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なるせたろうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 162
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20048/
ホームページ http://www.geocities.jp/narusetarou/index.html
年齢 61歳
自己紹介 『のんきと笑いは世界を救う!!』
救われて欲しいな、世界も、子供たちも。

今年のキャッチフレーズは、
『LOVE&のんき&PEACE』

優しい地球 残そう子どもたちに
http://genpatsu_shinsai.at.infoseek.co.jp/hirai/pageall.html

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1.  汚れた血
人差し指を口に当てるという主人公のたった一つの仕草が忘れられない。恐らく監督のカラックス自身も2度と撮れないであろう青春映画の傑作。伝統と新しさとが交錯するところが映画ファンをくすぐる。この後のカラックスと主演のドニ・ラバンが、今ひとつパッとしないのは、この映画の輝かしき成功に引きずられているからではなかろうか。50歳を超えた頃にもう一度この二人のコラボレーションを観てみたい。
9点(2002-12-22 15:00:08)
2.  予告された殺人の記録
フランチェスコ・ロージは、私の大のお気に入りの監督である。彼独特の、登場人物への感情移入をあくまでも拒絶した冷徹なまでの対象に対する距離の置き方と、それでいて長回しを安易に多用せず、シャープなカッティングによる小気味良い演出が大好きなのである。彼はまた、『シシリーの黒い霧』では地元マフィア、61年の『都会を動かす手』では右翼、70年の『総進撃』では軍部、72年の『黒い砂漠』では大資本、76年の『ローマに散る』では司法などと、常に社会《権力》の暗部に光を当て、そこに巣くう者達の存在を浮かび上がらせるといったことを一貫して行なってきた映画史上屈指の硬派な監督でもあった。ところが、79年の『エボリ』(原作は、カルロ・レーヴィ自らの体験を綴った『キリストはエボリに止りぬ』)では、今までの作風とはうって変わって、タビアーニ兄弟やエルマンノ・オルミの傑作群にも似た、レンズが捉えた対象全てをいとおしくもかけがえのないものとして描いて、彼の異色作にして最高傑作となった(と私は思っている)。その後、83年に『カルメン』、87年に本作と続くのだが、(私はファンであるが故に気づくのが遅かったのだが)映画監督フランチェスコ・ロージは、既にこの時、作家としては”死んでいた”のである。したがって、本作『予告された殺人の記録』は死んだ作家の抜け殻をただ見せられているに過ぎない。だから、彼のファンとして、(原作はノーベル賞作家マルケスの傑作なので一読をお勧めするが)本作は決してお勧めできない。 思えば『エボリ』のラストで、村を去る主人公の乗る車の後方のガラス越しに、別れを惜しむ子供らが追いかけてくる姿と共に、ポツポツと降り出した幾粒もの雨粒が捉えられていたのだが、それは主人公の涙であると同時に、監督フランチェスコ・ロージの惜別の涙でもあったのだ。「さらば、ロージ」
0点(2003-04-20 16:18:04)(良:2票)
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