21. エスケープ・フロム・L.A.
《ネタバレ》 「あの」スネークがそのまんま出てくるのがたまりません。 所々彼の過去が想像できるシーンがありますが結局何があったかは不明。 地震があって突然来るビッグウェーブに軽やかに乗るスネークとピーターフォンダ。 バスケのゴールも空からの攻撃も「そんなバカな!」ってな具合ですがそれでもいいんです! 「何発弾丸が入ってるんだ!」って気がついても見て見ぬフリをしようぜい!! 潜水艇がずり落ちちゃいそうになるのを必死に防ごうとしてもいいじゃね~か! だってそこにスネークが居るからさ。 男だったら最後までクールで一切笑わない主人公に惹かれるでしょ? ラスト、思いっきりカメラ目線で小首をかしげるスネーク。 マッチの火を吹き消して暗転するエンディング。 腐った世の中を一度ゼロにしようぜ。 そんな風刺もチクリとあって僕は最高に楽しめました。 スネークと呼べ。 前作と併せて鑑賞することをお薦めします。 [映画館(字幕)] 7点(2010-03-26 17:12:59) |
22. フェイス/オフ
《ネタバレ》 特筆すべきは主演二人の演技力ですね。 まったく異質な二人が環境が入れ替わったことによってほんの少しだけその環境を受け入れてしまいそうになる。そして思いとどまる。 悪役は最後まで悪役。そんないさぎよさが心地よい作品だと思います。 アクションについては素晴らしいのですが、終盤どうしても香港映画になっちゃうんですよね。この作品しかりMI-2しかり。 この監督が狙ってるのか自然とそうなっちゃうのかは不明ですが、終盤でスケールが落ちてしまいます。 しかしながら脚本の上手さ、アクションも平均以上、何より後味の良さで7点とさせていただきます♪ [DVD(字幕)] 7点(2010-01-19 11:31:45) |
23. サブウェイ123 激突
《ネタバレ》 凝った映像美を魅せるトニー・スコット監督。 オープニングからまるで一こま一こまがショートフィルムのような美しさと疾走感を味あわせてくれます。 主演の二人も貫禄の演技でラストまで緊張感を維持し一瞬たりともスクリーンから目が離せません。 物語が進むにつれ悪役を演じるトラボルタが一方的にデンゼル・ワシントンに好意を寄せているのが段々わかってくるけど、それに反して「犯罪者」としか彼を見ていないワシントンの冷めた演技が素晴らしい。 ラスト、銃を向けられて「俺を撃ってくれ」と懇願するトラボルタ。 結局ワシントンは彼を射殺し、奥さんに頼まれたミルクを買って家路につく。 愛情と非情が絶妙にシンクロするラストシーンでした。 [映画館(字幕)] 7点(2009-09-07 15:31:16) |
24. 天使と悪魔
《ネタバレ》 やはりロン・ハワード監督って凄い。 そして彼の作品に出演する時のトム・ハンクスは緊張感たっぷりに見えます。 ストーリーはバチカンを舞台に秘密結社が再度暗躍し始め混乱を招くってものですが、それもフェイクであり、実際誰が犯人なんだよ~となり、ラストで「こいつか!!!」と最後まで飽きさせない作り。 そこにイタリア、バチカンの素晴らしい建造物や芸術品が散りばめられ、飛行機嫌いゆえ海外旅行に行かない私でさえも「いつかバチカンに行ってみたい」と思わせるほど荘厳に魅せてくれます。 映画を鑑賞するという、この「鑑賞」という言葉がぴったり合った作品だと。 そう思いました。 そして何度も書きますがロン・ハワードって名監督です、はい。 [映画館(字幕)] 7点(2009-07-16 17:27:15) |
25. ターミネーター4
《ネタバレ》 途中までは凄く楽しめました。 皆さん書かれているとおりスカイネットに侵入するくだりがちょっと安易に描きすぎたかなと。しまいにはマーカスライトが後頭部からチップみたいの自分で取っちゃうし。。。 それ以外は凄く楽しめた映画です。 やはり映画ファンというかTファンとしてはオープニングで「あの」メロディが流れるだけで鳥肌もんです。 でかいスクリーンで思いっきり楽しむ。 それが映画。 そう思える人にはお薦めしたいですね。 [映画館(字幕)] 7点(2009-07-06 13:19:03) |
26. ウォリアーズ(1979)
《ネタバレ》 今から30年前の映画。 ロードショー公開時に「この映画を見た若者が犯罪に走った」とセンセーショナルに報道されていたのを思い出します。 私はその数年後に名画座で見たのですが、とにかく走る走る。。。その映像が鮮明に残っています。 ニューヨークでもはずれにあるコニーアイランドまで逃げるという単純なお話なのですが、70年代のアメリカ少年達が発散するエネルギーは凄まじいものです。 実際、ホンモノの組織に属する若者が多数出演していたとか。 たまにDVDで見てますが、事件が解決され巨大チームのリーダーから「お前たちはよくやった」と誉められ、それに対してニコリともせず「俺たちはベストだ」と返すラストが素晴らしいです。 [映画館(字幕)] 7点(2009-04-11 12:33:03) |
27. ドラゴン・キングダム
《ネタバレ》 オープニングからカンフー映画に対するオマージュが炸裂します。 ブルース・リーのポスターが大写しになった時は鳥肌が立ちました。 ストーリーは孫悟空(西遊記ではない)をうまく使った誰でも楽しめるもの。 若い二人の恋愛もあり、師匠二人の絡みも面白い。 ジャッキーファンなら主人公を鍛えるのに「酔拳」でかつてジャッキーがやらされていた「あの」ポーズをジャッキーがやらせているシーンに涙するに違いない。 心情的には8点を付けたいとこだけど、皆さん書かれているとおりワイヤーアクションが興ざめですね。で、-1点です。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-03 09:23:29) |
28. シューテム・アップ
《ネタバレ》 上映時間が90分に満たない。 それゆえ「一気に魅せること」に成功した映画ですね。 とにかく「むさい」主人公が赤ちゃん片手に「しょうがね~な」って空気を感じさせて行動します。そんな「男臭い」描写に好感度アップ! ただ途中でリアルな赤ちゃん人形をダミーで登場させますがあれはやり過ぎ。 どこで作った??? でもそんな部分もチャラにするくらい楽しめました。 アクション好きで未見の方は是非。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-07 11:06:22)(良:1票) |
29. プレデター
《ネタバレ》 密林での戦いは見ごたえありました。 広く見えるようで実は木々が邪魔をして視野が驚くほど狭くなる。 そして広いとこに出ると相手に見つかるというハラハラ感がよく出てると思います。 ラストのガチンコ対決は賛否両論だと思いますが、個人的にはプレデターが「こいつはベアナックルで倒してやる」って感じで凄く好きです。 男同士認め合ったってとこでしょうか。 ラスト、プレデターが自爆してシュワちゃんがヘリで運ばれますが、なんとも空虚な表情をしてるのが心に残ります。 被爆(?)してしまったことなのか、殺された友を考えていたのか、はたまた男同士殴りあった「友」を考えていたのか。 そういった余韻を残す秀作だと思います。 [地上波(吹替)] 7点(2008-11-24 10:38:22) |
30. 容疑者Xの献身
《ネタバレ》 「テレビドラマの映画化」=「所詮ドラマの延長」という穿った先入観を持って見ました。 しかし、ドラマで頻繁にあった「主人公福山と警察官柴咲」の絡みを極力抑えてあくまでも原作に忠実な作りをしていたので「いい意味」でびっくりしました。 主人公と犯人はお互い唯一の友人同士というシチュエーションも良かったですし、犯人役の堤が最後に号泣するシーン、福山の慟哭する演技は素晴らしかったです。 ドラマではメインとされていた柴咲はちょっと損な役どころでしたかね。 彼女目当てで行くと肩透かしを食うと思います。 ドラマの延長としてではなく一つの映画作品に仕上げた努力と勇気に拍手したい作品です。 [映画館(邦画)] 7点(2008-10-23 08:58:53) |
31. コン・エアー
《ネタバレ》 これぞハリウッド。 凶悪囚人達を移送する飛行機がハイジャックされるという展開。 それに乗り合わせた元軍人がニコラス・ケイジ。 友のため家族のために一人戦います。 娘(刑務所に居る時に生まれた)と初めて顔を合わすシーンが最高に泣けます。 うさぎのぬいぐるみをごしごしするとこね。 そしてそしてラストがまたブシェミで締めるという心憎い演出。 ケイジ、キューザック、マルコビッチ、ブシェミという今ではとうてい考えられない顔合わせが実現している映画。 頭空っぽにして楽しんでください。 ザッツハリウッド!!! [DVD(字幕)] 7点(2008-09-23 13:40:17) |
32. ハンコック
《ネタバレ》 単純に面白かった。予告編やCMでは一切触れられなかったシャーリーズ・セロンの正体にはびっくりした!これは宣伝広告部門のヒットですね。見事やられたという感じ。 二人が実は古くからの恋人同士ってのも良かった。 ところどころで見せるセロンの表情(怒ったり戸惑ったり笑顔だったり)が「そのことだったのか」と。 近づき過ぎるとパワーが落ちるってのは「なぜ?」って突っ込みたくなるが、それを言ってたら映画じゃなくなるわけでね。 そういったピンチな部分もよく練りこまれていたし、ラストも「世界を変えよう」ってメッセージがあって、映画の冒頭からの流れを見事完結させてました。 「ハンコ~ック!!」って子供が刑務所でウィルスミスを呼ぶシーンが良かったかな~ [映画館(字幕)] 7点(2008-09-02 09:15:47) |
33. アフタースクール
《ネタバレ》 大泉洋のファンが多かったと思われる劇場内は、彼のちょっとした一言、仕草で笑いが漏れる暖かい雰囲気でした。 ただやはり役者としてはまだまだこれからと言わざるを得ないシリアスな演技部分はもうちょっとなんとかして欲しかったというのが正直な思い。 ストーリーはあらゆる場面でフックが仕掛けられており、後のシーンで「なるほど」と唸らせるしっかしたもの。 評判の良い監督とのことで今後益々期待したいです。 劇場で見たけどDVDが発売されたらまた見たい。 そう思わせる映画でした。 [映画館(邦画)] 7点(2008-07-01 15:27:38) |
34. キサラギ
《ネタバレ》 面白い! まるで舞台を見ているような感覚になるけど、それは俳優達が脚本をうまく自己解決し表現してることの表われだと思います。 狭い空間でラストまで引っ張るけど、途中途中入る現場映像は遊び感覚満載で、ほんの注釈的な意味しかないことがわかる。 ラストに宍戸錠が出てくるけど正直不要でした。 そこが大きな減点ポイントだけどもエンドロールで楽しくヲタ芸的踊りをする出演者達に癒されたので+-ゼロとしました。 [DVD(邦画)] 7点(2008-06-09 10:15:18) |
35. フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石
《ネタバレ》 主演、マシュー・マコノヒーの魅力がたっぷり味わえる冒険映画。 近作の「サハラ」と比較されることも多くなるだろうけども、こちらの作品のほうがストーリーも無理がなく脇を固める俳優陣も安定していると思う。 最初からハッピーエンドで終わることが想像できるだけに、そこい行き着くまでいかに見せるかがポイント。その点、この作品は十分に工夫されていて魅せてくれる。 綺麗な海と夫婦仲、親子愛、男同士の友情などなどヒューマンストーリーもしっかりあって退屈はしません。 こういった作品を見るとマシューの日本での評価が不当に低いのではと思えるのです。 [映画館(字幕)] 7点(2008-06-02 09:01:12) |
36. 13ウォーリアーズ
《ネタバレ》 漢とは・・・禅問答のような会話が凄く印象に残っている作品。 女っけほとんど無し。バンデラスが語り部として一歩引いた演技をしているのも魅力的である。 漢とはなんぞや。 その手の映画が好きな人にはお薦めです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-05-30 11:46:53) |
37. アイアンマン
《ネタバレ》 面白かったんですけどなんだか退屈に見えてしまった映画でした。 主人公像がてんこ盛り(武器商人、政府の裏にも通じてる、天才科学者、大富豪、女好き。。。)でお腹いっぱいになりました。 上映時間が長すぎたかな~。 ただ、飛び方を覚えるシーンが昔やってたドラマ「アメリカン・ヒーロー」っぽくて好き!! もう少しストーリーをそぎ落としてもよかったかな。 パート2(現時点では未見)に期待です。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-05-30 17:05:32) |
38. エイリアンVS. プレデター
《ネタバレ》 個人的には凄く楽しめました。 私のような「プレデター派」としては「プレデター」でシュワとガチンコファイトをした男気がこの作品でも見れることも魅力ですし、エイリアンが持つ非道さも十分表現できてて面白かったです。 ただストーリーに雑な箇所がいくつかあって残念。 メキシコ(マヤ)の遺跡を上手く物語に乗せてましたが、あの説明のくだりを一人のメンバーがあっさり説いてしまうのがちょっと勿体無かったと思います。 映画の序盤でこのくだりを匂わせるようなものがあればよかったですね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-12-08 13:58:46) |
39. GOEMON
《ネタバレ》 この作品は時代劇という名の「映像作品」ですね。 決して「映画」では無い気がします。 監督のバックボーンからしたら狙いはそこかなと思えますし、事実素晴らしい映像を魅せてくれてます。 これにストーリーがしっかり組み合わされば素晴らしい「映画」になっていたのではと思います。 勿体無い。 江口と大沢の友情は不要だったかなと思うし、豪華な出演陣を配した史人(有名人)も多すぎたと思います。 ラストもゴリに刺されてしまいますがびっくりさせなくていいです。 もっとスリムに石川五右衛門を魅せてくれたらよかったなと思います。 そしてそして・・・僕らの鶴田真由があんなちょい役だったとは・・・(涙) 映像も出演陣も豪華過ぎるくらい豪華。 それによってストーリーが散漫になってしまった勿体無い映像作品だと思います。 [地上波(邦画)] 6点(2010-12-07 11:35:53) |
40. アバター(2009)
《ネタバレ》 上映時間も長く、物語の展開、これでもかと描かれた世界観にお腹一杯。 正直1800円(3Dだともっと高いか・・・)出してこれだけの作品を魅せてくれたら損はしません。 しかしながらこれだけ作り込まれたものにどこまで感情移入できるかは疑問。 3時間弱楽しませてくれた事実は素晴らしいことだと思いますし、いろんな方が書かれているとおり映画界のエポックメイキング的な作品だと思います。 それと一緒に「でもな~」って首を傾げてしまうのも事実なんですよね。 鑑賞する側が贅沢になってるのでしょうか。 キャメロン自身、この作品に続くモノをどんな形で提供するのか。 悩んでるんでしょうね。 こじんまりとしたSFの秀作でも作ってくれたらなんだか「安心」してしまいます。 それくらい「やり過ぎた」映画なんじゃないでしょうか。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-10-26 10:49:27) |