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ルクレツィアの娘さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 349
性別 女性
自己紹介 基本的には、お金を掛けた映画と歴史時代物が好き。

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181.  リベリオン 《ネタバレ》 
男の子の妄想(あるいは少年漫画の原風景)を、丁寧に結晶させて、映画化したような作品。非常に単純なストーリーだし、ガン=カタなる武術の、笑っちゃうほどの圧倒的強さは、ツッコミをせずに楽しみなさいという感じ。犬に愛情をおぼえた主人公が、その犬のために部下を殺し、反逆者を逃がすために、さらに多くの部下を殺す。自分の身が危うくなれば、職務に忠実なだけの同僚を陥れようとする。感情が芽生えはじめても、周囲の人間を同じ人間として認識していない主人公の、ゆがんだ部分というのは、意図したモノなのか???  主人公の息子と、ショーン・ビーン演じるパートリッジが、なかなか存在感があって興味を惹かれた。芸術品や装飾品の一切を禁じた独裁者の部屋に、名画が飾られ、装飾的な内装になっていたのは皮肉たっぷりだ。たぶんかなりの低予算で制作された映画なのだと思うが、一つ一つのカットが案外に美しいので感心した。マトリックス3部作で、CGを多用しすぎた映像に食傷気味だったので、こういう映画のほうが制作者の思い入れが伝わる気がしてくる。抑圧された独裁体制下より、節制無き無秩序状態のほうが、実は恐ろしいので、独裁者を倒して市民が武器を取って反乱を起こしたラストの「その後」のほうが、壮絶なストーリーがありそうだが、だからといって続編を作ろうと思わないで欲しいものだ。
6点(2003-11-10 09:39:32)(良:1票)
182.  プリティ・ウーマン
物語のテンポやゴージャスな小道具・役者・音楽が、とてもうまく話を盛り上げている。ありがちなシンデレラ・ストーリーなのに、飽きさせない。娼婦に転落したヴィヴィアンは、それでもドラッグに手を出さずに踏みこたえていたわけだが、そうした彼女の意志の強さが、物語の中でも随所に描かれていく。お金の力で女が生まれ変わる部分は、ゴージャスさを楽しみ、かつ自分もレディになるために学ぼう!と思えばイイのではないかと思う。化粧や衣装や歩き方によって、こんなにも素敵な女性になれるんだよ、というメッセージは素直に受け取りたい。エドワードのキャラクターは、ギアが必要以上に不器用なぎこちない男に仕上げているのだが、エグゼクティブな雰囲気はなかなか似合っている。支配人がまた、すごくいい。彼女の人間的に強い部分や向上心に、敬意を払うのは、とても共感できたし、そのあたたかい眼差しに映画を観ている私たちも嬉しくなってしまう。そして、対比的に描かれる顧問弁護士などの描写で、ヴィヴィアンのマナーの悪さとは別に、人間的に卑しいふるまいというものがることを、上手く描いている。また、よく比較される「マイ・フェア・レディ」では、教授と花売り娘には歴然とした身分差があったが、こちらの舞台アメリカでは、二人の差は、単なる財産の多寡とも言える。夢物語にしても、オードリーが美しいからって、花売り娘をハンガリー王室の一員と思わせるなどという荒唐無稽な話より、夢見せる力があるストーリーだ。また、娼婦は娼婦という意見が多いので驚くが、それだったら「ティファニーで朝食を」でのオードリー演じるホリーも娼婦だし、彼女は作品の中で無邪気に万引もやってくれている。心のもろいホリーと比較して、ヴィヴィアンのほうが芯が強いし、向上心がある。ただ、「マイ・フェア・レディ」のラストでも思ったことだが、生まれ変われた彼女には、是非、男に惑わされず地道に学び、職について生活を築いて欲しい。
6点(2003-11-07 23:59:51)
183.  スパイダーマン(2002)
なんでヒーローのくせに、アンタ、こんなヒロインに一途なのよーっ!! と叫んでしまいたかった。でも、ごくフツーのレベルすら下回っていた存在の主人公に、急にエグゼクティブなヒーローになれというほうが無理だったんだね。普通の人間がヒーローになっていく、その段階に現実感がある。まずは賭け試合で儲けようとしたり、自分で写真を撮って売り込んだりとか、セコイとこがイイね。そして、やっぱりビルの谷間を飛んでいく場面は爽快!! 「運命を受け入れろ」というキャッチコピーに、プラス1点をあげたい。
7点(2003-11-06 11:33:37)
184.  キューティ・ブロンド
ファッションと小道具に凝っているので、軽く楽しめる映画。個人的には、お金を掛けて、ピンクのファッションをするセンスがよくわからん。犬が可愛かった。お金持ちの女の子が大学で「社交」と称して遊び回っているのも、法曹界で男尊女卑なのも、なーんだ、アメリカでもこんなものなのね、と認識した。個人的には、エルを振った男の婚約者が、案外と素敵だった。
5点(2003-11-04 19:43:22)
185.  ワーキング・ガール
公開当時、私もスニーカーで通勤しよう!!と、意気込んだことを思い出す。会社の買収話が軸になっているあたり、アメリカも日本も、まだ経済に元気があった時代の映画なんだなぁと、懐かしい気分になってしまう。また、新聞や雑誌の切り抜きをならべているところが、時代を感じさせる。しかし、インターネット時代になって、多くの情報を手に入れられるようになっても、メラニーのように「見える」ようになっていかないなぁ、自分。
5点(2003-11-04 19:31:57)
186.  セブン
サスペンス映画としては非常に秀逸。役者たちが、それぞれ主張しすぎることなく、うまく調和していて良かった。ただ、あまりのグロテスクさに、不快感が残る。
6点(2003-10-31 14:35:54)
187.  キャスト・アウェイ
無人島で生き抜く、サバイバル映画だと思ったんだけど、突然4年後に飛んでしまい、驚いた。全体的にはあまり面白くなかったけど、ラストが良かった。すべて新しく始めようと決意した主人公が、とりあえず自分の生還に手を貸してくれた荷物を、本来の持ち主へ届けるところから始めたラストが、非常にすがすがしく印象的だった。
5点(2003-10-31 14:31:54)
188.  いまを生きる
中学生の時も、高校生の時も、大学生の時も観た。そして、社会人になってまた観たけど、やっぱり私はキーティング先生は個人的に嫌い。ニールの死はキーティング先生のせいだと思っている。私の気分は、いつも、机の上に立たない生徒なのかもしれない。閉鎖的な、管理教育には悪い部分もたくさんあるが、その中でも子供なりに真面目に規律正しく節制のある大人になろうと、努力している生徒がいることを、ドリーマーな大人は認めてはくれないのだろうか? 子供時代にいろいろな大人に出会うことも、成長のきっかけではあるが、あまり出会いたくない教師だ。自由をはき違えているし、あまりに自分が正しいと思いすぎている。努力してきた価値観を勝手に突き崩し、生徒たちに混乱を引き起こす。この混乱は成長過程として必要なことかもしれないが、自分について来ない生徒を憐れむような真似をし、結局は中途半端に去っていく教師はいらない。そもそも言葉の持つ力を知る(詩の朗読)ということと、半端な自己主張というのは違うような気がするのだが。メッセージ性は認めるが、私には受け取れない。
[DVD(字幕)] 4点(2003-10-31 14:11:57)(良:5票)
189.  ティファニーで朝食を
何度観ても、オードリーの美しさや可愛らしさに驚嘆のためいきがでてしまう。あやうく、もろく、あさはかなホリーが、オードリーが演じたとたん、可憐で魅力的でお手本にしたい女性に見えてしまうところが、すごい。舞台であるティファニーのお店の前を行き交う、ゴージャスな人々も、チェックしているとなかなか面白い。個人的には、ホリーではなく、ポールを囲っていた奥様に感情移入してしまうので、ポールに別れ話を持ち出された彼女が、精一杯の虚勢を張って、すがりつくまいとしているのが可哀想で痛々しかった。ヒモ男でなくなったポールと、前科持ちになったホリーが、今後きちんと生活していけるとは思えないが、ムーンリバーの音楽にのせられて、ラストシーンで「良かったねぇ」と思ってしまう。古き良き傑作映画ではあると思う。
7点(2003-10-28 21:07:11)(良:1票)
190.  フェイス/オフ
何人もの人に「面白いよ」と勧められたが、トラボルタの顔も、ケイジの顔も、嫌いな私にとっては、ストーリー以前の問題だった。一応、最後まで観て、娘の反撃がカッコよかったのと、教会の中での銃撃シーンが笑えるほど荘厳だったのが、印象に残った。
3点(2003-10-28 20:51:02)
191.  チェンジング・レーン
最初から、オチは分かっちゃう感じのストーリーだったけど、感情の暴走というものをうまく描いた作品だと思った。それにしても、サミュエル・L・ジャクソンは、作品によって風貌がだいぶ違って見える素晴らしい役者だ。この作品のような、粗野で節制が効かずキレやすいキャラも演じられるんだなぁと、感心してしまった。でも、心の奥底にきちんと良心を持っているのが、伝わってくるのがいいですね。対するベン・アフレックがまた、傲慢な役の似合うこと。映像より小説(文字)のほうがこのストーリーは面白かったと思う。原作ってあるの?
5点(2003-10-28 20:43:43)
192.  トータル・フィアーズ 《ネタバレ》 
ジャック・ライアンシリーズが「情報分析をして世界を救う」という本来の姿に戻ってくれたのは良いが、原子爆弾の描写には、開いた口がふさがらなかった。爆心地にあれだけ長時間いた二人が、ラスト・シーンで、ホワイトハウスの前で平和にデートしているって・・・・・・ナニソレ? 娯楽映画なんだからといわれても、そこが、どうしても許せない。ストーリーはテンポも良く、アメリカの抱える問題が盛り込まれ、大国どおしの政治の駆け引きが描かれ、緊迫感もあり、良かった。なんというか、原爆さえ話のネタに持ってこなければ、かなり出来の良い映画だと思う。しかし、ジャック・ライアンはシリーズものであり、この話の後に「ライアンは彼女と結婚して子供を持つ」ことになっているわけだから、余計に腹が立ってしまうのだ。たぶん、アメリカは原爆によってその直後に亡くなった人々のことは一応知っていても、何十年も原爆の後遺症を抱えて苦しんでいる人々や、何年も後に生まれた子供や孫に後遺症が出ている事実のことは、何も知らないのだろう。いや、最初に原爆に触った中東の人には、放射能被害の描写があるんだけども・・・・・・。
4点(2003-10-24 22:07:41)
193.  ゴールデンボーイ(1998)
凍りつかせるような空気を持った演技のできる美少年ブラッド・レンフロと、上品で穏やかな物腰の裏に不気味なものを持っていそうな雰囲気のイアン・マッケラン。まさに、人の心の闇がテーマとなっている映画で、妖気ただよう怪演のぶつかりあいがすごかった。が、脚本としてはもう一ひねり欲しかったような。
7点(2003-10-24 21:49:49)
194.  スタンド・バイ・ミー
自分のせいではない、さまざまな不幸にさらされ、自身を取り巻く現実に傷つけられた少年たちの物語といえる。リバー・フェニックスの存在感は抜群。ほかの子役もうまい。冒険の途中のいくつものエピソードも切ないが、エピローグによって、彼らがその後も現実と戦いながら一所懸命に生きて、結局は敗れていくことを知り、涙が止まらなかった。
8点(2003-10-24 21:41:01)
195.  ロング・ウォーク・ホーム
ウーピー・ゴールドバーグは、こういう静かな力を演じられる女優なのだと、改めて感嘆した。非常に淡々と、差別の実態を描き出している。ミリアムは熱心な差別反対者ではない。ただ、おかしいと思ったから、ただ、ついでに車に乗せてあげたほうが都合がいいと思ったから、という、本当に単純な善意なのだ。その善意は育ちの良さ・裕福さに起因することが、さりげなく冒頭で示される。黒人女性に理解を示すことを、夫をはじめとする白人社会から非難され、攻撃されたときに、はじめてミリアムは差別に気付く。そして積極的に運動に加担するが、夫には内緒にする。一方で、バス・ボイコットをして長い距離を歩くことを決心し、そのことが大きな力になって白人社会を揺さぶるのだと知っているオデッサは、ひたすら歩く。決して声高に主張するわけでも過激に運動するわけでもない。そして自分たちの側に踏み出してきた、善意あふれる奥様が、攻撃を受けることを心配する。そして、最初バス・ボイコットなんかしても何も変わらないと思い、母親が家事をできなくなったためにとばっちりを受けていると不満だった高校生の少女が、自身の危機と弟の無抵抗の抵抗の中から、ようやく抵抗運動の意味を学ぶ。黒人の中にも温度差があり、白人の中にもおかしいと思いながら行動できない人々がいる。いじめや差別の、いつもある構図ではあるが、それをきちんと直視しながら、3人の女性が、丁寧に愛情を持って描かれている。
8点(2003-10-24 21:28:34)(良:1票)
196.  ストーカー(2002)
ロビン・ウィリアムズの演技は大変素晴らしい。だが、作品そのものは、おそろしくつまらない。これがもし、テレビドラマで、お金をかけずに撮った作品だったなら、こんなところに危険があるんだよ~という恐怖や、家族の一人になりたいと思う老人の妄執のせつなさや、家族とは何かという問いかけや、そういうものがうまくからんだ、それなりの良い作品になってたと思う。でも、第一級の俳優に高いギャラを出して製作されるようなレベルではなかった。それにしても、サイは自分の人生を壊してまで何をやりたかったのか? 家族を壊したかったのか、修復したかったのか、よくわからない。よく見ていると、エヴァンゲリオンや格闘ゲームや、トヨタ車、フジフィルムなど、日本にも日常にあるものがチラホラ登場する。
3点(2003-10-24 20:48:07)
197.  マイ・フレンド・フォーエバー
「僕の血は毒だ」とかざすシーンが強烈だった。スニーカーを流すラストは本当に切ない。友人を失った少年もそうだが、何より、息子を失った母親の心情を思って泣いてしまう。エリックを責めもせずに、有り難うということの出来る彼女は、本当に強い。母と子は、心ない仕打ちをいっぱい受けてきたはずである。そうした場合に、まっすぐに強い心を持てる人間というのは少ない。悲しみが多いほど人に対して攻撃的になるものなのだ。エリックの、少年らしい潔癖感・正義感・無謀さ、そして時々爆発する攻撃性と残酷性。彼の無謀な行動で少年の死期を早めたのだとしか思えないが、その純粋な無謀さが美しいのである。ブラッド・レンフロがたぐいまれな容貌で、そのすべてをいかにも自然に演じている。
8点(2003-10-22 21:11:18)
198.  スリーパーズ
ホントに配役が豪華。まだ、美形だったころのブラッド・レンフローがまぶしい。実話だということだが、けっこう問題作なのかも・・・・・・。
5点(2003-10-22 20:57:52)
199.  ライフ・イズ・ビューティフル
前半のラブコメに、あれ?と思っていたら急速に戦争の時代へ突入。当時の庶民にしても、きっとこんなふうに戦争に巻き込まれていったんじゃないだろうかと思った。最後まで、軽やかなコメディ風味を残しながらも、現実の残酷さも見せている。言ってみれば、娯楽性とメッセージ性が、上手く両輪として動いている素敵な映画なのだ。我が子を守ろうとする父親のがんばりに観ているうちに引き込まれてしまって、最期の場面では本当に泣けた。だから、甘いと言われようと、男の子と母親が再び会えるラストになっていて良かった。チャップリンの「独裁者」を思わせる映画である。ただ、あの作品があの戦争当時に創られたという変えがたい力を持っているのに対し、こちらは、過去への追想であるところが惜しい。
7点(2003-10-22 20:45:29)
200.  紅の豚
監督の趣味で、好きなように、大人のファンタジーを創ったんでしょう。ビデオで観る分には、申し分ない。
5点(2003-10-22 20:31:14)
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