21. 二十日鼠と人間(1992)
《ネタバレ》 素晴らしい!途中のエピソード(老人がずっと可愛がっていた老犬を、他人の手によって安楽死させ後悔した事、レニーがねずみや子犬を可愛がりすぎて死なせてしまう事)が、ラストの伏線としてうまく活きている。何と言っても素晴らしいのは、ジョージの複雑な心境をゲイリー・シニーズが深い演技で上手く丁寧に表現していること。彼の物悲しく切ない表情と、無邪気に夢を語る時の表情が見事!監督としての手腕も素晴らしく、時々挟まれる麦刈りなどの労働シーンや蹄鉄投げのシーンは、牧歌的で純粋な雰囲気が出ていて才能を感じてしまう。最後のシーンの間の取り方なども、押し付けがましくならないよう、絶妙な形に仕上がっている。一口に「感動」とは表現できない、静かな心のざわめきを感じた。完璧! 10点(2003-12-26 21:27:08)(良:2票) |
22. ハリウッド・ミューズ
素直におもしろかったと思う。ロブ・ライナー、J・キャメロン、M・スコセッシ。家に来たら落ち着かないよ。ジム・キャリーも出演してくれたら良かったのにね。ラストは最悪。減点対象はこれ。 6点(2003-07-27 16:52:31) |
23. バーティカル・リミット
父の死を受け登山を止める者、父のために登る者。他人のために自分を犠牲にする者、自分のために他人を犠牲にする者。対極ではあるがどちらの命も尊い。恐れるべきは大自然である。荘厳な雪山には圧巻だったが俳優陣が弱いような…。スコット・グレンのみ存在感があった。 5点(2003-07-21 15:07:55) |
24. PARTY7
邦画はあまり見ないのですが、笑えた。セリフやシーンの連続性、ネイティブにしか分かり得ない独特な間、そんな面白さを発見する事が出来ました。この作品のテーマはずばり「のぞき」。映画自体が覗き見的で、誰もが持つ本能をくすぐったのではないでしょうか。オープニングのジャパニメイションもかっこ良かった。 7点(2003-07-16 14:14:57) |
25. ハンニバル(2001)
タイトルを「羊~2」にしなかったのはせめてもの救い。比べると悲しくなってくる。まず大富豪メイスンはその顔に不気味なインパクトを持つが、見慣れてくるとどって事ない。車椅子のため動きに恐怖を感じられない。バッファロービルのほうがまだ怖い。逆にレクターは牢獄に入れられ、動けないほうが不気味なのだ。閉鎖された空間で天才レクターが想像をめぐらし、人間を見事なまでに分析してしまう所がおもしろいのだ。レクターが自由に動き回ってはおもしろくないのだ。また一番残念なのはクラリスがJ.フォスターでない事。J.ムーアも悪くはないがやっぱり別人は別人。そしてもう一つ、レクターちょっと老け過ぎ。10年後だから当然だけど、あれじゃおじいちゃんだよ。でも映像は綺麗だったと思う。 5点(2003-06-16 17:14:07) |
26. バードケージ
R.ウィリアムスがゲイって妙にリアルで引いたけど、心温まる楽しいお話だったと思う。家族間に男女の差別はない事、誰だってどんな人間だって、愛さえあれば分かり合える事、そんなピュアなメッセージが込められています。ネイサンのねェさんっぷりもかわいくて(?)なかなか掘り出し物ですよ。 7点(2003-06-02 12:55:48) |
27. バック・トゥ・ザ・フューチャー
先日TVで久しぶりに見ました。10数年(?)立った今でもやっぱりおもしろかった。(織田裕二版でなくて良かった)DVD出して欲しいです。 10点(2001-10-26 13:01:13) |