181. リディック
何年かぶりに観返したのですが面白かった。 ヴィン・ディーゼルの役所以外すっかり覚えてなかったんだけども 新鮮な気持ちで鑑賞できた。妙に得した気分♪ こういうSF映画って自分にとっては好みなんですよね。 ストーリー二の次というか映像陶酔してしまう口でして・・・。 「砂の惑星」「フィフスエレメント」然り、業界評価も低く、興行的に大失敗した作品に 限ってツボにはまるという自分。俗にいう愛くるしい作品なんですよね。 この作品もそのひとつ。ディーゼルのこの作品に対する情熱はひしひしと 伝わってきたよ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-11 10:27:03) |
182. スーパーサイズ・ミー
ヘビーユーザーの観点からすれば考えさせられる作品。 多分、ファストフードは食えなくなるのでは? けど、年に1、2食あるかどうかの自分にとってはこの作品を観ている間、 無性にマックに行きたくなりました^^; にしても、30日間食べ続けた監督ご立派。とても真似できんw [DVD(字幕)] 6点(2011-04-01 12:09:38) |
183. レバノン
《ネタバレ》 戦争の怖さは当事者でない限り到底分かりっこない。 リアル云々なんてのは実体験のない傍観者の絵空事に過ぎない。 けれども、この作品のすごいところはその傍観者をも戦場に引き込んでしまう演出にある。 物語は、すべて戦車内部とその戦車目線で映し出される映像のみで展開されている。第三者の目からみた俯瞰映像は全くない。つまり、戦場となっている市街地全体のヒキ画すらないという事だ。そういう状況の不鮮明さが、登場人物たちの抱える不安と妙にシンクロするのだ。また、クローズアップが多いせいか彼らの息遣いまでもきこえるようで、その場の緊迫感がひしひしと伝わってきてまるで自分もその場にいるような錯覚すらした。 ただ、勿体無いのは登場人物の個性を最後まで生かし切れてない点や無駄な説明がない分、やや強引な展開になってしまった事くらいかな。 この手の作品にしては予算もロケーションも安目に済んだほうだと思われるが ワンアイデアをうまくひきだしたのは評価すべきでしょう。 ラストシーンのひまわり畑は印象的でした。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-30 23:40:43)(良:1票) |
184. ハロウィン II(2009)
《ネタバレ》 ものすごく「痛い」作品に仕上がっている。 ひとつはマイケルのマザコンぶり助長、故に精神的崩壊から自滅を招く最後。甚だ疑問が残る。 二つ目は過剰な殺戮描写。トレードマークのひとつ、 あの刃渡りが相当長い包丁で力一杯何度も突き刺すんだからヤバイ。音もそうだけど背けたくなる痛さ。 そして、三つ目はMr・ルーミスの傲慢ぶり。 これまでの献身的な態度は何だったのか? 小一時間説教したいくらいだ。 けれどもゾンビはやっぱり映像的演出のセンスは 流石ですね。今後も注目です。 [映画館(字幕)] 6点(2010-10-28 00:00:30) |
185. エクスペンダブルズ
製作の噂があった頃から待ち焦がれた作品。 決して作品の完成度は高くないし、若い頃みたいに 無茶なスタントも無いし、飛び抜けた派手さも新鮮味も 無いのだけど興奮してしまうんだなぁ。 古くさいなんて言わせない、問答無用! エクスペンダブルズよ、カムバック♪ [映画館(字幕)] 6点(2010-10-18 19:16:31) |
186. 蟹工船(2009)
《ネタバレ》 西島秀俊も松田龍平も高良健吾も芸人もスタッフ全員頑張ってたと思うが、オリジナルを越えるリアリティ、感動が感じられなかった、惜しい、残念。 オリジナルが公開された当時の世相を改めて思い起こして欲しい。 いっそホントの海と船で撮影すれば良かったんじゃないかな? [DVD(邦画)] 6点(2010-07-10 14:20:34) |
187. ザ・ウォーカー
《ネタバレ》 優等生を狙ったようなSF映画。 完成度は高いと思いますが、「分かる人は分かるのさ」的な製作側のあざとさを感じる。 オチには驚きましたが、にしてもデンデル・ワシントンはいい俳優ですね。 適役のゲイリー・オールドマンはもうちょっとトゲがあってもよかったと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2010-07-04 12:41:43) |
188. 9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~
《ネタバレ》 物語も場面の見せ方もこれといって新鮮味は感じられないのだが、 ダークな世界観と独創的なキャラクター造形には唸った。ティム・バートン好みであろう。世界が滅びる直前に人間の魂(生体エネルギー)とやらを吹き込まれこの世に生を受けた人形たち。人間に反旗を翻したマシンに対抗する術を授けられていたのだが、そもそもの矛盾も感じた。結局、マシンを倒し奪われた仲間の魂を浄土させることに成功したが、彼らは何のために生まれたのか?このあたりの描き方が足らないように思えた。 続編があえうならば、今後のナインの生き様を観てみたい。そんな気がしました。 [映画館(字幕)] 6点(2010-05-09 13:53:21) |
189. 狼の死刑宣告
ヴィジランテ・フィルムとしては出色の出来栄え。 復讐は復讐しか呼ばない負の連鎖というのを思い知らされた。力意外で解決できる方法があるはずでは?という投げ掛けもない故に重苦しい悲壮感が全体を漂っている。やっぱりアメリカ銃社会は恐しい。 [DVD(字幕)] 6点(2010-04-29 10:11:39) |
190. スペル
《ネタバレ》 恐怖=笑いというサム・ライミの哲学をひしひしと感じれる映画。 怖いけど笑える、そんな要素がいっぱいつまったファンタジックなホラーだ。 近年のサム・ライミの仕事ぶりとリンクしてか、日本ホラーの影響を色濃く受けているのも特徴的。 来るぞ、来るぞっていうあざとい演出はいっぱいあるけど、分かっていても面白い。けれど、そういう部分を予告編やTVCMで見せるのは反則です。(例にあげると、ベッドシーンで横にいきなり現れるとか)作品にもよるけどこの手のものは例外だと思うし、商法としても品位を疑いますね。 オチはなんとなく読めたけど、宣伝文句にあった放心状態ってのは納得。 唖然、呆然、驚愕 三拍子そろったナイスなラストに拍手! [DVD(字幕)] 6点(2010-04-29 10:02:27) |
191. シャーロック・ホームズ(2009)
《ネタバレ》 “新しいシャーロック・ホームズ像”を描くという点では、ホームズの大ファンというイギリス人監督のガイ・リッチーを起用したのは頷ける。 既成概念に捕らわれないガイ・リッチーらしい切り口で物語を構成し、独特の演出・手法がいいアクセントになっており、テンポのいい展開を生み出している。 ただ、往年のホームズファンからは、この目まぐるしい展開やカット割りについていけない、こんなのホームズ、ワトソンじゃないとか言われてもしょうがないかも。 じっくり謎解きを楽しみたい、またホームズのトリック解説を見ものだと思ってる方には少々物足りないかもしれません。ガイ・リッチーが監督では、好き嫌いハッキリ分かれそうです。 余談ですが、オープニングのクレジットロゴ(路面をデザインしたもの)やエンドロールがかっこよかった。 [映画館(字幕)] 6点(2010-03-21 12:12:23)(良:1票) |
192. バッド・バイオロジー 狂った性器ども
《ネタバレ》 レビュー一番乗り光栄です(笑) こんな馬鹿馬鹿しい内容を真剣に映画化した事に敬意を表します。 バッドテイスト満載、あのフランク・ヘネンロッター監督の渾身作と噂をきいて 見逃さすにはいられるかと思いレンタル店へダッシュ。 まず、パッケージをみて吹いた。こりゃ借りる人マジ選ぶよ。。しかもリバーシブル。 ほんと中身も馬鹿馬鹿しいんだが、あの2人が出会うまでの過程がとにかく面白いんで うっかり見入ってしまう。逆に2人ともご臨終という終わり方がちょっと残念ではあった。 騙されたと思って少しでも興味ある方、未見の方は是非!ネタとしてもお勧めです(笑) [DVD(字幕)] 6点(2010-03-11 13:07:53)(良:1票) |
193. ラブリーボーン
物語のツメの甘さはともかくとして、待ちに待ったピージャク最新作だし、「乙女の祈り」同様、監督自身の空想をそのまま具現化した世界感。彼独自の映像センスを観れただけでも満足。特に色使いが綺麗で秀逸でした。この監督に2時間という制約は少々厳しいのかもしれん。DVDは、は是非ともディレクターズ・カットで出していただき、原作さながらにわかり易く納得、満足させてほしいなぁ。 [映画館(字幕)] 6点(2010-02-24 10:00:24) |
194. HACHI/約束の犬
オリジナルに比べると登場人物や背景の描き方が物足りない印象。 日本人独特の美徳感を得ることはなかった。 でも、ハチの名演技ぶり、可愛さだけは変わぬ良さであったことを評価したい。 もうとにかくハチの健気さ、そして主人を待ち続けるあの表情がたまらなく可愛い。 [DVD(字幕)] 6点(2010-02-16 09:21:37) |
195. ハゲタカ
映画化するに至った物語の厚みというのは感じられなかった。寧ろテレビスペシャルでもよかったんじゃないかと思う。海外ロケのシーンが少ないのも製作予算の関係か。 でもまぁ退屈もせずに終わりまで見れたのは役者の力量でしょう。映像に派手さはない分、個々の演技力が際立っていたと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2010-02-11 19:52:18) |
196. かいじゅうたちのいるところ
《ネタバレ》 マックスと母親、キャロルとKWは、住む世界や外見は違えど似た者同士なのかもしれない。 自分の家族を空想として置き換えたようなかいじゅうたちの住む世界で、かいじゅうたちたちと共に過ごしたことで大切な事を学んだマックス。そして最後は母親の待つ現実の世界へ戻る。 母親が子供に読んであげるようなホントにわかり易い御伽噺のような物語でした。 かいじゅうたちの造形は子供向けファンタジーとは逆に、小さい子供がみたら怖いかと…。 [映画館(字幕)] 6点(2010-01-21 21:34:14) |
197. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 2時間30分近い長尺、5章仕立てで進む物語、と事前に知っていたので「レザボア」や「パルプフィクション」など初期作品でみせたような演出なのかぁと思ってましたが、案外時系列通りでしたね(笑) タラちゃんらしく、第1章の「ナチ占領下のフランスで・・・」の字幕スーパーからはいった冒頭でニヤリとさせられ、小屋での緊迫した会話のやり取りと、派手さはないんだけど映画に一気に引き込まれスクリーンに釘付けになった自分がいました。 ただ、バスターズの活躍がもうちょっと観たかった。全体としては幼い頃、両親をナチに殺された少女の復習劇の延長にバスターズがいたという図式ともとれる。もちろん、その反対としても解釈できると思いますが。 個人的には、B・ピット扮するアルド中尉や他のバスターズ・キャラの過去などんpドラマをエピソードに加えても面白かったんじゃないかと思う。 [映画館(字幕)] 6点(2009-11-30 09:44:51) |
198. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 女性の社会的地位や権力乱用など戦前のアメリカ格差社会の中で真実と正義を貫こうとする姿に共感です。 手助けする牧師さんや弁護士、そして学校の先生や歯医者などなど終盤にむけて段々と気持ちがこみ上げてある。今までされてきた仕打ちに対する一言であげるなら逆襲とでもいうかなぁ、その辺りの描き方が実に気持ちいい。心の中で応援しちゃいました。 結局、息子のウォルター少年は見つからずじまいだったんですが、物語の最後、刑事にむかっていう一言。今後の人生とそして我が子を想う母親の気持ちがひしひしと伝わってきて「たしかなものをみつけたの」とこの直後に続くセリフよりも先に“希望”と口づさんだ自分がいましたよ。人間によって生きる希望ってのは大事なんだと改めて感じさせてくれた作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-23 13:16:44)(良:1票) |
199. ストレンジャーズ/戦慄の訪問者
「ファニー・ゲーム」の理不尽、不愉快さと「正体不明ゼム」の不気味さを足したような作品。「ファニー・ゲーム」のハネケ監督曰く「ファニー・ゲームでは、こんな暴力的な事は日常的に起こりえることなんだ」と。でこの作品、実際起こった事件を元にした映画で未解決らしい。特に観客へのメッセージ性は薄く、ひたすら怖がらせようというコンセプトに感じた。そういう意味では次第点以上の出来でドキドキしたし、ハラハラした。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-17 11:45:27) |
200. K-20 怪人二十面相・伝
《ネタバレ》 エンタテインメントとして非常にしっかりとした作品で素直に面白かったです。架空都市「帝都」のノスタルジック溢れる世界観も見事に表現できていて素晴らしいと思う。ただ、怪人二十面相の正体が予想どおり的中し、意外性もなかったのが残念。もう少し観ている人を騙すような登場人物の個性付け、伏線があれば驚きも違ったかなぁと。あとやっぱり金城武のセリフは「リターナー」で懲りました。。 [DVD(邦画)] 6点(2009-07-02 19:58:29) |