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藤村さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 113
性別 男性
年齢 40歳
メールアドレス the_die_is_cast@msd.biglobe.ne.jp
自己紹介 10点は出来云々ではなく、僕の映画観に大きな影響を与えた作品に与えています。

好きな映画監督ベスト3
1.小津安二郎
1.ジャック・タチ
3.北野武
3.ヴィクトル・エリセ

ベスト3と言っておきながら、4人。すいません

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81.  アニー・ホール
次にくるシーンが全く予期できませんでした。切り替えが唐突なので、本質的にずっと同じことを繰り返しているだけなのに各シーンがとても新鮮です。それがこんな地味な話を90分持たせてしまった味噌でしょう。いろんな映像手法を使ってますけど、一番面白く感じたのはアレンと精神科医の会話、ダイアンキートンと誰かの会話を分割したマルチスクリーンです。二つの受け答えがシンクロしていて、よくできているなあと感心しました。それにしてもアレンはとんでもない皮肉屋ですね。無教養な人間を皮肉り、インテリを皮肉り、そして自分自身までも皮肉ってます。結局人間なんてみんなちっぽけな存在なんだ、ということでしょうか。最初のほうで少年が言っていた「どうせ宇宙は膨張して終わるんだから」というのは意外に本心なのかもしれませんね。決して面白いとは思いませんでしたが、アレンにしか作れないであろうオリジナリティーは素晴らしいです。
7点(2004-02-15 23:03:30)(良:1票)
82.  ゲームの規則
初めて見たときは誰が誰だか人間関係が全く把握できず困惑した。2回目の鑑賞で最初のキャスト紹介を確認しつつようやくその人間関係の悲喜こもごも恋愛・友情の絡まりあった群像劇の全体像を把握することができたとともに、その立場・階級の上下左右を貫き通す人間に対するシニックな洞察の深さに見終わった後しばらく放心した。とても印象に残るパン撮影も含めて、どこまでも優雅であり続けるルノワールのカメラだが、なぜだろうか画面からは登場人物を少し突き放すような冷酷さをほのかに感じる。愛すべきオクターヴでさえそうだ。室内の会話でも決して人物には寄らず、ときにはロングショットさえ使う徹底さがそう感じさせているのだろうか。全ての人物が敗者という物悲しい結末は、ルノワールの人間観を予感させる。それにしても1シーン1ショットを原則としていながらこれだけ人物の出し入れが多いと演出はさぞ大変だろう。人を動かすのがうまいなあと感心した。 ラストシーンはどこか『ミスティックリバー』にも通じるものがある。
9点(2004-02-14 20:15:09)(良:1票)
83.  アンダーグラウンド(1995) 《ネタバレ》 
衝撃的。普通の反戦映画だと思っていたので、ラスト30分までは「なんだこのわけわからんテンションだけ高い映画は?」とイライラしながら見た。リアリティの欠片も無い映像や、頓珍漢な演出(劇場で観客が一斉に頭を右左と動かすところなど)にも辟易していたが、マルコが弟に絞め殺されるあたりで「おや?もしかして…」と“何か”に気づき始めた。どうやら駄作では無さそうだ、伊達にパルムドールを取っただけのことはあるかもしれない、と。ラストシーンでようやくその“何か”が分かった。『81/2』だ(見終わって皆さんのレビューを確認したらやっぱり同じこと思った人いましたね)。久々にこんな映画作家の才能爆発作品を見た。一歩間違えればただの「とんでも映画」になりかねない作品に、ここまでのパワーと説得力を与えたこの監督の構成力は天才。しかし、ユーゴに関する知識が全く無かったためストーリーについていけず、僕はあまり楽しめなかった。刺激的なショットや面白い演出も特に無かったので点数はこれくらいで。
6点(2004-02-13 22:54:52)
84.  三つ数えろ
この映画は人物の出し入れのうまさだけ見ていればいい。
7点(2004-02-13 13:46:17)
85.  麦秋(1951)
「アンパン食べる?」完璧に練られた脚本を象徴するこの一言。
7点(2004-02-13 13:43:47)
86.  父ありき
ロシアで別の版のフィルムが発見されたらしい。音声は日本に残っているフィルムよりもかなりいいらしい。この作品はまだ30代にして既に老成しているかのような小津の父-息子観、死生観がうかがえる。また、この時期に厚田氏のカメラもほぼ完成。
8点(2004-02-13 13:40:00)
87.  恋のエチュード
外ロケでありながら完璧な映像。海に向かう斜面で3人が遊ぶときの構図の美しさといったら……。 この作品はとにかく手紙にこだわっている。手紙の内容を書き手がモノローグする不自然さを逆説的に訴えているのではないかとさえ思う。特に妹が恥ずかしい告白をしたためた手紙をジャン=ピエール・レオーが読む際、手紙にかぶさるように内容を読み上げる妹の姿が半透明に浮かぶシーンは、リアルさからはかけ離れている。 また、妹がテニスをしている最中目がくらむシーンもトリュフォーにしてはやや不自然だが、ヒッチコックへのオマージュではないか。
8点(2004-02-13 13:15:39)
88.  キートンのセブン・チャンス
「結婚してください」と書いた紙切れを2階の女性の足元に放り投げて、その後破かれた紙切れがパラパラ降ってくるシーンは爆笑。チャップリンが舞台的な笑いなのに対して、キートンは映画的笑い。映画的空間、映画的時間に沿って繰り広げられるスラップスティックコメディはこのうえなく映画的。7時まであと30分しかないと慌てて外に飛び出し、何百人もの女性に街中を追い掛け回されクレーンで脱出したり、山の上から転がってくる岩をよけ続けたりしながら教会へ急ぐ一連のシークエンスはまさしく映画らしい映画。
9点(2004-02-13 13:04:57)(良:2票)
89.  大人は判ってくれない
擬似父・トリュフォーの撮るジャン・ピエール・レオー成長記の第一章。しかしこの監督は人が走っているのを撮るのがうまい。終盤、ドワネルが走り続けるシーンは本当にフィルムが生きている。
8点(2004-02-13 12:56:07)
90.  イレイザーヘッド
映像的に面白かったのはパペットアニメーションの部分だけだなあ。この監督は単に奇形が好きなだけでしょ。踊り子の不思議な魅力だけが際立つ作品。
4点(2004-02-13 12:48:52)
91.  チャップリンの殺人狂時代
いわゆる“チャップリン映画”を期待して見たので連続殺人鬼という設定に戸惑いを覚えた。これはチャップリンが撮るべき映画ではなかった。オーソン・ウェルズなら歴史的名作に仕立てただろうが。
3点(2004-02-13 12:35:29)
92.  チャップリンの独裁者
床屋でのブラームス髭剃りに尽きるでしょう。このあたりからチャップリンは映画作家というよりは思想家に近くなっていく。ラストシーンは評価に加えず。
7点(2004-02-13 12:28:27)
93.  モダン・タイムス
あくまでもマイムにこだわるチャップリンの誇り。「ティティーナ」を歌うシーンには鳥肌が立った。ポーレット・ゴダードはチャップリン映画のヒロインでは一番好き。
8点(2004-02-13 12:22:29)(良:2票)
94.  街の灯(1931)
チャップリンが初めて音楽も手がけた作品。実はチェロの名手らしい。あの大富豪は珍しくチャップリンが食われるんじゃないかというくらいの名キャラ。 以下はパンフレットからの引用。 『街の灯』製作中の1928年8月28日、チャップリンの母ハンナが、カリフォルニア・グレンデール病院で息を引き取った。チャップリンは母ハンナのことを「世界一のパントマイム芸人」と呼び、心から愛していた。ロサンゼルスにあるハンナの墓には一言「母」とだけ書かれている。
8点(2004-02-13 12:16:12)
95.  偽牧師
『殺人狂時代』でもそうだけど、チャップリンは犯罪者という設定でも良い人にしか見えない。最後のシーンで保安官の粋なはからいに気づかない鈍感なチャップリンには思わず「馬鹿だなあ、こいつ」と微笑んでしまいました。
6点(2004-02-13 12:07:51)
96.  チャップリンの給料日
チャップリンのマイム芸が最も堪能できる作品。レンガ積みシーンは、『黄金狂時代』のパンのダンスシーン、『モダンタイムス』のナット締めシーンと並んでチャップリン映画史に残る珠玉のマイムでしょう。バスから落ちてしまうシーンはベタだけど笑える。
7点(2004-02-13 12:03:17)(良:1票)
97.  キッド(1921)
トラックの荷台で助けを求めるキッドは映画史上最高にかわいい。終盤の夢の世界は作品全体から浮いているが、映画作家としてのチャップリンの実験精神がうかがえて個人的にはとても好きだ。
8点(2004-02-13 11:51:09)
98.  担え銃
放浪紳士だから手紙は来なくて当然だろ、と思った。木に変装するシーンで斧に怯えるチャップリンがおかしい。古典的な戦場ギャグが満載。
7点(2004-02-13 11:46:57)
99.  フェリーニのアマルコルド
ノスタルジーを描かせたらフェリーニの右に出る者はいない。この映画を撮っている最中フェリーニは楽しくてしかたがなかったのではないか。真っ白な街に降り立った孔雀の美しさは一生忘れられないイメージ。
9点(2004-02-12 23:28:06)
100.  猟奇的な彼女
期待して見たのに残念。全てのセンスが10年以上古い。韓国の最高レベルのスタッフで作ったって本当?フジテレビのドラマ班で作ったんじゃないの?カメラの動き方が落ち着き無くて下卑。前半戦最後のヒロインの演説はどう見てもテレビドラマ。木の下に手紙を埋めるってショーシャンクかい。ハイヒールで追いかけっこするときの音楽は恥ずかしくないの?って批判ばっかりだけど、主役の女の子がかわいいから1点献上。
1点(2004-02-12 23:18:56)(笑:1票) (良:1票)
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