181. シンデレラマン
《ネタバレ》 貧困に喘ぐ家族のため、男がボクシングで闘う泥臭さ漂う作品。 ただ、実在のボクサーの人生を描いているがボクサー映画って感じではない。 レニーとRクロウの夫婦、雰囲気が良い。 どんなに苦しくても愛が溢れてる、素直に凄い。 トータルで見ると最後のボクシングシーンは長く感じられ エンドロール前の「彼のその後」のテロップまで来るとお腹いっぱい。 泣き所は随所に見られるのだがどうにもスッキリしなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-25 03:11:49) |
182. ビューティフル・マインド
《ネタバレ》 まずテンポが良い。 学生時代のルームメイト(ベタニー)は何処へ・・?と思ったときに タイミング良く姪を連れてやって来たり。 スパイ活動という使命を絡め、サスペンス的な何かを感じさせる展開だったり。 しかし実はチャールズ&娘、パーチャーはジョンの幻覚だった!まさに衝撃。 発覚後の治療、そして葛藤といったところには少し中だるみを感じる。 ジョンの中に名誉としてペンを貰う教授を見たのが呪縛としてある気がした。 ラストに彼がペンを貰うシーンには感動した、救われたように見えた。 授与式、そしてスピーチ・・・まだ幻覚として見える三人。 これらは蛇足のように思えた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-24 20:45:22) |
183. ダニー・ザ・ドッグ
《ネタバレ》 ピアノが大きく絡むかと思いきや、触り程度でした。 もう少し聞かせてくれても良いのに、と思った。 記憶がゴッソリ抜け落ちてるのはトラウマってことで納得する。 だが、あの理不尽なまでの強さに説得力を感じられない。 ジェットリーの挙動不審ぶりに可愛さよりもキモさを感じてしまった。 Mフリーマン、ジェットリーと豪華な布陣。 ヴィクトリア役の娘も可愛いし、しかし全体的に上手くマッチングしなかった感じ。 あと植木鉢で殴られたバートだけど生きてると思うね! [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-19 23:04:37) |
184. ホワイト・オランダー
《ネタバレ》 毒のように体を蝕む親の支配。 親を転々としそれぞれに影響されるけどそんなもんなんですかね? 10代という不安定さを考えると止むなしとも思えるが、さてさて。 冒頭から中盤まで色々とテンポよく場面が変化するがフラフラとした印象も受けた。 後半、もう本当にラストだがぐっと盛り返し畳み掛ける。 「偽証させないで」「解放して」と懇願する娘・・・そして証言を拒否する母。 退廷するミシェルの振り向いた姿に、それ以前まで見えなかった母親の顔を見た。 とはいえ、どうにも解放されたって感じが無い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-19 21:34:23) |
185. イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
《ネタバレ》 ミッキーロークかっこいいなぁ。 髪のあるキレたブルース・ウィリスだよね、この人。 対する若きマフィアボス、ジョンローンも二枚目だ。 ただこのお話、かなり雑な印象を受けた。 主人公であるスタンホワイトの強引過ぎる捜査に不満。 潜入捜査させていた中国系の新人が死んだところからはもう勢いです。 彼をあそこまで駆り立てる動機、理由が話から見えてこない。 奥さんを殺され、標的のマフィアボスを追い詰め、そして結末となるのだが。 そこで「俺は間違ってた」と女記者に零しイチャつくシーンにはガックリ。 奥さんをここまでないがしろにするなら最初から出さなくても、と思った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-19 18:01:32) |
186. スネーク・アイズ(1998)
「冒頭の13分長回し」「最後にどんでん返しが・・・」 この謳い文句でかなり損してると思う。 これで色々期待を膨らませて見てしまう。 だが、その大きな期待に反する肩透かし感がデ・パルマらしい。 ニコラスの小悪党演技、その適当っぷりも心地よし。 ゲイリーは登場早々から目が据わってるので悪役以外の何者でもない。 気楽に見る分には、楽しめた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-10 08:56:26) |
187. コーヒー&シガレッツ
《ネタバレ》 作風なのだろうが刺激に乏しく、11篇もの多さに少々気疲れしたりも。 話に身が入るか否かの絶妙なタイミングで次の話に切り替わる。 退屈を感じさせるシーンが多々詰め込まれてるのにそれらを無駄と切れない。 変な隙の無さがあったりする、そこが妙に悔しい。 そして、自ずとコーヒーが飲みたくなったり煙草に手が伸びたりする。 素直に受け入れづらい雰囲気を持っていて、見る度に評価がコロコロ変わりそうだ。 心にゆとりを持ちましょう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-10 05:51:21) |
188. アダムス・ファミリー2
《ネタバレ》 クリスティーナ・リッチが可愛い、とにかく可愛い。 彼女の今を見るに涙が止まりません。 中盤のぎこちない笑顔を作る演技、ヤバイね。 クリストファー・ロイドもある意味可愛い。 皮肉めいたジョークの数々もエスプリが利いてて良い感じ。 ラウル・ジュリアが亡くなったのは残念ですが、 このシリーズが面白いままに完結して良かったとも思う。 続編を願う悔やみも多分にあるが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-31 05:14:50) |
189. 日蔭のふたり
《ネタバレ》 ひたすらに重く、暗い作品。 通して見ると、幸せを感じさせるシーンもまた物悲しい。 土地を離れ転々とし時には寄り添い、そして離れまた。 このふらつきが、二人の人生そのままでなんだかな~といった感じ。 従妹同士だからダメ、なのか正式にお互い離婚してないから一緒になれないのか。 そこら辺がスーの言葉からも作中からも読み取れなかった、どちらもかな。 どうしようもならなかった、できなかった二人。 頭がいいのに、上手く生きていけるはずなのに・・・難しい話です。 石の街の男どもを石頭と言ってたけど、スーもかなりの石頭でした。 あの時代で男を批判するとか、考えてみれば凄い先進的な女性だったのかも。 叔母さんの言葉、子供たちの死・・・心にズンと来ます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-28 03:32:56) |
190. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 ウンパルンパ、せんだみつおになってるような。 基本的に、オリジナルからそう変化しなかったのが物足りなかったかな。 異様なシュールさは抑えられ、丸投げにしてた部分にオチを用意した。 なんというか、小奇麗になって帰ってきたという感じ。 ブラックな部分がどうも軽くなってます、そこら辺が残念無念。 個人的には「夢のチョコレート工場」のインパクトが勝った。 本作品に落ち度はないがバートン×デップというだけで手放しに褒めたくない。 個人的に出演を喜んだがクリストファー・リーが父親はちょっと・・って感じ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-10 08:22:52)(良:1票) |
191. マネキン
《ネタバレ》 愛がある。 愛があればマネキンも生を受ける。 ピノキオみたいな話。 そんなメルヘン。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-18 17:13:57) |
192. 七人のおたく cult seven
《ネタバレ》 ウッチャンの壁蹴り宙返り、あれが売り。 というか、結構頑張ってましたねアクションシーン。 内容はつまらないが一企画としては成功。 今見てもそのストーリーは苦しいが楽しめた。 個人的に懐かしくも思い出深い作品。 今で言う「おたく=オタク=秋葉系」・・・じゃないところが良い。 今では一緒くたにされるキャラを別個に確立させてるのが良い。 キャストも豪華でエンターテイメント性に富んでいる。 京野ことみがそのまま映画内でデビューしてたのに驚き。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-14 15:38:49) |
193. ルームメイト(1992)
《ネタバレ》 女性というのはどうにもドロドロしたものを心根に持っているので怖いですね。 憧れというものがあのように発露する、リアリティある気がします。 髪型や服装一つでああもブリジットフォンダに似てしまえるのが衝撃的。 「一粒で二度美味しい」ジェニファーを楽しめる。 ルームメイトというものに馴染みが薄いので安直にそれを決めるのはどうかと思った。 その可能性を否定しつつ、直後に男と寄りを戻したので出てけ、は酷い。 どちらも病んでるのでどちらを応援したらいいかと困惑。 内面に迫るものと踏んでいたが意外とアッサリだったのも残念。 ゲイの人が一番まともで、助かってホッとした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-11 09:04:36) |
194. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 どこまでが嘘でどこまでが真実なのか。 そこが、誰が黒幕か・・という事以上に重要なのだと思う。 そして本作品の魅力でもある。 ケビンの語り口にグイグイ引き込まれ見事に騙された。 語りだけで騙すのではなく見せる回想シーンのほとんどが嘘なので卑怯だとも思う。 証人を消したはいいが、生存者によって顔割れちゃったのはいいのか?ソゼ的に。 そこも含めて少々腑に落ちない点がある。 一発勝負物としては有りなので映画は楽しめた。 [DVD(字幕)] 6点(2006-09-09 23:53:19) |
195. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 観察し見守るのではなく、操作してる感が強いので気持ち悪かった。 事後のフォローが無く、世界から抜け出すことがハッピーエンドとなっている。 が、どうにもスッキリせず感動も出来ず。 ジムキャリーの演技は相変わらずクドい。 作り物である主人公の嘘臭さとマッチングしてるのは狙いなのかな。 自分のつまらない人生(生活)を思わず振り返って寂しくなったりできる。 自分だったら放送一回目で即打ち切りだよ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-03 15:03:17) |
196. エターナル・サンシャイン
《ネタバレ》 雰囲気よろしく考えさせられる作品だった。ただ、途中ダラダラし過ぎている感じ。 記憶を消した、でも最後には・・・ってのはいささか普通すぎるような。 奇妙なラブストーリーとして素直に観られるけど収まりが悪い。 ラストシーンは印象的だが、ハッピーエンドか・・・?と首を傾げる。 髪の色の重要性云々よりもケイトに絶望的に似合ってなかったのが残念。 ジムキャリーは良いね、彼は黙ってるとカッコイイんだよ! [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-03 14:37:45) |
197. チャップリンの黄金狂時代
この黄金狂時代が自分にとって初のチャップリン映画。 序盤はあ、コレは合わないかも・・・と思った。 だが、話が進むにつれて面白くなっていった。 表情、小さいながらもダイナミックな動き。 愛らしいキャラクターだ、チャップリン。 テンポの良さ、気軽に見れる時間枠、素直に笑えるコント。 傑作とは言いにくいが、何とも複雑な笑いの要素を秘めてますよね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-30 21:49:54) |
198. エンゼル・ハート
《ネタバレ》 爪が綺麗で長く、長髪。最高にデニーロに似合ってない、コレは壊滅的に。 悪魔的な雰囲気を初っ端からムンムン出してたりする。 サスペンスだよね?という予想は大きく裏切られた。 カルトな宗教話が絡み、じっとり陰湿なムードのまま話が進む。 最終的にあのようなオチに帰結したがスッキリしなかった。 怖くはなかったし、途中途中の中だるみが気になってしょうがなかった。 終盤、悪魔だの魔王だのという単語が出てきて少々腰砕け。 ミッキーロークが悪魔的な力で支えている作品。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-24 00:15:26) |
199. 海の上のピアニスト
《ネタバレ》 演出がオーバー過ぎるかな、それを除けば良いお話。 中盤の演奏対決が最高、しかし上述の面で少々興ざめするやも。 素人意見だが、ジャズ演奏の方が良かった。 最後の、マックスが見た1900は幻とすれば寓話としては中々。 しかし、お話を「見る」よりも、音楽に「聞き入る」が吉だと思う。 ピアニストの人生に感動して欲しい監督の意向が透けて見えた気がした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-22 15:42:51) |
200. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 展開にややアレな部分があるものの、後の3部作の事を思えば何とやらと言ったところ。 「ルークの父親はアナキンであり、ダースベイダー」 という最大のネタバレは変えようが無いですものね。 で、今作で暗黒面に堕ちた経緯が描かれてるわけだが別段驚きも無く予想の範疇。 狭間で苦悩する、そんな心の葛藤などを表現して欲しかったものだが 前作から既にこのアナキン、邪悪な表情を押し出していて暗黒面まっしぐら。 そりゃオビ=ワンも嘆き悲しみ、ヨーダも「やっぱりね」と肩を落としますよ。 戦闘面が充実していて割と満足ではあった、ジェダイ達の最後にはガッカリしたけど。 やはりヨーダ、オビ=ワン、アナキンが突出していたんだなぁと痛感。 パドメの存在感も空気で、ラストの出産→名づける→息絶えるシーンは大雑把過ぎる。 ただ旧3部作を無性に見返したくなるので、 それを思えば感慨深い新3部作完結編ではあったかな、と思います。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-16 00:05:38)(良:1票) |