1. クライマーズ・ハイ(2008)
登山場面や親子との確執はただ取って付けたようで説明不足でよく分からないし 原作を読んでいなくても、原作とは別物だろうと容易に想像できる。 新聞記者が墜落事故をどう取材したかより、社内の力関係とか業界内の競争がメインになっていて それ自体は面白いんだけど、この事故でそれをやるのは違うだろう。 分かってあえてやっているならまだしも、この監督の場合はただ無神経でそれに気づいてさえいないであろうことが 観た後の不快感の主な理由。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-05-12 19:29:46) |
2. 椿三十郎(2007)
織田裕二がどうこうではない。 三船敏郎が演じることを前提に当て書きされた脚本で 他人が演じることに無理がある。 三船敏郎が「レインボーブリッジ封鎖できません」と言ったら失笑するように。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-01-06 09:44:50) |
3. グエムル/漢江の怪物
《ネタバレ》 パク家族対怪物という図式を通して、儒教や徴兵制など韓国文化が垣間見えるところはよかった。一方で、反米や反政府色に社会派監督の色気がばっちり見えてうんざり。 2020/8 『パラサイト』きっかけでまた観る。これはすでにここで指摘されていることでなるほどと思い、 観終わった後の面白いんだけど消化不良気味のTHE6点感の理由は、非現実的B級パニックホラーと ときどき笑える家族の対怪物というバトルと生々しい米軍の介入とか政府の無能感という社会派スタンスと 結局娘を死なせてしまうバッドエンド感の取り合わせのまずさにある。 監督の意図は、怪物はあくまで社会の負の象徴としての副産物で、娘を死なせることは 現実は残酷だというメッセージなのかも知れない。しかし、薬品の大量投棄で産まれた突然変異の怪物という 世界観で始まる物語にそのリアリティは場違いだろう。 [DVD(字幕)] 6点(2020-08-16 09:54:23) |
4. イースタン・プロミス
《ネタバレ》 ヴィゴ・モーテンセンは堪能できた。 [DVD(字幕)] 7点(2020-08-01 10:41:30) |
5. 閉ざされた森
一言で言うと「ちょ、ちょ待てよ」 [DVD(字幕)] 6点(2018-12-07 16:11:11) |
6. バンド・オブ・ブラザース<TVM>
クセのある上官を真似をして盛り上がる兵士の目線で、戦争を描いている。 戦争に対する賛美も反戦も皮肉すらもない。ただ仲間のために戦う兵士の物語。 [DVD(字幕)] 9点(2018-03-29 19:47:43) |
7. コラテラル
《ネタバレ》 マイケル・マンは役者のオーラを引き出す術を 心得ている監督だと思っている。「ヒート」のデニーロや 「インサイダー」のアルパチーノ。 何気ない一連の動作のなかに、ただもんじゃない雰囲気を描くのがうまい。 「コラテラル」確かにトムクルーズを十分に堪能できた。コヨーテの演出もさすが。 だが、仕事人が一般人に大事な資料を捨てられ仕事を邪魔されるどころか あまつさえ殺されてしまう。そのギャップが作品にとって致命的。 つまりマイケル・マンの演出は、完璧なプロフェッショナルの仕事とセットであり、 そうでないと、雰囲気だけでおまえただもんやないかと、ただもんのくせに雰囲気出すなと。 「パブリックエネミーズ」でもその点で失敗している。 仕事を終えれば、始末するドライバーに対して 未来を変える為に行動しろと説教するのは、ヴィンセントが持っている一面性だろう。 そこはよかった。 [DVD(字幕)] 6点(2017-09-28 09:34:23) |
8. ソウ
そうだったのか・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2016-08-30 06:30:58) |
9. サンシャイン 2057
《ネタバレ》 太陽を浴びて悦に入る男から始まるシーンから駄作を予感させるのに十分で、 その序盤がそのままクライマックスだった。役者以外の見所といえば、主人公らしき男が現われるまで ヒロインと化け物が微動だにしないという、ゲーム的手法を取り入れたところか。 [DVD(字幕)] 5点(2015-05-21 15:03:47) |
10. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
《ネタバレ》 監督自身が田舎のスーパーの店員で空想壁のある映画マニアだったという。タランティーノとウマが合うわけだ。新人監督らしい初々しさを感じる伏線、おだやかだったはずの街の住人と銃撃戦がはじまったとき、空想を見事に映画にした瞬間だと感じた。 [DVD(字幕)] 9点(2014-09-25 22:10:35) |
11. 雨あがる
いい短編を読んだなという印象。 [地上波(邦画)] 6点(2014-02-07 09:57:31) |
12. 容疑者Xの献身
《ネタバレ》 たしかに感動的でものすごい献身であり、またミステリーという特殊なジャンルにおいては一般的な倫理性を求めることはちがうとしても、石神のしたことは隣人の大きなお世話だったんじゃないかとちょっと思う。 ささいなことでも人と人とが関わることって、かならず双方向であり一方的な関わりはあり得ない。たとえばテニスのラリーのように、どんなに不器用でもプレイヤーであることからは免れなくて、ゲームに無関係な観客にはなり得ない。花岡家族にとって石神は“プレイヤー”だが、石神自身は花岡家族に対して“観客”のつもりだった。そのズレがこの映画の感動的なところでもあり、同時に歯がゆいところでもある。 [DVD(邦画)] 8点(2013-08-11 22:46:30)(良:1票) |
13. パブリック・エネミーズ
巨匠になったマイケル・マンがやりたいことやってんなぁというのが率直な感想。映像のこだわりはすごい割りに、エンターテイメントは置いてけぼりというのがいかにも「巨匠」らしい。マイケル・マンの作品で期待するのは銀行強盗であれ警察であれ隙のないプロフェッショナルな仕事であり、ストイックであるがゆえに生まれる緊迫感が醍醐味だった。ところが実話とはいえ追われる方も追う方もしょーもないミスが多すぎるから間のびしてしまう。まぁドキュメント作品としてみればいいのだろう。ジョン・デリンジャーという男の予備知識がないと彼の行動パターンはなんのこっちゃとなるが、監督のコメンタリーを補足にして観るとあぁ納得となる。しかし輸送用飛行機も蒸気機関車もCGじゃなくて実写というのだからさすがだ。署内で捜査資料を眺め、刑事に野球のスコアを聞くジョニー・デップはよかった。 [DVD(字幕)] 7点(2013-07-24 22:55:24) |
14. レスラー
《ネタバレ》 この手の映画は復活劇のカタルシスがないと自業自得という身も蓋もない教訓しか残らない。現実にはありえそうもないハッピーエンドか、身も蓋もないリアリティか、ハリウッドかヨーロッパか。もちろん前者でしょ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-07-24 22:29:34) |
15. 永遠のこどもたち
《ネタバレ》 すべて現実だった。大人にとってただの物置部屋が子供には秘密の部屋に通じる部屋に見えた。 [DVD(字幕)] 8点(2013-07-11 23:45:54) |
16. ディア・ドクター
《ネタバレ》 資格と資質のテーマって本物以上の腕が前提にないと成立たないわけで、結局は未熟なもぐりが怖くなって逃げ出したって話になってしまった。/タンクトップの井川遥がいい。この人は2時間主役を張り続けるスタミナはないけど、短時間だと抜群の存在感を発揮する。もっくんと似たタイプだから、そう遠くないうちにCMにひっぱりだこになるに違いない。旬の女優を捕まえるのが西川監督は上手い。/ラストにはホッとしたけど、ああやっぱり素の鶴瓶の映画だったな。 [映画館(邦画)] 6点(2013-06-10 15:20:16) |
17. ジョゼと虎と魚たち(2003)
《ネタバレ》 恋は女を強くさせ、また男を弱らせる。 [DVD(邦画)] 8点(2013-05-03 00:46:42) |
18. クレイジー・ハート
《ネタバレ》 ファビュラスベイカーボーイズで最高の男前を演じたジェフ・ブリッジスのパンツいっちょのあられもない姿だけで満足。そして相棒の車が印象的だった。 [地上波(字幕)] 7点(2013-03-02 02:11:35) |
19. ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~
何が不満なの? [地上波(邦画)] 8点(2013-01-26 01:21:58) |
20. SAYURI
《ネタバレ》 着物に革の手袋はめた豆葉姐さんは美しいのに、姐さんのしゃべる「旦那」だけは違和感を感じ得ないよ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-01-07 20:14:55) |