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正義と微笑さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  フラガール 《ネタバレ》 
どうしてこんなところにハワイを作ろうなんて思ったんだろ。一年前スパリゾートハワイアンズにいって思いました。東北人の考えることはわからん。不思議なことに、ダンスショーはただのアトラクションとは思えないほどの熱気、満座の一体感。ディズニーランドのレベルを軽く超えてるぞ。何なんだこれは?とまどいすら覚えました。映画でも使われていた古びたフラガールの写真、飾ってあったのを覚えています。こんな熱血的過去があったとは!お見それしました。  脚本はちょっとオリジナリティに問題が。プリティリーグの死の告知、リトルダンサーのスト破り、がんばれベアーズの酔いどれ先生。まるっきり一緒。いつもならここで大きく減点してレビューなんか書かないところだが、メガトン級の2つの爆弾がそれらの減点要素を跡形もなく吹き飛ばす。1つは富司純子。「あ・うん」の頃と比べると魂が感じられる。キャサリンヘップバーンやジェシカラング級を思わせる風格だ。語ってよし。黙ってよし。特にストーブのくだりは、先がバレバレの脚本にもかかわらず感動が地響きを立てる。「仕事とは命を懸けることだと思ってたけど、笑顔を振りまく仕事があっていいじゃないか?」このあたりの台詞の説得力はすごい。この世のすべての指導者がこの説得アプローチを取っていれば、この世に戦争はないねと思えるほどだ。ここで欠かせないのが蒼井優の笑顔の力。笑顔を振りまく仕事というものが、命を懸ける仕事と等価であるということを観客に納得させているからこそ、説得力が生まれるのだ。あとダンス。同じダンスを母親が2回観る。1回目は1人で。もう1回は満座の観客の前でだ。1回目も素晴らしくなければならず、2回目は同じダンスでそれを上回らなければ成立しない。このリスキーな脚本に答えた蒼井優の力量。「花とアリス」で踊りが得意なのは分かっていたが、これはちょっとバレエが得意なんですというだけで成し遂げれれるレベルでは決してない。笑顔で食っていくのも結局命がけなのだ。彼女には世界で通用する力がある。将来が楽しみだ。アクターの情熱と力量、そしてそれらがかみ合ったとき、どんなにベタな話でも傑作へと昇華しうることをこの映画は証明した。
[映画館(吹替)] 9点(2006-10-22 21:01:31)(良:2票)
22.  カーズ
異常にスイートスポットが小さい映画。特に日本ではね。擬人化したクルマに感情移入する気になるか普通?案の定妻は拒否反応。足を引きずって連れて行きましたが。当たるかどうかは二の次。人格のあるはずはないクルマに如何に命を吹き込むか。どうやって対話を成立させドラマを作るのか。このチャレンジングな設定をわざわざ選んで見事実現してしまう力は最早商業主義だけでは説明がつかない。自己実現のためのアートの領域に達している。
[映画館(吹替)] 9点(2006-07-22 00:36:00)
23.  サマータイムマシン・ブルース
この映画好き!映画は予算に比例して面白いものじゃなく、情熱と思いこみの強さに比例するのだ。今年のアカデミー脚本賞のクラッシュもこの映画の前では霞む。熱さが違う!パズリックな脚本は一緒だが、一方には評価されたいという邪心があり、作りたいものを作るという童心がこの映画にはある。「バックトゥザフューチャーを馬鹿にするな」この映画に込められたSFに対する熱い思いが端的に表れている一言だ。それでいて、バックトゥザフューチャーシリーズが打ち立てた未来像の枠を打ち破る「変わらない未来(と未来人)」はオリジナリティに満ちあふれている。
[DVD(吹替)] 9点(2006-04-11 23:14:30)(良:1票)
24.  THE 有頂天ホテル
みなさんのレビューを観ていてとても端的なのは、劇場で観た派の前半レビューは、すげーおもしろかったという方が多く、テレビ公開されてから観た派はうぜーという評価。三谷幸喜ものは起爆剤が必要です。それは隣の人が笑っていること。起爆剤がなければ着火していない花火のように不発で終わる。「12人の優しい日本人」のWOWWOW公開にあたり、三谷幸喜がライブであることに固執していたのには自分の作品の特性、つまり、よりライブに近い環境でしか真価を発揮しない特性を良く分っていたんだな。私は劇場で観た派ですが、幸運にも可燃性の高い人々のおかげで爆笑の渦でした。私にとって不発だった「みんなのいえ」も、もしかしたら劇場で観れば起爆したのかも?
[映画館(吹替)] 9点(2006-01-22 01:04:40)(良:1票)
25.  プロジェクトA
1984年といえば、「ターミネータ」「ポリスアカデミー」「風の谷のナウシカ」 「ストリートオブファイヤー」と、私の好きな映画が沢山制作された年なんですね~。1984年の映画をリストアップしてみると、暇な学生時代のせいもあり、その9割は劇場で観ている自分の暇さ加減にもあきれます。プロジェクトA!この映画は2回続けて観ました。昔は映画館にひとたび入れば何回観ても良かったんですよ。友達と2人で何の躊躇もなく2回目に突入。どんなに新鮮だったか判りますか?何がって、作り手の情熱がこんなにヒシヒシと伝わってくる映画って観たことがなかったから。ハリウッド全盛期。邦画はマスコミタイアップのくだらない作品を連発。アジア人のヒーローとしては、まさに三船敏郎以来の誕生だったのです。決して2枚目ではないジャッキーチェンが、実にさわやかにかっこいい!今じゃ新鮮みがないNGシーンですが、この映画で初めてNGシーンで泣きましたよ。「映画を作る」っていいな~と素直に思える渾身の一作。資本力がなくても情熱さえあればヒーローになれることを証明してみせた歴史的作品。私が映画を愛するなった理由。あらゆる賛辞を浴びせるに値する。チャウシンチーも好きだけど、それもこの肉弾コメディカンフーアクションというジャンルを世界レベルに押し上げたこの作品あってこそだ。この映画のオリジナリティを私は強く支持します。
[映画館(字幕)] 9点(2005-11-26 01:22:51)
26.  男はつらいよ 寅次郎相合い傘
例えばキャメロンディアズが街を歩いていたとしよう。「おっキャメロンディアズだ!」と興奮して思わず口に出してしまうだろう。しかし、別に追いかけたりはしない。江戸川の遊歩道あたりで倍賞千恵子を見かけたらどうだろう。思わず頭を垂れてひれ伏し最敬礼してしまうに違いない。「さくら」とはそういう存在なのだ。継続は力なり。いくら「メリーに首ったけ」のキャメロンがかわいくても所詮は大脳皮質レベル。倍賞さんはDNAレベルの女神なのだ。思うに、このシリーズが長く愛されたのは、さくらと寅の「絶対に見捨てない、裏切らない」絶対的に安定した絆を軸にしているからだ。浅丘ルリ子の啖呵は確かに気持ちいい。しかし、リリーの代わりはいても、さくらの代わりは世界中どこを探してもいないのである。何がいいたいかと言うと、とにかくさくらがいいのである。今BSでやっている「男はつらいよ」48連発に嵌っているのである。最近、録画し貯めたこいつを1日2本、休日4本ずつ観ている。いや仕事もちゃんとしてるんだけどさ、もう病気である。続けて観ると、倍賞さんが演じるさくらこそがこの映画の太陽だってことに改めて気づくわけです。今まで洋画ばっかり観てきました。邦画は宣伝ばっかりで全然駄目とも嘯きました。でも、ごめんなさい。今はこのシリーズ全体を抱きしめたいほど愛しています。降参です。おばちゃん役の三崎千恵子がBSのインタビューに出演していましたが、この映画を語るときの表情といったら・・美しい。確固とした愛情と自信と望郷が入り交じった、実にきれいな顔をしていた。 最後になってしまいましたが、この映画についてです。シリーズの中でもピカイチなのは皆さんがおっしゃるとおり。兄妹愛、恋心、友情が見事にバランスした、世界で一番後味のよい映画の1つです。長文失礼しました。
[地上波(吹替)] 9点(2005-11-23 02:26:54)(良:3票)
27.  ALWAYS 三丁目の夕日
短けえよ。あっけなく終わっちまった。いやな予感はしてたんだよ。この監督のリターナーとかいう映画。ついにハリウッド映画に追いついたって言ってたけど、人真似以外何者でもなかった。タイトルクレジットに出てくる日本テレビとか電通とかのマスコミの協賛。マーケティングが絡んだ打算が透ける。ちょっと斜に構えて観た。しかし、まんまとひっかかった。真っ赤になった目を隠す暇もなくみっともない姿を家族にさらす。悔しいが、もっと浸っていたかったというのが正直な気持ちだ。 あまりにも古典的な泣きの演出だが、これでもかの押しの一手で見事陥落。考えるに人真似と王道は紙一重。前作では一歩も二歩も及ばなかったが、今回は壁を乗り越え王道を行く。40代以上なら必ず落ちる、という時代設定もだが、確実に若き吉永小百合をイメージして選んだと思われる六ちゃんをはじめ、脇を固める俳優人に隙がない。渥美清亡き後、もしくは「北の国から」終了後、ぽっかり空いた中高年の心の穴をジャストで埋めてきた。これはもう、企画の勝利というやつだ。 「死霊のはらわた」以来、久々にわざと劇場の画面からしばらく視線を外す。不覚にも嗚咽が漏れそうになったからである。あくまで吉岡君の声の周波数のせいであると自分に言い訳してみる。何だか「泣かされた」感が拭えず、手放しにこの監督の次回作に期待するという気持ちにはなれない。しかし、特に50歳以上の方、涙腺を止めておくのはダムの決壊後の濁流を受け止めるに等しい行いですぜ。
[映画館(吹替)] 9点(2005-11-15 22:14:17)
28.  チャーリーとチョコレート工場
私はオリジナリティというやつに結構敏感である。テレビドラマのタイトルに映画の邦題のパクリ(「恋に落ちて」とかね)があるだけで観る気もおきない。それと、愛する人を失う主人公の嘆きを泣き所に持ってくる、邦画の凡作にありがちな映画も駄目。そりゃ悲しいでしょうよ、もらい泣きもするでしょうよ、だから何?親兄弟が死んだら誰が描いても悲しい。それを売り物にするのは凡人のやることだ。ところで人が涙する場面1つないこの映画だけど、何故か涙ぐんでしまうんだな。それは、大げさに言えば、本当にオリジナリティのあるものを見つけた喜びの涙ともいうべき貴重なものだ。この家族が住んでいる家がとても良い。こだわり方が半端じゃなく、あの扉を開け閉めする何の変哲もない動作が泣かせるのである。貧乏だけど温かい、というとてもわかりやすいことをものすごい労力とこだわりを持って描いていることに感動してしまうのである。後々考えてみると、やりたいことを思うとおりにやっているこの監督への賞賛というか羨望の涙でもある。リメイクだからオリジナリティはない、等という低次元の問題ではない。とにかくストーリではなく、描き方が想像を超越しているのだ。このオリジナリティは伝染し易い。自分の態度にもこだわりが生まれる。「まわりの点数はこのくらいか、でもこのくらいが妥当だな」みたいな、周りの評価との調整を図りながら映画を評価する、そんな独自性の無い行動がケチに思えてくる。良いものは良い、悪いものは悪い、それでいいじゃないか! 「アドルフの画集」で若き日のヒットラー役を演じた俳優がお父さん役で、これが底抜けにいい人を演じていたのも個人的には泣き所だった。日本語吹き替えはまわりの子供が五月蠅くて正直うざいんだけど、初日だったせいもあり、子供達の爆笑が大いに映画を盛り上げた。子供向けとしては毒気が強すぎるが、映画嫌いの7才の次男を映画好きに変えてしまうパワーは凄すぎ。
[映画館(吹替)] 9点(2005-10-01 02:50:28)(良:1票)
29.  サイドウェイ
家族で観ました。最初はね。でも途中で僕以外は寝てしまった。やっぱり女子供にはわからないだろうな~。実際気のない音楽、華のない主人公。興味の持てないうんちく。B級映画でございというカット。これがアカデミー賞にノミネートなんて信じられない。アメリカは広いな~。だいたいさえないハゲでデブの中年親父を主人公にすれば、同じ人種がこぞって共感してくれるとでも思っているのか?共感しちゃうんだよな~これが。車はぼろぼろだけどサーブ。飾ってある親父の写真と私小説のストーリー。なにげないよーで緻密に計算し尽くされているのは認めよう。主人公のオヤジ。これが実に良い表情を持っている。主人公に共感した訳ではない。普通、どうみても主人公に抜擢されることはないであろうこの俳優の頑張りに共感したのである。この人にはブラッドピットやジョージクルーニーでも叶わない輝きがある。(頭のことじゃないよ)つまり、共演者をも輝かせる輝きなのである。
[DVD(字幕)] 9点(2005-08-06 01:15:39)(良:2票)
30.  ロッキー
演技が下手だと?君は良い演技の本質が判っているのか?良い演技とは人に感動を与えうるかどうかがなんだよ。エイドリアンが美人じゃないと?君はエイドリアンが美人だと成立しないこの映画の文脈が判らないのか?スタローンは直球のみで勝負する津田恒美のような男。回を追う毎にへばっていくことは否めないが、この入魂の一球だけは技巧派を黙らせてしまうのだ。
9点(2003-11-19 00:09:42)
31.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 
何とも痛快なのは、この映画が「ハリウッドよこれが日本映画だ」というキャッチフレーズを掲げていることだ。「日本よ、これが映画だ」というキャッチフレーズは日本の代理店のボンクラが、よりによってアベンジャーズのキャッチフレーズとして考えたものだ。夏休み大作がいくつもある中、何故よりによってアベンジャーズなのか?ダークナイトだったらまだ見過ごせたんだが、いちばんのスカスカ映画にこのキャッチフレーズはまさに日本の映画業界のプライド喪失を表している。アベンジャーズを観てからというもの、外国人とすれ違う度に穴があったら入りたい気持ちになる。「ほら、あそこに日本人がいるぞ。アベンジャーズ程度の映画を、これが映画だ、と崇め奉る民度の低い人種だよ。かわいそうに」という囁き声が聞こえるのだ。  この映画は出演者の出演料を全部まとめたとしても、たぶんロバート・ダウニー・Jrの一万分の一にも満たないだろう。アベンジャーズが何千万ドルを費やして表現した神の世界は、どうひいき目にみても神というよりは宇宙猿人ゴリだ。それに対し、この映画では桐島=0円で見事に神がカリカチュアされているのだ。さらに高校生の自主制作映画みたいな箱庭世界で繰り広げられる人間模様は、単なる内輪もめを描いたアベンジャーズの貧しい人間模様と比較して、未来に向かって5億倍も広がりを持っている。なんと痛快なことか!一流の洒落で切り返してくれたコピーライターに感謝。これで枕を高くして眠れるというものだ。
[映画館(邦画)] 8点(2012-08-28 22:04:41)
32.  シンデレラマン 《ネタバレ》 
ボクシングものってやつは、本当に不思議と駄作がない。それは大脳じゃなくて脊髄で観るものだからさ。減量、パンチドランク、八百長、場外暴力といった、このジャンルにつきもののイベントが捨象されたストーリーも観ていて安心だ。Xew Campionという勝者の判らせ方が粋だと思ったけど、実際の試合もそうだったのね。そして、ジアマッティがやってくれました。周囲を食わず、そして輝かせる天才だ。相手は熱い男ラッセル・クロウ。鬼に金棒とはこのことだ。
[映画館(吹替)] 8点(2006-06-17 02:21:09)
33.  潮風のいたずら
こういう昔のドラマは、大抵昔観たときと同等の感動は得られないものだ。確かにタイトルクレジットあたりで、いやーな予感が漂う。しかしこいつは違った。夢がある。そしてしっかりとした話の骨格がある。たとえ設定を戦国時代に置き換えようと、インドの山奥に置き換えようと、ロマンティックは不滅だ。そう、時代や国籍を超えた普遍性があるのだ。しかも、だ。ゴールディホーン。彼女は倍賞智恵子級だ。(注:これは最上級という意味)白いものはより白く、赤いものは真紅に、それでいて、グレーはちゃんときっかり反射率18%のニュートラルグレーに見せる技を持つ。鬼に金棒状態とはこのことだ。コメディ部分をちょちょいと現代風にしてリメークすれば、スーパーマンなんか目じゃない。ただし!ゴールディホーン級の俳優を探すのはちょいと難しい。
[DVD(字幕)] 8点(2006-06-05 22:47:02)
34.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 
「ちみちみ、そろそろバットマン5作目を作ってくれたまえ」 「え~5作目ともなると2流どころの烙印をおされますぜ、だんな」 「確かにポリスアカデミーはかなりひどかったな」 「スターウォーズに習って時代を逆行してみては?」 「それはいいアイデアだな、ダースベイダーのはじまりならぬバットマンのはじまりというわけだね?じゃそーゆーことで」 別に馬鹿にしているわけではない、結構まともなアイデアだったんじゃないの。 洗練されていないつや消し黒が良い。バットマンファーストにつなげて続編の猶予を絶った潔さが良い。初代のストーリーとの矛盾をあえて残した文脈は、サラリーマンのなけなしの反骨みたいで涙ぐましい。しかし悪役については説得力ゼロである。街ごと皆殺しにする理由が見あたらない。あの忍者もどき達を支えている動機はなんなんだ。東洋人の発想は見解の相違に対してもっと寛容だぞ。 バットマンフリークにはやたらと評判が悪い。自分は初代のバットマンをリアルタイムで観たクチだが、荒削りで、必死のヒーローもなかなか格好良いと素直に思いました。 0点を付けるのは客観的に観てちと可哀想なのでバランスを取ってやや甘口判定。
[映画館(字幕)] 8点(2005-07-02 01:22:04)(良:1票)
35.  カンフーハッスル
同じタイミングで観たMr.インクレディブルとは対照的な映画だ。Mr~が緻密な設計図を元に計算し尽くされているのに対し、この映画は勢いまかせだ。キャスティング面でフルCGの優位性を思い知らされる。総合製作能力は明らかにPIXERに劣っている。唯一肉弾のリアリティを除いて・・しかしあまりに破綻のない映画を観た後この映画を観ると何だかホッとする。回数は少ないが、笑いのテンションは明らかにMr~を凌駕する。観る人を選ぶので、少林サッカーと同様、ちょい役で登場するハンケツ男の存在意義を許せるかどうかがリトマス紙である。また、突っ込みどころが満載で見終わった後の話に花が咲く。カンフーがハッスルしたのでこれはこれで良いのだ。もしマッハ!を観ていなければもっと高い点数を付けたかも。
8点(2005-01-04 17:30:41)
36.  ミルク(アメリカ映画)
みなさんはご存じだろうか?歌手のマドンナと結婚。マスコミからヒモ扱いされていた頃のショーンペンを。無名だった彼を金目当てと決めつけ、容赦なく叩くマスコミのステレオタイプには本当にうんざりしたものだ。それがどうだ。「カジュアリティーズ」、「カリートへの道」あたりから花咲き始め、その後は「デッドマンウォーキング」、「I an Sam」、そして「ミスティックリバー」と、前妻を遙か彼方まで突き放す活躍ぶり。そんな彼のオンステージであるこの映画。役になりきり度ではデニーロやアルパチーノクラス。映画としてはまあ、主役以外が霞んじゃうんだよ。古いたとえで恐縮だけど、ガラスの仮面の北島マヤみたい。立派になったな-。それにしても、のりピーの旦那にもショーンペン魂があればと思ってやまない。
[映画館(邦画)] 7点(2009-11-03 01:29:39)
37.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
ガラガラのローカル劇場で鑑賞し、あまりの面白さに友達と語り明かしたT1。期待にばくばく胸膨らませて満員の劇場に向かったT2。期待しまくってさらにその期待をはるかに上回ることなんてそうざらにはない。期待の割にコナーの猿顔に馴染めなかったT3。そしてT4。期待通りもの凄くいい感じで進んでいく。キターーーと心の中でガッツポーズ。これは傑作かも。ルドガーハウアー演じるレプリカントとそれを追うハリソンフォードことブレードランナーを彷彿とさせる展開。主役を食うロボット誕生だ。しかしだ。心臓のくだりには引っかかる。劇中の台詞にもあったが、人間はhe。ロボットは所詮it。その価値観の枠を最後まで打ち破れなかった脚本が本当に惜しい。あそこはコナーの意志に反する英雄行為である必然性があったと思うのだ。ロボットヒーローものを見て育った私の価値観とは違っただけのことかも知れないけど。
[映画館(字幕)] 7点(2009-06-07 01:12:54)
38.  ターミナル 《ネタバレ》 
なるほど、水はクライマックスにとっておく訳か。なるほど!最後にぱあーっといくのね。じょわーっと。わくわく。おお、え、ここで終わっちゃう雰囲気。マジ。終わっちゃったよ。でもしょうがないべさ、実話なんだからさ。問題はマドラスじいさんの話。せっかく浪花節でいい感じに進んでたのに、最後にひょっこり顔を出すUSA節。犯罪者は罪を償うべしってか。実話かどうかは知らんが、場の空気を読めといいたい。割と楽しめただけに惜しい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-11 23:23:11)
39.  ショーン・オブ・ザ・デッド
イギリス映画キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!! 同じ島国に生きるモノとして、ちょっと応援したくなる映画  
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-30 01:03:29)
40.  ルーカスの初恋メモリー 《ネタバレ》 
これはウィノナ・ライダーの映画デビュー作ではありません。 もっともっと幼い頃、子役で出ていたウィノナを、「この子役はいったいなんて言う名前?」とわざわざ書き留めた記憶があります。映画の名前はどうしても思い出せない、誰か教えてください。 この映画ですが、家族そろって観ても安心、後味の良いものです。
7点(2003-11-30 03:18:59)
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