181. ニュー・シネマ・パラダイス
中年男さえ涙を流すというので、中年男たる私も映画館へ足を運びました。しかし、ストーリー性があるわけでもなく、イタリアの田舎町の日常を淡々と見せられても、退屈なだけでした。これが日本のどこかの田舎町であれば、たぶん心の琴線に触れてくるものもあったかもしれませんが。 4点(2004-01-18 10:36:27) |
182. ベルリン・天使の詩
《ネタバレ》 天使達が苦しむ人間たちを救えず、ただそばにいて見ていることしかできない。それを白黒画面で描いた前半は秀逸でした。しかし、画面がカラーとなり、主人公の天使が人間となってからは、陳腐としかいいようがありません。その理由の一つは彼の「饒舌」かもしれない。天使という過去生をもつ神秘性がかけらも感じられない。 4点(2004-01-18 10:32:22) |
183. 恋人たちの予感
この男優、どうしても好きになれないな。映画のなかで長い年月が経過していくわけだが、それが結果的に物語りの流れをぶつ切りにしているようで、なかなか入り込めなかった。ノーラ・エフロンだから期待していたのに残念。 4点(2004-01-14 23:13:24) |
184. エイリアン3
《ネタバレ》 「2」ではあの4人は助かったんですよ。それが「2」でした。しかし、この作品ではそれを否定してしまった。全体に漂う「暗さ」はそれなりにグッドでしたが、私の大好きな「2」に対する仕打ちは許せません。 4点(2004-01-03 22:45:11) |
185. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 一人のユダヤ人の体験を淡々と、ひたすら淡々と描いていく。しかし、あまりに淡々としすぎていて、退屈してしまう。西欧の人は「大戦中のワルシャワ」、「ユダヤ人」などキーワードを聞いただけで涙腺が弛むのかもしれないが、歴史を共有しない日本人の私としては、盛り上がりに欠ける映画だったなあというのが正直な感想。忘れてはならない歴史上の事実ではあるが、だからといって不出来な映画に感動しなければならないわけでもあるまい。 彼を助けたドイツ人将校は戦犯収容所で死んだと字幕がでたが、戦後ドイツや日本の将兵がソ連を始めとする連合軍からどんな仕打ちを受けたか知っている私としては、ドイツ版「私は貝になりたい」があったのだろうなと、この映画で初めて心が動かされた。 4点(2003-12-27 21:08:12) |
186. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 リローデッドと合わせて一本分かな。でも、ネオって何で肉体的に失明しても、見ることができたの?何でマシンを念力か何かで破壊することができたの? 4点(2003-12-26 22:06:43) |
187. デッドマン・ウォーキング
《ネタバレ》 死刑直前に奇蹟的に釈放される話かと思いきや、そのまま処刑されてしまう。死刑直前になって改心したからといって、どこが奇蹟なのかわからない。処刑の場面で殺された者たちの霊が現れるが、その意味もわからない。人の殺し方としては死刑というのはかなり残忍な方法であるということはよくわかったが、そんな場面を見せつけられるのは不愉快このうえなかった。 4点(2003-12-26 22:00:13) |
188. ラスト サムライ
勝本たちが何のために命をかけて戦っているのか、また武士道とはそもそも何なのかが描かれていない。かっこいい剣劇シーンは多々あるが、それだけの映画だ。日本人同士が意味もなく殺し合っているようで後味が悪かった。 4点(2003-12-26 21:47:56) |
189. 青くて痛くて脆い
《ネタバレ》 「暴力はいらない」というのは、その人の意見、感想の類であって、質問ではないだろう。人に語る理想としてもお粗末過ぎる。 何だか頭の悪そうな映画だなと思いながら見ていったが、主人公がなぜそこまで復讐にこだわるのか、その気持ちが伝わってこない。人との触れ合いを避けているような奴が友達つかって、一所懸命努力するなんてちょっと変だよ。 あと、昨今は個人情報の扱いには非常に厳しい目が向けられていますから、名簿を故意に流すのは金銭授受抜きにしても大問題ですね。実行した学生には厳しい処分が下されるでしょうし、その温床となったサークルが解散させられるのは当然すぎるくらい当然でしょう。主人公は悪事を暴いて世界を良くしたのです。悪事をゆるした秋好には良い薬になったでしょう。 [インターネット(邦画)] 3点(2021-02-04 17:30:58) |
190. 弥生、三月 君を愛した30年
《ネタバレ》 「君を愛した30年」ということで高校生から50歳過ぎまでを描いた映画だが、役者が30年間ずっと同じ顔、同じ演技なので、時の経過が感じられない。3月だけで切り取ったとのことで他の季節が出てこないものだから、なおさら時の経過が感じにくい。30年分のエピソード、それも取ってつけたようなすれ違いエピソードの切れっ端をただ羅列されても感情移入は難しい。ラストで二人が手をつないで歩くシーンもなんだか陳腐。 30年ではなく20年くらいにしてTVドラマシリーズでやれば少しは良い作品ができたんじゃないかと思う。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-09-15 17:53:34) |
191. ソラニン
《ネタバレ》 定職に就かず、かと言って音楽活動に力を入れるでもなく、でも女とはちゃっかり同棲してあっちの欲望は満たしている。それが一度挫折したくらいでバイクで自殺する。(あれは事故とは言えませんよね。) 女は女で、軽音入ってたのにバンド経験ゼロで、仕事はつまらないとすぐ辞めちゃうし、「あなたが何とかすると言ったじゃない」と何でも人のせい。 こういう人たちに共感するのは難しいですね。感動を誘うために登場人物を死なすのはありがちな展開ですが、白けるだけでした。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-09-03 16:43:58)(良:1票) |
192. 青空エール
《ネタバレ》 全国を目指す吹奏楽部を中心に展開する青春学園物。土屋太鳳が出ているので、とりあえず見てみました。ありきたりな展開ではありましたが、太鳳ちゃんをたっぷり見ることができました。 しかし、ラストはいただけません。 恋愛は排除してストイックに野球に打ち込んできた大介が、甲子園の全国大会を前に告白とは、ちょっと筋が通らないんじゃなかろうか。 しかも、告白と同時にキスなんて、爽やかな学園物にはあるまじき最後。ちょっと後味が悪いなあ。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-08-25 22:49:07) |
193. 大人ドロップ
《ネタバレ》 (以下、ネタバレ全開です。ご注意を。) 由が場所もはっきりしないのに遠路はるばる杏に会いに行ったり、別れに際して泣き崩れたり、それって「好き」そのものじゃないですか。杏が頬にキスしたのだって好意があるからでしょ。それを唐突感満載でハルを好きだったことにしてしまうなんて、支離滅裂にもほどがあります。ラストの「偶然」だって、由が杏を好きだったのでなければ意味を失います。 PS.おばさんとの性行為や25歳のおじさんとの性行為は、大人になることとは関係ないと思う。 PSのPS.橋本愛の面長な顔と神秘的?な表情は、MTFの方を思い起こさせる。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-08-22 11:09:20) |
194. 日輪の遺産
《ネタバレ》 土屋太鳳が綺麗と聞いて思わず見てしまいました。でも、チョイ役なので、彼女の出演シーン以外の長大な時間を耐えるのが大変でした。 ついでにストーリーについて言及すれば、少女たちの自決はあり得ないでしょう。あの日、日本が負けたからといって集団自決した民間人なんて聞いたことありません。 フィリピン独立を粉砕し、大勢のフィリピン人を殺したアーサー・マッカーサーとその息子ダグラスが、財宝をフィリピン独立のために貯め込んだなんて、おかしなことを言わないでほしいです。 時代考証の点でも、少女たちが帽子を被っていないのに挙手の礼をしたり、それを受けた軍人たちが答礼もせず、ただ見とれているとか、あり得ません。もっと真面目にやってほしいです。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-08-16 22:56:59) |
195. 手紙(2006)
《ネタバレ》 甘ったるいセンチメンタリズムしか感じられませんでした。 それにしても、主人公のもとには次から次へと美女が寄ってくるという大変なリア充ぶりで、とても羨ましかった。 「兄」という呪いを背負わされたものの、その反対給付として神様は「美女」をくださったのですね。 [地上波(邦画)] 3点(2020-08-07 16:27:09) |
196. ナラタージュ
《ネタバレ》 気のせいかもしれませんが、妻のある男性を好きになるとか、その人との仲が思い通りにならないと他の男性と寝るとか、女性の書いた作品にありがちな展開だと感じます。恋人の男性がすぐ嫉妬に狂って暴力的になったりしますが、普通の男性はそんなことしないと思います。「酷い目に合うかわいそうな私」っていうことなんでしょうか。 ラストで女房とよりを戻そうとしている男性が他の女性(主人公)と寝るというところも違和感ありありでしたね。 そんなこんなで、登場する男性たちのふるまいが本当の男性とは別物で、何とも気持ちの悪い映画でした。 気持ちが悪いといえば、松潤の唇には相当引きました。ぼそぼそしたしゃべり口が終始続くところも耳障りでした。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-05-06 19:33:22) |
197. シェイプ・オブ・ウォーター
女って、半魚人ともやれるのか................キモ.................. [映画館(字幕)] 3点(2018-03-17 22:55:36) |
198. 歩いても 歩いても
いつ話が始まるのだろうと思っているうちに終わってしまった。役者も演技の見せどころがなかったみたい。まあ、阿部はモデルだし、樹木だって表情が読み取りにくく、どこか陰気くさい。カメラワークも印象に残らず、何もみるべきものがなかった。 [DVD(邦画)] 3点(2016-06-05 15:52:12) |
199. 一枚のハガキ
「喜劇」と呼ぶのもおこがましい。ただの「お笑い」映画ですね。反戦なんか全然感じられない。「おっさん」と呼ぶにも年を取りすぎた六平直政と、そろそろ更年期?っていう大竹しのぶが、戦争から帰ったら子供を作ろう!なんて、これは笑いをとっているつもりなんだろうか。まあ、大竹の怪演が見られたのでよしとしようか。 [地上波(邦画)] 3点(2014-02-02 23:21:56) |
200. アイリス(米英合作映画)
誰彼かまわず寝るだけでなく、付き合ってる男との密会に別の男を連れて行くなんて、この女、まともじゃないな。そんな女が痴呆症になっても何の同情も湧いてこない。相手の男も、いくら女に縁がないからといって、こんな女と結婚するなんて、何て惨めなんだろう。 [地上波(字幕)] 3点(2014-01-26 18:33:46) |