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101.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
原作をけっこう忠実になぞってあるのでよしとしましょう。後半、残り時間を考えると原作通りのオチしか存在しないと推測つく展開が甘かったかな。トム・クルーズが子守歌代わりに歌う "Little Deuce Coupe" には大笑い、ブライアン・ウィルソン&ロジャー・クリスチャンも大喜びだったのでは? しかし、いかにダコタ・ファニングがうまいとはいえ、思い通りにならないとヒステリックに泣きわめく演技させなくても… 自分の道を進んだ息子が最後に戻ってるってのはご都合主義ですね。ま、子供向けの作品だからしょうがないか。
[映画館(字幕)] 5点(2005-07-01 19:28:34)
102.  戦国自衛隊1549 《ネタバレ》 
むかしの角川の「くどさ・くささ」を踏襲したとしたら、ぬるい!! やっぱそれを完結させるにはタランティーノもお気に入りのソニー・千葉をどこかに起用しないとねっ。旧作のかまやつさんに相当するキャラもほしかった気がする。タイムスリップ物は、その時代に残る、あるいは行った時代からこちらにやってくるキャラがいてはじめて人の「思い」が描けると思ってますから。あの愚作「タイムライン」だってそうだし、ドクター・エメット・ブラウンも残ったでしょ。しかし戦国物として、どこをどうとっても「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」にまったくかなわないというのは、結局日本の実写映画の制作者たちに想像力と緻密さがないってことの証左でもありますな。なお、タイムスリップのネタは「フィラデルフィア・エクスペリメント(実話らしいけど)」ですね。 そういえば、以後よく広まるキリスト教の年に設定したことに意味あるのかな?
[映画館(字幕)] 3点(2005-06-23 13:43:20)
103.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 
あまりに悲しいエンディング… 素晴らしい映画だと思います。でももう一度観ようという気にはなれない、今のとこ。本論から離れたところだけコメント入れます。マギー・フィッツジェラルドという名前、フランキーがイェイツに凝っていたことからアイルランド=ゲール語ネタに結びつくところは、他国人にはわかりにくいですね。なんで緑のリングコスチュームなのかってとこ含めて。冒頭の教会カソリックです、あそこが伏線で合衆国、イギリス諸島の観客は「なるほど」って解釈するはずですが、日本人にはねぇ。ダンという姓もアイルランド系なのかな? 脊椎損傷後の姿、クリストファー・リーブ思い出して余計に悲しくなり、とてもつらかった。息でコントロールできる車椅子に乗ったりしてたら大泣きしてたかも知れない。クリント・イーストウッドの老いてたるんだ肉体の存在感、ヒラリー・スワンクの眼力(めぢから)が演技に深みを加えててとてもとても心に残りました。スクラップが、フランキーの娘ケイティに書き送る手紙の内容として物語が進行していたとは、最後のシーンまで気がつかなかった。うまいっ。でも、DVD出ても観ないだろうなぁ。
[映画館(字幕)] 9点(2005-06-02 14:13:23)
104.  ザ・インタープリター 《ネタバレ》 
ニコール・キッドマンとショーン・ペンの芝居、最高ですね。ディテールで気になるところ、よくわからないところなどがありますが、二人の芝居はそれを補ってあまりあるものだと感じました。ディテールはDVDで確認したいと思います。タイトルロールで制作総指揮の一人がアンソニー・ミンゲラって出てて、見終わったあと「なるほど」とうなずける作品。多分主演二人の身長の関係なのでしょうが、安直なカット割りがなく、画面上の位置関係がつねに細部まで考えられてて映像的にも素晴らしかった。架空の国(たぶんアンゴラ付近でしょう)を背景にした作品ですが、独裁&虐殺のメカニズム、それらと国連の関係、そしてなによりも国連に携わる人の心を見事に描ききってますね。あと何度か見てみたい。
[映画館(字幕)] 8点(2005-05-27 14:21:54)
105.  キングダム・オブ・ヘブン 《ネタバレ》 
十字軍の背景、経緯を知らない人にはつらい作品かも知れませんね。イスラム側をちゃんと描いてはいるんですけど、これは現実へのアンチテーゼでしょう。ここでイスラム側が使った武器が200年後のフランスで使われるということで「ジャンヌ・ダルク」もよくわかる。城や城塞都市を責めるときの櫓はイスラムから、おおもとは中国から学んだってアメリカ人なんか絶対に知らないよね。でもエピソード増やしたら3部作くらいになっちゃうか。ってなことで当時のヨーロッパは野蛮地帯=文明は停滞してたわけです。しかし、ドラマとしては弱すぎるんじゃないでしょうか。登場人物全員が狂言回しみたいで、いじくった史実自体がメインみたいな。あ、そのためのオーランド・ブルーム主役かも。エヴァ・グリーン、トロイのダイアン・クルーガーほど大根じゃないけど弱いよね。結局みんな弱いキャラクター扱いなので、登場人物の誰かに感情移入して観るってことができない作品です。そう、ほかの皆さんも指摘されてますが、字幕最悪。端的に表すと、リチャードはthe Lionheartedだから「獅子心王」獅子王じゃないよ。歴史の知識ない人って一発でわかっちゃう。それからストーリー的に絶対おかしいのが、当時は教皇権絶頂期付近ですから、司祭を殺害した人間が故郷の村に帰って普通に暮らせるのはありえない。私は楽しめましたけど、万人には勧められないかも。
[映画館(字幕)] 7点(2005-05-19 22:31:29)
106.  交渉人 真下正義 《ネタバレ》 
鉄ちゃん予備軍で、東京地下網の秘密に関心があって、踊る見続けてるのでこの得点。踊るの細かい小ネタ、ZIP、JAZZなんていうPC小ネタなんかは関心ない人には無駄な時間でしょうけど、わたしは楽しめた。途中で出てきたリチャード・レスターの作品、見たくなりましたし。犯人の実像が最後までわからなかったのは、今後に引っぱるための布石だと思います。そこが残念。あくまでエピソードの作品ですよ。TVの「歳末警戒スペシャル」は超えられなかったけど、THE MOVIE2よりはちゃんとしてるんじゃない? 公開時期が宝塚線の事故後ってこともあって変にリアルなのもマイナス要因になりましたけど… なお、このシナリオなら本広克行じゃなくて澤田鎌作演出のほうがよかったと思うのですが、制作がROBOTじゃ無理か。
[映画館(字幕)] 7点(2005-05-16 20:16:51)
107.  カナリア 《ネタバレ》 
ロードムービーとしてよい映画だったと思うし、疎外された子供の気持ちをストレートに出したところが気持ちよかったと思います。たしかに10年前の事件をふまえてるわけですから、見る側がそれに引きずられるのはしょうがないでしょうけど、後の世に残った場合それはエピソードとしか認識されないわけですから、ドラマとして訴えるものがあるかってことだと思います。そういった意味で「子供と肉親」「子供と世間」という普遍的な命題を正面に見据えた作品だと私は感じましたね。特に由希役の谷村美月はすばらしかった。身近にそんな過去を持ってる人がいますから、実感として彼女のすばらしさが伝わってきました。母親の自殺を知ってからの展開をどうとらえるかが子供の心をいまだに有しているかどうかの分岐点ではないでしょうか? 個人的にあのラストとエンディングは支持します。一瞬で白髪になるというあざとさも「あり」だと感じますけど… ヘタクソな「銀色の道」も素敵だったし。観終わったあと幸せな気持ちでした、パッチギにつづいて10点。最近の日本映画、侮れなくなってきたと感じております。
[映画館(字幕)] 10点(2005-04-01 23:38:51)
108.  セルラー
いいんじゃないですか?メチャメチャご都合主義な作品ですけど。少なくとも入場料払って損はしないと思います。ま、できれば何らかの割引があるときに観に行ったほうが余計「楽しかった」って思えるでしょうけど。ライアン役の人の「なさけなさ」がたまらなく伝わってきて感情移入も楽だし。コラテラルのジェイミー・フォックスより人間ぽくて好感持てますね。各シーンの切り方、積み重ね方、切り替え方、とてもタイミングよくてイライラするポイントがなかったし、最後の落としどころもツボを得てると思います。キム・ベイジンガーが老けたのがちょっと寂しかった。多分タイアップでしょうけど、NOKIAの携帯ってIBMのノートみたいなポインティング・デバイスなんでしょうか?ちょっとほしいかも…
8点(2005-03-02 01:26:15)
109.  ビヨンド the シー/夢見るように歌えば 《ネタバレ》 
なんといってもケヴィン・スペイシーの歌と踊りが素晴らしい。そしてカメラワークとカット割り、ミュージカル映画を熟知しているとしか思えません。群舞の中を縫うように動くカメラはとても素敵でした。ただ、日本ではボビー・ダーリンの認知度が低いため、この映画のすばらしさをわかってもらいにくいと思います。実際わたしも「マック・ザ・ナイフ」しかタイトルとメロディーが合致しなかったし。でも聴けば「ああ、この曲」ってのも多かったな。なお、時代を反映させるきっかけとしてストーンズ、ディープ・パープルの曲が効果的に使われてて「うまいな」って感じました。そうそう、“Ray”につづいてアーメット・アーティガン登場にはビックリ、もしかして「時代はアトランティック?」
8点(2005-03-02 01:13:58)
110.  Ray/レイ 《ネタバレ》 
映画の出来としてはこんなもんすかね。たんなる伝記映画ですもん。ジェイミー・フォックス、コラテラルのほうが好きかも。ただ音楽の評価はメチャ高いです。単純にヒット曲盛り込んだだけじゃなく、そこに持って行く手法、スタジオやライブとのつなぎかた、とてもすばらしい。個人的にはなんといっても「アトランティックレコード物語」の部分が最高。アーメット・アーティガンがあらわれて、コンソールの中央にトム・ダウドがいて、ジェリー・ウェクスラーに紹介されて、「メス・アラウンド」が生まれて、マルチトラックで音を重ねる技編み出して。再現ドラマとはいえビジュアルで表現してもらえただけでうれしかった。「好きにならずにいられない」が、照明の効果で観客に受け入れられていくってシーンは、ショウビズの真髄見せられているようでゾクゾクしました。
[映画館(字幕)] 7点(2005-02-08 11:25:08)
111.  パッチギ! 《ネタバレ》 
近年の日本映画、いやこの10年に観た映画の中でもっとも心を温かくしてくれた作品です。映画って本当はこんなものだったなぁと思わせて頂きました。たとえて言うなら、NUOVO CINEMA PARADISOで上映されるべき作品。私のいる地方では「自腹じゃ」オンエアされてないけど、井筒監督、他作品の悪口なんぼ言っても許す。あの時代をちょうど中学校入ったときに過ごしましたが、あの空気感が見事に表現されてました。イムジン河に対するこだわりで観に行ったわけですけど、それはきっかけにすぎなかった。青春群像劇撮らせたらピカイチの人ですね。シナリオ、カメラワーク、編集、きれいにはまってます。特にラスト近くのラジオ生放送、葬式、ケンカ、出産をイムジン河でまとめるところ、あふれる涙で画面がぼやけまくってもう一回観ないと… 戸口を壊すシーンで爆発した涙腺を、ラストまでキープさせて頂きました。赤・青・黄の3色もきれいだった。芸術新潮2月号に監督のインタビュー載ってますが必見です。桃子の妊娠・出産までの10ヶ月を描いてたとは気づかなかった。最後に細かいツッコミ。康介のFGが72年以降のモデルだったのは惜しい、言ってくれたら貸したのに。1ドル=360円時代なので、酒屋の息子にとってC.F.Martinは高嶺の花。本当の野口ヒデトは唄とてもうまかった。でもそんなの全部取っ払ってくれます。あ、ディテールがわからないあなた、パンフ買えばちゃんと説明してくれてますよ。
10点(2005-02-06 09:11:19)(良:1票)
112.  ネバーランド
まず何よりもひさかたぶりに「The End」で終わる映画だったことを強調したいですね、何年ぶりだろ。特筆すべきはデュ・モーリエ夫人役のジュリー・クリスティ。彼女を最初に認識したのはトリュフォーの「華氏451」なんですけど、クールな感じでとても好きでした。娘や孫の生活に干渉するきつい役柄ですが、真っ先に拍手させるシナリオ、演出、そしてそれを見事に演じきってて、その瞬間涙があふれてきました。「トロイ」でブラピの母親になったときは完全な老女でさみしい気持ちになったのですが、いやあすばらしい。ジョニー・デップはあらためて言う必要もございませんし、ケイト・ウィンスレットも「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」よりはまってましたね。満点つけないのは、前半眠くなってしまって、それが睡眠時間が足りなかったからか、ビールを少し飲んだせいか、本当に退屈だったのかが判断つかないからです。あ、でも寝てませんよ。
9点(2005-01-17 16:42:27)(良:1票)
113.  TAXI NY 《ネタバレ》 
私はオリジナルのほうが好き。署長や課長のキャラクターを「ペトラ」役のマータにすべて振るの無理あるし、テンポダウンするところがあるのも残念。それにペトラはデカイ女じゃなきゃ。しかし、見事なまでにおなじシナリオ。強盗団のクルマがブラジル製、たとえばメチャメチャ改造したビートルだったりしたらもっとよかったのに。母親役がアン・マーグレットだったのは最後まで気がつきませんでした。顔に見覚えあったんだけど、もっと大きな人だったってイメージがあって。でもね、音楽は最高!!!! エンドロールのNG集で明らかにされる、窒素ガスのネタが「バリー・ホワイト」ってのは本編に加えてほしかったな。サントラとあいまって最高のギャグになったのに。
7点(2005-01-13 13:27:31)
114.  マイ・ボディガード(2004)
前の席に座ってる婆ぁ、復習劇になって以降ズリズリ前に出やがって、邪魔なんだよお前の頭。祝日だからってわけじゃないでしょうけどほぼ満員、後半になって観客が引くときの様子と声が伝わってうっとうしかった。大藪晴彦原作「傭兵たちの挽歌」が予定通り映画化されてたら、こうだったかなって気にさせられたし、映像好きだったし、なによりも音楽がすばらしかったので高得点にします。エンディングで実話というかドキュメントですよ みたいなテロップ流したんで大マイナスなんだけどね。Rinda RonstadtのBlue Bayouのすばらしさ伝えてるだけでも加点ありですよ。Oye Como Vaやってるのが“Kinky”という人たちだって確かめるためだけにエンドロールすべて観てましたが、私含めて4人以外みんな帰っちゃったのにはビックリしましたです。
9点(2004-12-23 23:51:09)
115.  connie & carla コニー&カーラ 《ネタバレ》 
「お熱いのがお好き」のリメイクですね。ジャック・レモン、トニー・カーティスの二人はいまいち後世に“コンビ”として語られていませんけど、名コンビだったと思います。この二人にマリリン・モンローをぶつけたのですから一触即発な状態ですけど、結果的にうまくいきました。このリメイクでは相手が弱かったね、デイヴィッド・ドゥカブニーじゃ。はっきり言って、押しの効かないジョン・トラボルタ以外の何物でもない。最大の難点は、MGMミュージカルネタがまったく使えなかったこと、ブロードウェイをスクリーンに昇華して表現できるのは50年代までのMGMだけです。たぶん契約の問題でしょうが、ここをうまく利用できなかったことで「華のない」作品になりさがったかも知れません。せっかくデビー・レイノルズ出てくれたのに、台詞でデディケイトしたってダメだよ。テンポが極端にスローダウンすることも多かったし、終わった後考えてみれば「整合性が取れない」展開もあったし、出来としては今年の日本映画「スウィングガール」と同列です。やってる内容が評価の対象で、映画としての出来は留保ってことでね。ただ、おもしろかったですよ、“Born to Be Wild”のシーンは「イージー・ライダー」と見事にシンクロしてましたし、主演の二人もとってもよかった。
[映画館(字幕)] 7点(2004-12-15 22:42:33)
116.  スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 《ネタバレ》 
う~~~ん、評価に困るっっっ!!!!! どーしょーもない作品でしょうけど、好きです。一番感じたのはビッグX。んで、鉄人の影もチラホラ。このページで今のところで触れられてない「オズの魔法使い」の使いかたもグッドでしたね、フィルインで「カンサス…」って聞こえたとたん、多分そうだって気がしました。エンディングにJane Monheitの"Over the Rainbow"あしらってたので思わずニヤリとしてしまいました。カメラネタでずっと引っぱってのオチ、最高の表情だったと思います、これだけで「気持ちとしては」9点なんですが。カーティスP-40のペイントも素敵だったし(逆さ文字のネタ、秀逸だよね)、だけど前置きエンジンで旋回性能の悪いマシンがメインって… 。メッサーシュミット、スピットファイア、飛燕を使えるシナリオにできなかったのでしょうか? 結果としてのの評価が低いのは、観る側のバックグラウンドとしてこんな世界への関心がなければ「なんのことやらわからない」って状態で終わってしまうってことです、特に女のひとは。だけど、「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」みたいにご都合主義なんだけど、幸せな感じがする作品でしたね。
7点(2004-12-09 21:50:58)(良:1票)
117.  キャットウーマン
ただただHalle Berryの美しさを愛でるための作品ですね。ストーリー、アクション等ど~でもよろしい。スクリーンで観ることができてよかった。Halle Berry好きなかたなら高得点、そうじゃなかったら低得点も仕方ないでしょう。
8点(2004-11-28 13:11:23)
118.  珈琲時光 《ネタバレ》 
う~ん、鉄ちゃんのための映画? 監督、日本人じゃないのに。といいつつも、万世橋の3ショットは垂涎もの、1日中ながめていたい映像ですね。山手線、京浜東北線が併走するシーンは本当に「よくある」光景、むかしはどちらも各停だったから乗り替えできたけど、今はね。観ているあいだ中「あぁ、いい時間を過ごしてるな」って気にさせられる作品だったと思います。小津作品、意識して観たことはないのですが、絶対クロースアップしない作風なんでしょうか? 気になったこといくつか書きます。まず銀座のシーンで気づいたのですが、たぶんビデオ撮り/フィルム落としのためでしょうけど、30コマ/秒と24コマ/秒の整合性をちゃんとつけなかったので、クルマの動きが変で気持ち悪い。鬼子母神前/雑司が谷に住んでて都電で大塚に出るか普通、そっから神保町に向かうか?、だったら早稲田出て東西線乗って九段下から歩けよってのがふたつめ。余貴美子が年金生活者って無理ないか? もしかして小林“大根”稔侍の起用は現代の笠智秀って意味? 最後に一青窈が実家で飯食うシーン、「姿勢が悪すぎるっ」胃下垂になるぞ。
8点(2004-11-25 13:59:28)
119.  IZO
冒頭近くで友川かずきが出てきたときヤな予感したんだけど、当たっておりました。一言で言って「アングラ映画」ですな、むかしだったらATG作品。全篇通して友川かずきが出てきて歌う映画につきあうのは、はっきり言って苦痛以外の何物でもありません。超豪華キャスト出演という惹句がなかったら誰も観に行かないよ。というかそれを逆手にとってうまい商売しましたな、奥山くん。ただ、日本映画も進歩したと思う、暗い場面でも動きわかるし、台詞もはっきり聞こえるし。むかしのアングラは画面も台詞もさっぱり、のままどんどん進行していって結局「よくわからん」で終わってたからね。
2点(2004-11-04 16:25:09)
120.  隠し剣 鬼の爪 《ネタバレ》 
たそがれ清兵衛の静謐さ、完成度の高さにくらべるとね。やっぱ永瀬正敏と小沢征悦での殺陣では屋内は無理ですか。真田博之と田中泯はすばらしかった。真田ってすべての所作が美しく、まさに侍でしたね。高島礼子が存在感ありすぎてくどいし、“いつものメンバー”の組み合わせが余計な笑いを誘っている気がしました。特に吉岡秀隆と倍賞千恵子の組み合わせは、親子の会話にしか見えないところが困る。原作、まったく知らないのですが、本当にあんな仕掛人/仕置人的手法が隠し剣なの? なお、ラストシーンのおなじ台詞の繰り返しによる感情表現は10点つけてもいいと思う、これがある映画大好きなもんで。
6点(2004-11-01 18:24:30)
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