃されるからだ。文明ができ、組織ができ、今またコンピューターができ、どんどん自然とともに共生してきた人間が、非人間になりつつある。セデックパレ(真の人)は野蛮ではない。品もあり、誇りもある、戦いのために生き、私には「理想」の人間のようにも思える。しかし、本作品はそれだけのメッセージだけではない。部族の中には、日本軍の側につくものもある。そんなに単純ではないのだ。日本軍の戦争中にしたこと。それは友好を求めて、などと呑気なことを言っていたら、こっちが殺されてしまう、厳しい状況なのだから、ということも分かる。僕は世界大戦での日本軍の行いは、組織の時代が始まったゆえの非人間的行為なのだと思う。今また、きな臭い時代が来つつある。今度はコンピューターというファクターがかかっている。ますます非人間的な悲劇の起きる可能性がある。あ~、何とかならんもんだろうか・・。 [DVD(字幕)] 8点(2014-05-14 10:44:04) |
8. セデック・バレ 第一部 太陽旗
《ネタバレ》 台湾には、日本は好かれてるだろうと思ったら、この映画・・。まるで、反撃ののろしのようにも思える作品で、観ててドキドキした。うわぁ、こんな自然を相手にした屈強な連中が敵になったら、などと思ってしまった。でも彼らの反撃で前半が終わるってことは、後半は・・などと考えてしまう。とてもテンポよく話が進み、やられる国の人間でも、興味深く観られた。 [DVD(字幕)] 8点(2014-05-08 19:45:16) |
9. 戦火の馬
《ネタバレ》 泣けちゃった。スピルバーグ印の演出に、心優しい実写を創るディズニー印なら、これはもう即買いでしょ。DVDを買ってしまった。懐かしいこの気持ち。そうか、音楽はジョンウィリアムスだったか。「ET」なんだね。なるほどなぁ、CG使って、どんなことするのかと心配だったけど、見事に残酷な場面のない戦争映画だった。CG使ってるので、動物映画とは言えないが、なるほどこんな場面、あんな場面、そりゃCGじゃなきゃ不可能だね、と思ったもんね。良いよなぁ、やはりスピルバーグって・・・俺らの年代には、神様みたいに若い頃から天才の感性振り回して、あれよあれよって感じで、驚く作品どんどん創っていった見事な人。う~ん、これからもドシドシ創ってくださいね。中年映画ファンに明日への希望をもたらしてくれます、彼は。正直、ちょっと心配だったんだ。え?CG使って、馬さんの映画?馬の映画といえば、レッドフォードの「モンタナ」や「少年の黒い馬(ビデオ持っているが未見)」と名作が多いもんだから、あちゃ~っと心配だったけど、彼らしい作品で、しかもいい映画で、本当に嬉しかったです。次はどんな映画を創ってくれるやら・・。楽しみでもあり、もうそろそろ感性も錆びついて、期待を裏切る作品創るんじゃないかと冷や冷やです。子どもの頃、知性が劣っていたとか、つまんない回顧録語らないで、映画創ってくださいよ♪裏切られても、見続けますばい! [DVD(字幕)] 8点(2012-10-19 04:24:31) |
10. 関ヶ原
《ネタバレ》 甲冑をしての合戦映画でこれほどリアルなものははじめてだ。 常日頃、あんな重そうな甲冑をして、戦などとはと思っていたので、勉強になった。 政争劇に終わりそうなところを、三成と初芽のロマンスを入れて、 非常に観やすい時代劇となっている。 原田監督の手腕である。 実際、広い原野での合戦をイメージしやすいが、野をかけ、山をかけ、本当の合戦とはこんなもんだったんだろうと思う。 とてもリアルで、見応えがあった。 [DVD(邦画)] 7点(2018-05-12 11:08:32) |
11. セレステ∞ジェシー
《ネタバレ》 ちょっと辛口なラブストーリー。 夫婦で友だちみたいなら最高だよねって感じで話が始まるが、中盤一気に このカップルに大波がくる。 結局、どうなるかって興味があったが、別れて終わり。 もうちょっと新しい展開が見たかった。 男の方に非があるか、友達のような彼を夫と認めない意地悪をしてた女性に非があるか、って微妙な 問題ではあるが、別の女性と家庭を持つ男もこれから色々あるだろうな~って感じで、 一人になった女性もかろうじてさわやかになって、話はジ・エンド。 む~、なんとも言えぬ後味のお酒みたいな感じです、ハイ。 [DVD(字幕)] 7点(2018-04-20 03:21:12)(良:1票) |
12. セトウツミ
《ネタバレ》 二人の高校生のいつもの場所でのいつもの会話という、それだけの話で映画を一本創っちゃうなんて、面白い。会話のテンポも二人のやり取りも絶妙!Hシーンの多い映画に起用されているイメージが自分の中で強い池松壮亮くんが、この映画では根拠のない自信で満ち溢れたユニークなキャラクターをいい味出して演じてる。この映画での妙に落ち着いてるお坊ちゃん高校生から発する独特のオーラが、池松くんにピッタリだった。 [DVD(邦画)] 7点(2017-05-20 17:40:55) |
13. 009 RE:CYBORG
《ネタバレ》 いやぁ、石森キャラクターをよくぞここまでリアルに創り上げたもんだよ。そのクリエイターの心意気の高さに拍手。そこにあの天使編を微妙にからませた展開にもう昭和世代のおじちゃんには、涙モンだった。ラストがあれなら、映画文化そのものの否定につながりかねない危険さはあるものの、まぁ天使編のアンサーだと思えば、石森氏に捧げた傑作ともいえるね。これをただの教育映画と思うような頭の固い人は、漫画「サイボーグ009」をまず読みましょう。この映画はあの作品に憧れを抱いて青春時代を送った者には分かるカタルシスがある。・・・な~んてね、003と009のラブシーンはファンの夢なんですね。いや、長いこと生きてるとこんな作品にお目見えにかかるもんだと思いましたぞい! [DVD(邦画)] 7点(2016-02-07 21:08:29) |